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行程 第1日 渋ノ湯「渋御殿湯」着、泊 歩程なし 第2日 渋御殿湯(より車で)-女の神展望台-蓼科山七合目登山口(徒歩で)-蓼科山山頂-七合目登山口 歩程4時間50分 |
第1日 10月27日(土) 雨 |
ぼくの風邪で2週間延ばした結果の山行。まだ微熱あるが寒くなるので決行。 H.Iの車で早朝に迎えに来てもらったが、秋台風が東海を通過、一日中雨でとても登れず。 それでも翌日に希望を託すことに。白樺湖畔でソバを食べたが、高くてまずい。 14時「渋御殿湯」着、かなり古い。廊下は動物のはく製で一杯、部屋は民宿のようで、ヒナ情緒満点。 寒気の中、暖房は電池の入っていない石油ストーブだけで鼻孔を刺激。廊下には「2:20以前の到着には ○割増(忘れた)の料金」とか「昼のフトン使用は500円」などの貼紙がユニーク。 風呂は長い建物の両端にあり、一方の湯は古色豊かでとても良い雰囲気。古い木製の湯殿に浴槽二つ。 ひとつは床に深く埋め込まれ、座ると頭がフチより低くなる。穴の中のようだ。湯はぬるめの白濁した硫黄泉。これは源泉なのだろう。 もう一槽は透明な加熱した温湯で床の上にあるが、やはり入るに高く、座ると深い。昔のこの辺の人は巨人だったのだろうか? 広い床には蛇口も腰掛も、シャンプーどころか石鹸もない。 ここは「浸かる」だけの所のようだ。人の話では、もう一つの湯には洗い場が「ある」という。 感心して湯に入っていたら、60過ぎの男性と話が始まる。埼玉のGASスタンドをやめて人に貸し、全国を車で節約温泉めぐり、車で寝、河原で焚火をしてダッチオーブンで調理しているとか。いいなあ。 部屋に戻って3時。手持ち無沙汰で当然H.Iと飲み始める。雨はいよいよ激しく、4時頃にはもう薄暗くなる。 ストーブが臭いのもあって時々窓を開けては嵐見酒としゃれていたが、ふと見るとなんと雪が降っている。 玄関前の路面もうっすら白い。予想外の歓迎、というべきかな。 5時夕食。下の食堂へ行くと客は半分。料理はそこそこだったが税込\8,550の1割引(ネット予約)で納得。 |
第2日 10月28日(日) 晴 |
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![]() 甲斐駒(中央)のピラミッドがはっきり見える。 中央本線に乗る時はいつも南アには雲がかかり、甲斐駒はほとんど見たことがなかったのでうれしい。 北岳(左)も、この距離から、それとはっきり見るのは初めて。 どっしりした仙丈ケ岳(右)は、未だ登らぬあこがれの山。 |
![]() 木曽駒(右)、 空木(左)はすでに懐かしい。あんなに左右離れていたんだ。 |
![]() 8:50体調自信なしにつき、南側からではなく北側七合目登山口に車をつけ、 鳥居(写真)をくぐって登る。 しばらくはなだらかな道。 |
![]() 夜の冷気で凍りついた斜面を上ると、やがて雪が見られるようになり、 10:15将軍平の蓼科山荘では10cmほどの積雪(写真)。 H.Iの背景は蓼科山。 |
![]() 11:10山頂着。 岩の原がゴロゴロと広がっているサッカー場ほどの不思議な平地。 火口というほどの凹みはないが、道もなくとても歩きにくい。 |
![]() 展望は圧巻。蓼科の位置がいいので、日本の名山のうちのかなりの山が見えたのではないか。 帰宅後調べたこともあり、ある程度は 同定できたつもりだが、すべての山を名指しできなかったのは残念。 穂高連峰(左)、大キレットをはさんで白い山群の一番右が槍。 その右下の青いピラミッドは常念。 |
![]() 中央左の台形状に大きな白い塊りは立山、 右の三角形は剱岳。 遠いので拡大するとつらい。 |
![]() 前に登った山(八ツはだいぶ前だが)を確認できるのは、 旧友に会えたようで懐かしくうれしい。 山登りは回を重ねるほどハマッていくものだとすれば、そういう楽しみが増えて行くことも理由のひとつに違いない。 |
![]() 全方位の山々を堪能して、11:25元来たルートへ下山開始。 右下の小屋は蓼科山頂ヒュッテ。 |
![]() 11:35浅間山が前方に大きく存在感を示す。次はあそこへ登らねば、と思わせる力が強力だ。 13:40七合目登山口着。 佐久インター経由後、事故渋滞もあり帰宅は21時。 H.Iさん、運転お疲れ様。 |