ワード操作をスムースに行うために(2)
引き継ぎと情報の保持の理解
 
■はじめに
 
ワードには、それを構成する3要素があります。
文字書式(情報)
段落書式(情報)
(このセクションの)ページ書式(情報)
です。
 
■その1
ヘッダーとフッター
というのは
それの領域があり、
同じ1つの情報をすべてのヘッダーとフッターに表示させます。
ただし、このセクションの内では
という注釈が付きます。
 
■その2
同じ情報を表示させるというのに、
ページ番号はなぜページ毎に番号が増えていくのでしょうか?
その答えは、フィールドというワード固有のあらかじめ組み込まれた
プログラムを利用しています。
しかし、フィールドコードとしては、まったく同じものです。
 
■その3
セクションとはページレイアウトの単位です。
セクションごとにページ設定を変更することが出来ます。
印刷の向き、横書き縦書きなどすべての項目で変更が可能で、
1つの文書ファイルの中で、それらを混在することが出来ます。
これを可能にするためには、
セクションを区切り、つまり、セクションを更新してあげる必要があります。
 
■その4
単にセクションを区切り、セクションを更新しても、
ヘッダーとフッターは変化しません。
これは、セクションを複数区切っても、ページ番号は連続番号が
生きているように仕組まれています。
その仕組みは
[前と同じ]
という仕組みです。
セクションで区切ったとしても、表示内容は
前のセクションから継続するという
ワード固有の引き継ぎにあります。
 
■その5
引き継ぎは
 
文字書式(情報)
段落書式(情報)
(セクション)ページ書式(情報)
のすべてに共通する仕掛けです。
 
段落内の文字の書式(情報)は、入力中どんどん引き継がれていきます。
その文字情報は┃の文字カーソルが保持しています。
 
段落書式(情報)の情報は[段落区切り記号]←┘に保持されています。
この段落情報は文字書式(情報)も含まれています。
 
セクション区切りも、そのセクションの情報が
::::::::セクション区切り(次のページから新しいセクション)::::::::
に保持されています。
そして、区切って(区切りを挿入して)更新しても、セクション情報は
引き継がれて行きます。
 
■その6
それぞれの引き継ぎの解除方法
文字書式(情報) ⇒ [Ctrl]+[スペース]
段落書式(情報) ⇒ [Ctrl]+[Q
セクション書式(情報) ⇒ [前と同じ]ボタンをオフ
でそれぞれの引き継ぎが解除され、新しい書式(情報)を設定することが出来ます。