ショックリーダーについて

ショックリーダーを組む場合、一番気にするところは太さと長さ。
太さについてメインラインの何倍と言う基準は無く、長さについてはエリアや釣り方、対象魚の大きさによって決めている。
自分なりに使用しているリーダーについて、経験を含めて考察してみた。

リーダー

1 フロロ3号(12lb)クラス  
このあたりのラインはマダイジギングかタイラバに使用する程度で、それ以外のジギングに使用することは滅多に無い。
警戒心の強い魚に使用するイメージで使っている。

2 フロロ5号(20lb)クラス
シーバスやタチウオに使用、タチウオの場合は歯切れ防止に、先端へ12号程度のリーダーを連結している。
この釣りではリーダーを太くまた長くしてしまったりりすると、その太さが抵抗になり潮に取られやすく細いPEを使用するメリットが消えてしまうので注意。
抜き上げやランディングに必要最低限な、竿一本半程度の長さが有れば十分と考える。

鯖狙いのライトルアーなら20lbのリーダーでも充分通用するが、時にはメータークラスのシイラが掛かったり、30lbの太さでもさほど食いは変わらない為、私は30lbを使用する事が殆どだ。

3 フロロ8~14号(30~50LB)クラス
最も良く使用するショックリーダーがこのクラス。
ライトジギングでは8号、5kg以上が掛かる場所なら12号を使用している。
長さはランディング時の走りに備えてロッドの長さの2.5~3倍(5~6m)は欲しい。(30m以下の水深が浅いタナを攻めるならば竿2本程度でも充分)

30lbあたりの太さだと、ランディングの際に魚に走られ船底に擦ってしまうと、船底の異物により簡単にブレイクしてしまうのでロッドワークには要注意。

4 ナイロン40lbクラス
主にジギングでは無くキャスティングで使用している。
キャストした時にガイドトラブルがフロロに比べて少ないと感じているが、キャスティングはリーダーを短く取るので本来どちらでも大丈夫ではないかと思う。

5 フロロ80lb~130lbクラス
遠征や10kg以上を狙うならばこのクラスのリーダーが必要であろう。
私は80lbを基準に使用しているが、この太さでも根ズレで結構簡単に切れてしまう。
魚を取りたかったら、130lb等の太いリーダーをチョイスするに越したことは無いと言うのが正直な所です。

10kgクラスでもある程度止めきれるタックルなら100lbあたりのリーダー使用がベストだが、ライト気味なタックルでチャレンジする場合はリーダーの長さを極端に長く(8m以上)取ってカバーしている。
ラインはラインテンションが掛かっている時に根ズレすると一瞬で切れるが、ライトラインでドラグが滑っていてラインテンションがさほど掛かっていないと意外とブレイクしにくい。
とは言ってもPEが擦れてしまえば瞬殺で切れてしまうので、この辺のセッテイングは運も多分にありますね。

6 ナイロン50号~80号クラス
根回りの大物狙いで使用している。
大型のカンパチやイソマグロ狙いで使用している。
何故こんな太さを使用しているか?
過去 130lbクラスのリーダーで瞬殺ブレイク連続していた時に、ブレイクを続ける私に船頭が「泳がせ釣りで使用しているハリス80号なら多少擦れても切れないだろう」とアドバイスを受け使用。
この多少擦らせて取るスタイルで20~30kgクラスのカンパチ、イソマグロを釣り上げる事が出来ている。
南方の根回りで大物を狙うならば、思い切って太いリーダーからチャレンジしてみてください。(特に夜釣りは目一杯太いリーダーを使用して下さい。)

ちなみに、キハダ狙いの場合は釣れる場所的に擦れる恐れが少い場合が多く、ジギングではリーダー20号~30号で30kgクラスまで取れています。
これは昔のタックルで取ったケースなので、今の道具ならばもっとライトな仕様で取れると思う。

体験すると良く判りますが、リーダーの太さは根ズレの有無によってかなり変わってきますね。

 

続きは暇なときに更新します。

 

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