SSS(Subsurface
Scattering)
「F5」 を押して図2の”SSS”パネルで設定をおこないます。
“Subsurface
Scattering”ボタンをONすることにより使用することが出来ます。
適用例が図1です。猿のオブジェクトの後ろ側に光源があります。光源から見て表となる面を透過した(衝突した面で拡散した)光が後ろ側の面にまで達しています。

図1

図2(“Scattering”のイメージ)

図3
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“Custom”
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予め用意された設定を用いることが出来ます(図4)。
“Scattering”(拡散)する光の強度は”Lamp”の強度に依存します。

図4
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以下図1のオブジェクト(Monkey)を用いて説明をおこないます。
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“Scale”
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光(“Scattering
Color”の色の光)が裏面で拡散する範囲を設定します。
例:”Scattering
Color”=白(R=1.0,G=1.0,B=1.0)の時

“Scale”=2.0
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“Scale”=10.0
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図5
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“Radius
R”
“Radius
G”
“Radius
B”
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各色の光線が裏面で拡散する範囲の設定を行います。
(”Scale”や”Radius
R”等の値との関係で拡散する光の様子は異なってきます。)
例1:”Scattering
Color”=白(R=1.0,G=1.0,B=1.0)、”Scale”=2.0の時

“Radius
R”=0.0
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“Radius
R”=100.0
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図6
例2:”Scattering
Color”=赤(R=1.0,G=0.0,B=0.0)、”Scale”=2.0の時

“Radius
B”=0.0
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“Radius
B”=100.0
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図7
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“IOR”
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拡散光(表面、裏面)の密度を設定します。値が大きいほど濃くなります。
例:”Scattering
Color”=白(R=1.0,G=1.0,B=1.0)、”Scale”=10.0の時

“IOR”=0.1
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“IOR”=1.3
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図8
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“Scattering
Color”
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拡散光(表面、裏面)の色を設定します。
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“Col”
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拡散光の色の設定を行います。
“Col”=0.0:拡散光に”Diffuse
Color”かテクスチャの色のみを使う。
0.0<”Col”<1.0:拡散光に”Diffuse
Color”かテクスチャと”Scattering
Color”を混ぜた色を使う。
“Col”=1.0:拡散光に”Scattering
Color”の色のみを使う。
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“Texture”
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“Col”と同様に“Scattering
Color”とテクスチャの色を混ぜ合わせる(マテリアルに適用していない場合にも)。
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“Front”
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表面で拡散する光の強度。
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“Back”
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裏面で拡散する光の強度。
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“Error”
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計算精度の設定。値が小さいほど精度は高いが時間がかかります。
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