「ぼくはいま・・」 タミーからみなさんへ


タミーが辿りついた工務店からほど遠くない
ところにこんな猟場がある。


タミーは、こんなところで自分の主のために
懸命に働いて、その挙句撃たれ、捨てられた。信頼を裏切られた・・・・


この素敵な笑顔を見てください。
僕はこんなに幸せになったんだ〜・・・・と
言わんばかりの表情でしょう?
 「ククク・・・もうすぐウッドデッキを
  作ってくれるんだって〜。楽しみだなぁ。」




ウッドデッキが出来て、くつろぐタミー。
これも皆さんのおかげだと・・・喜んでいるタミーです。
ぼくのことを心配してくれるたくさんの人がいるって聞いたよ。
みんな、ありがとうね。あの時は、とっても痛かったし苦しかった、おなかもぺこぺこで寂しかったけど、今ぼくには二人のかーさんがいるんだよ。ぼくを最初に保護して病院へ運んでくれたひろみかーさんと、毎日おいしいごはんをくれて優しくなでなでしてくれる育てのせつこかーさん。
ふたりともいつもぼくを気にかけてくれて、ひろみかーさんは会社の人たちとお庭にデッキを作ってくれたし、せつこかーさんはぼくがお姉ちゃんのブーツをカジカジしちゃったり洗濯物で楽しく遊んじゃったこと許してくれたんだよ。ぼくはそんな二人のかーさんがだーいすきで、いっぱいいっぱい幸せだなーと思ってる。
ぼくのまわりは優しい人がいっぱいだよ。これから何回か手術をしなくちゃいけないんだけど、ほくにはたくさんの人がついていてくれるからきっと頑張れるよ。みなさん、ありがとう。これからもよろしくね。

タミーは、体の回復とともに本来の彼らしさを取り戻し表情もいきいきとしてきました。
雑誌や新聞の取材で広い場所へ出た時も、野鳥を見つけて狩猟モードにスイッチオン!危うく人間が田んぼにドボンの面白写真になるところでした。

かつては狩猟犬としてのしつけから押さえ込まれていたのか、推定年齢7〜8歳とは思えない子供っぽいしぐさとイタズラも見られるようになってきたというのが嬉しくも複雑な気持ち。その愛らしい笑顔に「おそらくこの子は自分に何が起きたのか理解できていないだろう・・」との思いが重なり、タミーの純真さがよけい胸に沁みます。ふつふつと湧き上がる卑劣な人間への毒々しい憎しみの感情を、まるで溶かしてくれるように、それはそ〜っとやさしく流れ込んでくる・・。愛情で包んであげたいと思っていても、まっすぐな愛情に救われているのはいつだって私たちのほう・・犬との生活ってそういうものですよね。

この哀しい事件を一部の胸にしまいこんではいけない、こんな卑怯な人物が2度と銃を手にすることがないようにと私たちは考え、この事件の真実の解明を求めALIVEと連名で茨城県取手警察署へ刑事告発をしました。無事受理され、これからタミーの事件の捜査が始まるはず。

これからも皆様の応援をパワーに変えて頑張るポチたま会です。どうぞよろしくお願いいたします。

現在、ポチたま会ではタミーの手術をどうするか、獣医と検討中です。というのは、散弾を全部取り切れるのか・・・、どのくらい摘出できるのか・・・、手術は何回しなくてはならないのか・・・、取り切れない場合、痛い思いをさせるだけにはならないか・・・何がタミーにとって一番いいのか・・・・と。
この夏から少しずつ始めようと考えています。

多くの方から頂いたタミーへの募金(夢基金)の中から、この夏快適に過ごせるように、ウッドデッキをタミーにプレゼントしました。
どうですか?気持ちよさそうでしょう?タミーはとっても気に入ったようです。
皆様のお気持ちに、大変感謝しております。