ホソミオツネントンボ ホソミオツネントンボ
<細身越年蜻蛉> 2006-2-11
撮影場所 松川町


冬枯れの里山の麓で
見かけない昆虫が飛んでいた。
イトトンボに似ている。
まさか厳冬の2月に
トンボが飛ぶはづがないと目を疑ったが
近くの枝に止まったのは
紛れもなくイトトンボである。

トンボは夏の昆虫と先入観があり
何度も目をこらしてみたが、やはりイトトンボである。
残念ながらマクロレンズを持っていなかったので
小さいイトトンボの鮮明な写真を
撮ることが出来なかったが
まだ蕾も堅い枝に止まったところを撮影した。

後で調べてみると成虫のまま越年する
トンボが3種類ほどいるらしい。
寒い信州の地でも越年できるイトトンボは
漢字で書くと「細身越年蜻蛉」と書くのかな?

枝の堅い蕾とともに春を待ちわびている。
近づいても逃げず、擬態とも思える
この姿に強い生命力を感じた。


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