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* Paddy & Bridget *
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守安功と雅子の二人は、アイルランドに15年以上、毎年数ヶ月間滞在し、
変わりゆくこの国を見つめ続けてきました。
そして、今は亡き名人たちを含む、アイルランドのさまざまな地方の演奏家たちから教えを受けてきました。
その活動は、ドキュメンタリー番組にもまとめられ、2002年、アイルランド国営放送で放映されました。
伝統的な奏法をベースにしながら、最近では、アイルランドとスコットランドの、17世紀から19世紀の音楽の発掘と演奏や、新しく作られた名曲の紹介なども、積極的に行っています。
毎年、何回か、アイルランドの音楽と自然と人々を訪ねるツアーを企画しており、日本からのグループを、アイルランドにお連れしています。
また、毎年数回、アイルランドから音楽やダンスの名手を日本にお招きし、日本各地で共演しています。
今までに、日本で共演したアイルランド人の演奏家・歌手・ダンサーは、以下の通りです。
ショーン・ライアン(ホイッスル)、マイケル・タブラディー(フルート、ホイッスル、コンサーティーナ、ダンス)、
グローニャ・ハンブリー(ハープ)、ジャッキー・デイリー(アコーディオン)、トニー・マクマホン(アコーディオン)、ジョー・バーク(アコーディオン)、
アン・コンロイ・バーク(アコーディオン、ギター)、アントン・マガワン(英語名 トニー・スミス、フィドル)、
ブレンダン・マグリンシー(フィドル)、マット・クラニッチ(フィドル)、バーナデット・ニック・ガワン(フィドル)、
メアリー・マクナマラ(コンサーティーナ)、カチュリーン・ニック・ガワン(コンサーティーナ、ダンス)、
ブライアン・マクナマラ(イリアン・パイプス)、アレック・フィン(ブズーキ)、イーファ・マリー(歌)
以下ダンサー
キアラ・ライアン、アン・カラナン 、セイリーン・タブラディー、パトリック・オディー、バーニー・ヴィック・ガワン、ミック・マルケァラン、
エーデン・ヴォーハン、アニータ・オロッコリン、ブライアン・オブライアン、ジェイソン・ライアン
農夫の音楽家、ジェルディー・コマーンとの コンサートの一コマ (アイルランドにて)
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守安 功
アイリッシュ・フルート、ホイッスル(たて笛)
桐朋学園大学音楽学部古楽器科卒、同研究科修了。在学中、第10回全日本
リコーダーコンクール独奏部門において、最優秀賞及び朝日放送賞を受賞。
また、江戸里神楽四代目家元若山胤雄に日本の笛と太鼓を師事し、国指定
重要無形文化財江戸里神楽若山社中囃子方として活躍する。
1987年渡欧し、スウェーデン国立ヨーテボリ音楽大学、旧東独ライプツィヒ・ゲヴァントハウス等、
各地で日本の伝統音楽及び現代音楽についてのレクチャーや、リコーダー・リサイタルを行う。
現在は、アイルランド音楽の演奏と研究に専念している。
守安 雅子
アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ(六角形の小型アコーディオン)
アイルランドで出会った音楽家たちの演奏に魅了され、アイルランドの伝統音楽と
バロック音楽の演奏を始める。ノエル・ヒル、メアリー・マクナマラ、ミホール・オラハリー始め、
現地の多くの名人たち、特にクレア地方の農夫の演奏家たちから、コンサーティーナの
伝統的な奏法を学ぶ。また、マイケル・ルーニー、モーラ・ニ・カハスィ、バーバラ・ドイルに
アイリッシュ・ハープを師事する。
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