Sigilを使う

 SigilはEPUB形式のファイルをつくるフリーソフトです。 世界的には最も利用されている評判の高いソフトです。 しかし、日本では縦書きでかつルビをふる機能が小説には必要で、EPUB2の時代までは利用が広がっていませんでした。

 電子書籍は利用の広がりに応じて新しい規格が順次発表されています。

  • 2007年9月  EPUB公開
  • 2010年6月  EPUB2公開
  • 2011年10月  EPUB3公開

 現在EPUB3が最新版です。 EPUB3でようやく、「縦書き機能とルビ使用機能」が加えられ、伝統的な日本の表現ができることとなりました。 Sigilは、でんでんコンバーターと同様にEPUB3対応のソフトです。

Sigilの歴史はこちら
Sigilのインストールはこちら

Sigilの環境設定をする。

Sigilを使用する前に、EPUB3形式の電子書籍を作成するように環境設定をします。

  1. Sigilを起動します。
    Sigilのスタート画面(左にブックブラウザー、中央にブックビュー、右に目次)が表示され、ブックビューは白紙の状態です。
  2. ツールバーの「編集」をクリックし、メニューから「環境設定」を選択します。
    設定画面が現れます。
  3. 「全般の設定」を選択します。
  4. 「新規または空のEPUB作成時の形式」をバージョン3に設定します。
  5. 「言語」を選択します。
  6. 「ユーザーインターフェイス言語」を日本語に設定します。
  7. 「メタデータのデフォルト言語」を日本語に設定します。
  8. 「OK」ボタンを押し、上記の設定を保存して、Sigilを終了します

 Sigilの環境設定を変更した場合、その変更は次のSigil起動から有効になりますので、環境設定を変更したら、一度Sigilを終了するようにしてください

目次のある簡単な電子書籍を作ってみる

 でんでんコンバーターと同じく、まずは簡単な電子書籍を作ってみましょう。 「第2章 とにかく始めてみよう(でんでんコンバーター編」の「とにかく始めてみよう」ページをコピーして、Sigilにペーストして原稿にします。

  1. Sigilを起動します。
    Sigilのスタート画面(左にブックブラウザー、中央にブックビュー、右に目次)が表示され、ブックビューは白紙の状態です。
  2. 設定環境を確認します。 Sigilスタート画面の左上に"untitled.epub - epub3 - Sigil"と表示されているはずです。もしepub2と表示されていたら、上の手順「Sigilの環境設定をする」を実施してください。
  3. 原稿をコピーします。 このホームページの「第2章 とにかく始めてみよう(でんでんコンバーター編」の「とにかく始めてみよう」の画面を開き、テキストをドラッグ、コピーします。
  4. 原稿をペーストします。 Sigilのブックビューにカーソルを置き、ペーストします。 「クリップボードのデータをプレーンテキスト形式でペーストしますか?」が表示されますので「Yes」を選択します。
  5. コピーしたテキストがブックビューに表示されました。
  6. 見出しを作ります。 カーソルをテキストの一番最初にある 「でんでんコンバーター とにかく始めよう」の行に置き、ツールバーのh2ボタンを押します。
    文字の大きさが変わりました。 これで見出しレベル2に指定したことになります。
  7. 見出しを作ります。 カーソルを 「でんでんエディターを使う準備」 に置き、ツールバーのh3ボタンを押します。
     文字の大きさが変わりました。 見出しレベル3です。
  8. 同様に
    「でんでんエディターを使ってみる」
    「作った原稿テキストを作業フォルダー「EP」に保存してみる」
    「まとめ」
    を見出しレベル3にしてください。
  9. EPUB3用目次(nav.xhtml)を作ります。 ツールバーの「ツール」ボタンを押し、目次→目次の生成を選択します。
    「OK」ボタンを押せば目次(nav.xhtml)が生成され、本文の後ろに追加されます。
  10. 本文前のHTML目次を作ります。 もう一度、ツールバーの「ツール」ボタンを押し、目次→HTMLの目次を作成を選択します。
    「OK」ボタンを押すと、今度は目次(TOC.xhtml)が本文の前に追加されます。
    目次を二つも作るのはおかしな気もしますが、TOCはTable of Contents(目次)の略で読者用に本文に飛ぶ機能だけを抽出してEPUBリーダーで閲覧するとき、目次を本文と同レベルで見ることが出来るよう、本文の前に置いてあります。 AmazonのベストプラクティスもTOCを本文の前に置くことを勧めていますので、必ず二つ目の目次も作るようにしましょう。
  11. 本のタイトルを作ります。 ツールバーの「ツール」ボタンを押し、メタデーターエディターを選択します
    dc:titleが本のタイトルです。 dc:titleの「値」にカーソルを置き、 試作 と入力します。
  12. EPUB3形式のファイルをセーブします。 ツールバーのファイル→保存と選択し、aaSigil.epubを保存します。

 以上の操作で、本文、目次、書籍名からなる電子書籍の入力が終わりました。 出来た電子書籍を見る手順は、ここで


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