差し込み印刷で欠番のある場合のIFフィールドの挿入方法
 
Word2002以降
だとえば、
忘年会に参加した人には
昼食代:\2,500 ←┘
忘年会:\5,000←┘
旅費:\23,000←┘
忘年会に参加しなかった人には
昼食代:\2,500←┘
←┘
旅費:\23,000←┘
のように、
自動的にその項目(フィールド)を表示しないようにする方法をご紹介します。
 
 
■エクセル側でブックの表を以下のように作ります。
氏名
昼食
忘年会
旅費
あああ
\2,500
\5,000
\23,000
いいい
\2,500
 
\23,000
ううう
\2,500
\5,000
\23,000
 
■ワード側の作業
(前準備)
メニュー
ツール
オプション
全般タブ(小見出し)
□文書を開くときにファイル形式を確認する
のチェックを入て、[OK]ボタンをクリックして閉じます。
 
 
以下のように文字を入力します。
氏名:←┘
昼食代: ←┘
←┘
旅費:←┘
 
 
メニュー
表示
ツールバー
(罫線の下の)
差し込み印刷をクリックして、[差し込み印刷]ツールバーを表示しておきます。
 
 
差し込み印刷の作業ウィンドウの 手順3/6で、
[参照]をクリックしますと、
[データファイルの選択]ダイアログが開きます。
エクセルブックを選択し、[開く]ボタンをクリックしますと、
 
[データファイル形式の確認]ダイアログが開きます。
上から3番目の
[Microsoft Excel ワークシートDDE(*.xls]
を選択して、[OK]ボタンをクリックして閉じます。
しばらくすると、
[Microsoft Excel]ダイアログが開きます。ワークシート全体でよいので、[OK]で閉じます。
[差し込み印刷の宛先]ダイアログが出ますので、[OK]で閉じます。
 
 
差し込み印刷の作業ウィンドウの 手順4/6で、
   ↓ここにカーソルを入れて、
氏名:┃←┘
昼食代: ←┘
←┘
旅費:←┘
 
[差し込みフィールドの挿入]をクリックします。
[差し込みフィールドの挿入]ダイアログが出ます。
[氏名]を選択して、[挿入]ボタンをクリックし、[閉じる]ボタンで閉じます。
続いて、昼食と旅費のところにもそれぞれのフィールドを挿入します。
 
そうすると、このようになります。
氏名:《氏名》←┘
昼食代:《昼食》←┘
←┘
旅費:《旅費》←┘
 
ここで、空の段落にカーソルを置きます。
氏名:《氏名》←┘
昼食代:《昼食》←┘
┃←┘
旅費:《旅費》←┘
 
 
[差し込み印刷]ツールバーの
[Wordフィールドの挿入▼]をクリックしますと、
ドロップダウンリストが垂れ下がります。
上から3番目の
[IfThenElse(If )]を選択します。
[Wordフィールドの挿入:IF]ダイアログが開きます。
条件の指定をします。
[フィールド名]の▼をクリックして、[忘年会]を選びます。
[比較][  ]のままにします。
[比較対象]には何も入力しません。
(つまり、フィールド(項目)のレコード(内容)に何も入っていなければ、という意味です)
[挿入する文字列]にも何も入力しません。
[それ以外の場合に挿入する文字列]
“忘年会:\5,000”と入力し、[OK]で閉じます。
 
 
そうすると、
宛先:1は
氏名:あああ←┘
昼食代:\2,500 ←┘
忘年会:\5,000←┘
旅費:\23,000←┘
 
宛先:2は
氏名:いいい←┘
昼食代:\2,500←┘
←┘
旅費:\23,000←┘
 
宛先:3は
氏名:ううう←┘
昼食代:\2,500←┘
忘年会:\5,000←┘
旅費:\23,000←┘
 
となるわけです。
 
フィールドのIFフィールドを使用すると、フィールドコードを自分で入力しなければならず、必ず間違いの元になりますので、このツールバーからの入力をお奨めします。
 
尚、[Alt][F9]でフィールドコードの表示を実行しますと、
 
氏名:{ MERGEFIELD"氏名" 
昼食:{ MERGEFIELD"昼食" 
{ IF \5,000="" "" "忘年会:\5,000" }
旅費:{ MERGEFIELD"旅費" 
 
と表示が変わります。再度[Alt][F9]でフィールドコードの非表示にして本文表示に戻してください。
 
これが欠番を表示するIFフィールドを挿入する間違いのない方法です。