日付2007.7.28-29
山域奥利根
山名武尊山(ほたかやま)(2158m)
同行者なし
行程
第1日 上ノ原入口バス停-名倉沢登山口-
   -手小屋沢避難小屋-山頂(沖武尊)-
   -手小屋沢避難小屋-武尊神社-
   -宝台樹キャンプ場     10時間0分
第2日 宝台樹キャンプ場-武尊橋バス停
                     1時間0分

第1日 7月28日(土) 晴れ/曇り/雨

T.Kと白馬を予定していたが台風で中止、梅雨も明けず欲求不満。
好天予報ではないが武尊に挑戦。
新幹線上毛高原駅から7:55発のバスで水上へ。多数の登山客が同乗。
しかし水上で乗換えると、ほとんど全員は谷川岳へ。
こちらは寂しく湯の小屋温泉行きに乗り、宝川手前、上ノ原入口9:08下車。
ここから1時間炎天下の舗装道を行く(写真)。暑い!
但しカスミがかかり、先行きは不明。2本ストックを初使用、これは快適。


10:05登山口、荒れている。
写真で見る限りどこが道か分からない。
小流れを渉ることを繰り返しながら登るが、ほとんど整備されていないことに驚く。


この両写真も道。草をストックで掻き分けへし折り進む。
名倉沢沿いに登るので湿気多く、草も繁茂。

熊鈴を着けた上、マムシが恐いのでスパッツも着用。

12:31昔奥多摩で見た奴に似ているな、と思ったが帰って調べたらやはり
キシャヤスデ。
8年に1度大発生し、線路を滑らせて汽車を止めてしまうという伝説的な生き物だ。大発生という程ではなかったが名倉のオキ下に散見。
また、高度の低さと季節柄しかたないのだが虫の多さに閉口。
小さいのはブユか。虫除けスプレーもあまり効果なし。
両耳の後ろを刺されてしまう。急登が続く。

12:50名倉ノオキ。オキとは尾根の端っこか? 10kgの荷がこたえ疲。見晴らし無いがここからはやや平坦。13:20雨が来たので急いで手小屋沢避難小屋へ下りる。
もうここで泊まろうと思ったのだが、小屋(写真)を見て信じられない思いで断念。
雨風を凌ぐだけの本当の緊急避難小屋。 窓はなく3畳ほどのスノコがあるだけ。
トイレもなく、道に人糞が臭う。水場はあるはずだが草が多く場所不明。
とても泊まる気になれず、おにぎりだけ食べ、荷をデポして小リュックで頂へ。
1415雨上り助かったが、道はぬかるみ。15:10休もうとするが虫多く休めない。

15:30頂上。風があるので虫はいない。が、ガスで視界はゼロ。反対側から別のパーティー来る。老人が「いい山だねー」と言うが素直に賛成できない。あるいは前武尊方面のルートは良い道なのか。しかしマイカーで来るのは面倒なのでそっちから登るとなるとバス停から長い車道歩きになってしまう。
休みもせず、すぐ引き返す。下りは虫の襲来はないが、泥道は同じ。
スパッツと靴とカッパズボンはすっかり泥だらけ。
17:00手小屋沢小屋へ戻る。なんとテント2張ある。
時間は遅いが暗くなるのを覚悟で武尊神社方面へ下山開始。


17:57剣ヶ峰分岐、ここからは平坦な道。カッパズボン脱ぐ。
18:45武尊神社、ゲートあり、熊出没注意の大看板(写真)。
上ノ原口にはなかった。
こちらの道の方が整備されている。
もう暗い。ヘッドランプを点けて歩く。


19:10宝台樹キャンプ場、もはや真っ暗。10時間歩行で足の裏が痛い。
ここに泊まることにする。夏休みの土曜、家族連れで大賑わいだ。
バンガロー、と思ったが\8,000。常設テントなら\1,200というのでテントへ。
このテントは木枠で基礎を作り、毛布も敷かれていてなかなか快適。
\500で風呂に入り、ほっとする。ラーメン作って寝たのは22時。
写真は翌朝のもの。

第2日 7月29日(日) 曇り

4:30起。アルファ米とスープでゆっくり朝食、6:20出発。
写真はキャンプ場の受付。
売店もある。
1時間歩いて武尊橋バス停(右)へ。
足の痛み直っている。
7:30バス乗、13:30帰宅。

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