| ![]() |
行程 第1日 檜枝岐登山口-駒ノ小屋 3時間30分 第2日 駒ノ小屋-会津駒ヶ岳-中門岳-会津駒ヶ岳-駒ノ小屋-登山口 5時間20分 |
第1日 8月1日(火) 曇り一時雨 |
![]() 7:12新宿発の東武日光直通「日光1号」に乗。下今市で乗換え、10:20会津高原尾瀬口下車。携帯を使おうと思ったら圏外で驚く。 バスで桧枝岐(ひのえまた)11:55着。全く山奥。途中曇天から雨が降り出しゲッソリしたが、着くころには止む。意外に桧枝岐は携帯が通じ、必要な連絡を済ます。車のT.Kは約束の12:30に間に合わず、奥只見方面の工事で遅れるという。ハーブガーデン喫茶を見つけ時間をつぶす。鄙には稀な店。ヴィヴァルディの「四季」をかけてくれて、「秋」になった頃、T.K到着。彼の車で登山口(写真)に乗りつけ、14:00登り始める。 |
![]() |
15:00休憩。団地の階段でトレした結果か、 T.Kから「速くないか?」と言われる。 ふふふ、内心うれしい。 16:03高山植物がちらほら見え始める。 イワハゼ(アカモノ)。
16:43コイワカガミ。
|
![]() |
中はミツバオウレン。光が弱くなってきているのが惜しい。
右はツマトリソウ。前からとても見たかった花。 |
![]() |
![]() |
![]() 表情が中途半端なのはT.Kのシャッターがなかなか下りなかったため。…というかシャッターの反応が鈍いのかも。待ちくたびれの顔です。 本来ならここから会津駒が見えるのだろうが、ガスで見えず残念。それでも当初心配された雨はなくよかった。 |
![]() しかし入口前に立ちはだかった小屋番の人に「完全予約制」についてと、登山口に掲示してあった「休日」について長々と高説を聞かされる。予約してあったんだけど…。虫が刺すのならサッサと入れてくれればいいものを、と正直思ってしまう。ま、素泊まりのみで\3,000だから仕方ないか。 平日とはいえ、お花の盛んなこの時期に人は少ない。東京からアクセスの悪いためか。それも今回の狙いではあったが。 部屋は2階の十畳ほどのスペースに5人。楽ではあったが、歯軋りのひどい御仁が一人居られて閉口。なおトイレは別棟。二階建ての二階で立派。屎尿は空輸とか。 |
第2日 8月2日(水) 快晴 |
![]() |
4:50起床。風やや強く、裏手のプロペラ発電機の音が断続的に高まる。 予報は曇りだったのであまり期待はしていなかったのだが嬉しいことに快晴! 燧、至仏、平ヶ岳、魚沼駒ケ岳、見ゆ。 5:50会津駒ケ岳を背景に撮る(左)。
5:54燧(ひうち)の双耳峰がくっきり(右)。
|
![]() |
![]() |
6:10昨日とは光が全然違う。会津駒から中門岳まで往復するのでデイパックに軽装備で出発。
6:14今回の主目的だったハクサンコザクラ。 |
![]() |
![]() |
6:18駒ノ小屋を出てすぐの木道。気分最高。 すれ違った人の話では、昨日の朝は雨だったとの事。 T.Kと運の良さを喜び合うこと再三。 運といえば、T.Kが前日通って来た奥只見からの道は、土砂崩れで閉鎖の所、やっと一昨日から再開されたばかりだったのだそうだ!!
左の写真の位置で振り返った所。横向きの棟がトイレ。
|
![]() |
![]() |
6:22コバイケイソウの新芽。今回早かったのか花は見られず。 アスパラガスみたいで美味しそう。 6:27会津駒方面から振り返った駒ノ小屋と燧ヶ岳(右奥)。尾瀬はすぐそこ。 |
![]() |
![]() |
![]() |
6:30会津駒ケ岳山頂。 左奥は燧。 樹木のため見晴らしは 半分ほどしかない。 |
6:35会津駒から中門岳。 左奥は魚沼駒(右)と中ノ岳(左)か。パノラマ撮影も大成功! しかしこの頃から下腹不調、ついにキジ撃ちへ。ところが、 踏み込んだ草原にもお花が咲き競っており、足の踏み場にも困ってしまう。 |
![]() |
7:05ショウジョウバカマ。そう多くない。
右はミヤマリンドウ。小ぶりだが光があるので印象は強い。 |
![]() |
![]() |
7:30中門岳は、奇跡のような山上の楽園。尾瀬も遠く及ばない。 花々と、池塘と青空と静けさと、遠景の山々、それに今回はT.Kという同伴者。こんなに気持ちの良い経験は、本当にない。 二人で20分はゆっくりしていただろうか、いつまでいても飽きないようだった。 やがて、そうもしてられないか、と腰を上げ、奥のピークまで行く。これが8:00、惜しみつつ帰路につく。 | ![]() |
![]() |
7:53モウセンゴケ。まったく予測していなかったが、中門岳の行止まりにたくさんあり、気付いてから注意して歩くと帰路にも多くあった。が、不思議にハクサンコザクラとは住み分けているようだ。
8:27ハクサンコザクラの写真は難しい。いくらでもあるのだが、なぜか木道に背を向けているものが多く、姿のいいものを撮ろうとすると群落になっていなかったりする。ハァ。(ため息)
|
![]() |
![]() 往復はあまりに気持ち良かったので2時間の予定が3時間になってしまった。 9:40帰路に出発。9:49前日ガス中で得られなかった展望をゲット(写真)。 この右肩が中門岳かと思ったがそうではなく、2098mの名のないピーク。 深田久弥のいう「駒のような姿」とは、この眺めに違いない。 足をかばいながらゆっくり下山。 |
![]() 「駒の湯」で入浴。残念ながら少しカルキの臭いがする。 昼食には「断ちソバ」を食べに行く。何が断ちソバかと訊いたら、包丁で断つのだという。当たり前ではないのか? 要するに十割ソバだというので、よく分からんが辛うじて納得。山帰りにはうまい。 T.Kに浦佐駅まで送ってもらう。次にこの辺の山に来られるのはいつになることか。ちょうど来た1時間1本の新幹線に乗り、21:30帰宅。 |