エッセイ
お名前:あのにます
タイトル:悪いエリート主義
本文:
このサイトには高知能団体メンサの会員も多く訪れるとのことだが、よもやそこにこんな反エリート主義の主張が出てくるとは、ビックリした人もいるだろう。ただ、大部分の方はご安心なさると良い。私は一般的に言われる「エリート主義」を否定するわけではない。
私の攻撃目標は、しばしば理想主義・平和主義・社会主義の傾向を持ち、人権・教育・社会的責任・環境等のフィールドで活躍する、いわゆる活動家や一部のマスメディア・法曹関係者である。彼らは自らの主張が正しいという信念だけをたよりにして、社会全体に提案し実際に自分の主張を実現してゆく。この有様が、私には誤ったエリート主義であるように感じられる。
ある主張が民主的な社会に受け入れられるためには、多くの人の賛成が必要である。したがって政策提言であれば、政府・議員による検討の結果、支持されるに至るべきであるが、彼らはどうもそう考えない。そして自らと違う考えのものに「劣っている、古くて時代遅れ、正しくない」とのレッテルを貼る。自らの意見が日本の社会の平均からかなり乖離していることは一切考慮しない。
例えば、教育の現場での人権意識の強要は教師の萎縮を招きうる。だから、確かに人権は重要な事項だが、実際の教育現場やその地域の常識的な価値観からの遊離は慎むべきでもある。だが、それは「古くて、誤っている」ようだ。
なぜ彼らはこうまで独善的なのだろうか? 彼らの心の中にはなぜ、他者と意見交換する前から、結論が存在するのだろうか。これらは民主主義とは全く相容れない姿勢なのに、そのような彼らはなぜ「民主」とやらを標榜するのだろうか。
過去にも彼らは社会主義や北朝鮮を美化してきた前歴がある。今では非常に間違った考え方であると判明しているが、彼らに騙されて80年代まではそういう美化が大手を振ってまかり通っていた。
ところで、優秀な人間がそうでない人間を脇におしやって活躍する事は、しばしば社会にとって有益であり、その意味で私はエリート主義者である。金銭的な理由で有望な若者が能力を発揮できないなら、社会は自らのためにそういう者を支援すべきである。下らない平等主義など一昨日来やがれである。
しかし、困ったエリート主義者は、そうではない。そもそも彼らの大半は自らをエリート主義者とは思っていない。にも関わらずタマタマ気に入った信念が、世界唯一の真理であると頑なに決め込み、それを人に押し付ける。しばしば、それが理想・平和・平等という、中々反論しにくい綺麗事だから、彼らはそういう理念を信じる自分も正しい、と信念は一層強まってゆくのだろう。
我々はこういうオカシイ人を徹底的に無視し排除するべきであろう。議論が成り立たない。
また、これは中でも極端な一部のタイプではあるが、他者の批判を受け入れず、それを中傷・誹謗とのみ受け取り、どうして?と不思議になるような攻撃的な発言(これこそ中傷の名に値する)を繰り返す者もいる。いつも同じ発言の繰り返しであり、そのことは彼らに真の知性がないことを何よりも雄弁に物語る。こういう人でも、我々の言う事を表面上受け入れる時もないわけではない。しかし、ほとんどの場合上部組織の命令や、その場で浮いてしまっていることが不利益だと考えているだけで、そこに建設的な意味での反省はない。
実のところ、彼らの大部分は、人当たりのよい真っ当な人間である。社会への関心が高い分、立派であるとさえ言える。しかし、社会を見る眼が独善的・教条的で、違う意見から学ぶことはない。こういうタイプこそが戦前の日本の軍国主義やナチズムを支えてきたエリート(社会に貢献しようとの気概も強く、信念に殉じようとした若者が多かった)であったのに、現在の彼らは自らこそその対極にいると確信しているのだから滑稽である。
お名前:Voltaire
タイトル:沖縄の在日米軍の強姦事件について
本文:
頭が悪いくせにエリート意識満々のバカマスコミやらが、どうも沖縄の在日米軍に対し、出て行けと言いたげである。彼らの主張によれば、在日米軍の隊員は1件の強姦事件も引き起こさないよう努めるべきなのだそうだ。
無理だろ、それ。強姦の発生件数が比較的低い日本でさえ、年間1千500件程度届出が出されているポピュラーな犯罪である。日本の15〜60歳の成人男性人口は4千万人を超えているので、1万人につき0.3〜0.4件はおきている計算になる。
もちろん、被害者の全てが届出を出しているとは考えにくく、実数はこの10倍に達するだろうと、左翼系と言うかフェミニストの方々がよく強調している。それがもし本当なら、日本の成人男性(15〜60)の1万人につき3〜4件、しかも毎年コンスタントに発生していることになる。
ここから考えても、在日米軍約2万人という集団において、この犯罪の発生を1件も起こさない、というのは非常に難しい。もちろん、強姦のような凶悪な犯罪など1件も起きないほうが良いに決まっている。だが、日本人においてもそれなりに発生している犯罪を、非日本人に対してだけ「1件でも発生したら反省が足りない」と言うのはどうだろう。同じことを日本人の同規模の集団に言えるのだろうか?
例えば人口5万人の市であれば、15〜60歳の成人男性は在日米軍同様2万人を超えており、強姦発生は、先ほどの試算によれば年間6〜8件ほど生ずるはずである。本当に在日米軍は言われるほど危険な存在なのであろうか?おまけに、日本は強姦発生頻度が他の先進国より相当低いと言われている。すると、日本に比べはるかに発生頻度の高い国、例えばアメリカから来た男性はやはり危険なのだろうか?それならオキナワに行かせてはいけないよな。
まあ、それはともかく、何千人何万人という集団において、決してまれとは言えない犯罪が発生しないことを現実問題として求めるのは到底無理なことである。そのようなくだらないギロンを避けて、意味のある建設的なギロンをすべきなのだが、まあ、アメリカを悪者にしておけば一丁あがりのバカに何を言ってもムダか。
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