2006年 初夏
・・・ フラワーカナルで元気に走る ・・・
ギブが住むこの町にも、爽やかな季節がやってきました。
この時期はフラワーカナルといって川の土手沿いにポピーの花が咲き誇り、大勢の住民の方たちが桜に続いてポピーの花を楽しみ、時にのんびりと散策に来られます。
そんな環境で、ギブはすくすくと育っているのです。いまでは抱えられないほど大きくなりました。
ギブは週末にお父さんとこの土手を散歩するのを楽しみにしています。きれいな空気を味わいながら歩く・・・・いやいや、走る・・・いや疾走するといったほうがいいかもしれません。でも、このひと時を満喫するのです。
ギブは普通に歩くことはできませんが、走るのは得意です。
今では一気に50mくらい走ります。すごいでしょう・・・!?
先天的な奇形で、首が座らず、お座りや、歩行はで来ませんが、ちゃ〜んとご飯も食べれるし(お母さんに助けてもらってるけどね)、お水も飲めるし、おしっこやウンチも自分の力で出せるんです。
生きてることが素敵・・素晴らしい・・と思ってしまうんです。
残念ながら、ギブはとっても速く走ることができるけれど、上手く止まることができません。最後は転んで、止まるんです。
だけど、転び方がいいのでしょうか・・・けがをしないんです。
運動神経がいいのかな・・?
この時期の草が生い茂った、やわらかい土手を走るのがギブは大好きなんです。お父さんが「お〜い・・どこまで行くんだぁ・・」と心配するほど、あっという間に見えなくなるくらい走っちゃうんです。
そして、また転んで止まる・・また転んで止まる・・
何度転んでも、お父さんとの散歩は楽しくて・・・・
何度転んでも、このきれいな土手で走るのは楽しくて・・・
元気なギブはこの週末もお父さんと土手に出かけていくんです。
このきれいなフラワーカナルとギブに会いに来ませんか?
といっても、ギブはかなりの人見知りなんですけどね・・・
でも、命の素晴らしさを教えてくれるとおもいますよ。