3桁区切りを検索と置換で
[検索と置換]で3桁区切りにする方法。
『文字の並びのパターン(型)から検索・置換をする方法』
[メニューバー]/[Alt]または[F10]
[編集(Edit)]/[E]
[置換(E)]/[E]
または、
ショートカットキーの
[Ctrl]+[H]キーで
[検索と置換]ダイアログボックスの
[置換]タブ(小見出し)が表示されます。
↓
[オプション(M)▼▼]ボタンをクリック→[オプション(L)▲▲]ボタンに変わります。
ダイアログボックスの下側にさらに表示画面が展開されます。
↓
[□あいまい検索(日)(J)]のチェックを外します。
↓
[□ワイルドカードを使用する(U)]にチェックを入れます。
※[あいまい検索]のチェックを外さなくても、これをオンにすると、
自動的に[あいまい検索]はオフになります。
↓
[特殊文字(E)▼]ボタンがアクティブ(活性化)になります。
↓
[検索する文字列(N)]のボックスに文字カーソルを入れます。
↓
[特殊文字(E)▼]ボタンをクリック
「大きな垂れ幕」のようにポップメニューが表示されます。
↓
任意の1文字(C) ?
範囲内の1文字(G) [ - ]
単語の先頭(B) <
単語の末尾(E) >
式(X) ( )
否定(O) [! ]
繰り返し回数(N) { ,
}
直前の文字の繰り返し(P) @
0以上の文字(0)
*
以下省略
<<操作手順>>
■その1
[式(X) ( )]
をクリック
[検索する文字列(N)]のボックス内の表示
()┃
カーソルを『 ( ) 』内に移動します。
(┃)
■その2
[特殊文字(E)▼]ボタンをクリック
範囲内の1文字(G) [ - ]
をクリック
[検索する文字列(N)]のボックス内の表示
([ - ]┃)
■その3
カーソルを『
[ - ] 』内に移動します。
([┃- ])
- の前に『 0 』
- の後に『 9 』
を入力します。
([0–9┃])
カーソルを移動します。
([0–9]┃)
■その4
[特殊文字(E)▼]ボタンをクリック
繰り返し回数(N) { , }
をクリック
[検索する文字列(N)]のボックス内の表示
([0–9]{ , }┃)
■その5
カーソルを『 { , } 』内に移動します。
([0–9]{┃, } )
カンマの前に『 1 』
カンマの後に『 3 』
をそれぞれ入力します。
([0–9]{1,3})
これで、基本形が完成しました。
※この検索ワイルドカードの意味
[ - ]の意味
指定した範囲の中で検索対象とする1文字、を意味します。
{
, }の意味
2つの数字を指定します。
カンマの前の数字は、繰り返しの文字数の下限を意味します。
カンマの後の数字は、繰り返しの文字数の上限を意味します。
例えば、{1,5}は
「1文字以上、5文字まで」という指定になります。
後ろの上限を省略すると、「最大255文字まで」の指定になります。
[a-zA-Z]{1,}は、
「半角の英字が1つ以上、255文字まで連続するパターン」を表しますので、
これは任意の英単語のことを意味します。
そこで、このワイルドカード=[0–9]{1,3} は、
「半角の数字の1文字が、3文字以下まで連続して並んでいるパターン(型)」
という意味になります。
尚、『[0-90−9]』とすると、全角半角すべてを意味します。
■その6
[検索する文字列(N)]のボックス内の
([0–9]{1,3})
をコピーし、後ろに貼り付けます。
↓
([0–9]{1,3})([0–9]{1,3})
これで、検索する『式』が完成しました。
※式『 ( ) 』の意味。
これは位置を表しています。
ですから、
「半角の数字の1文字が、3文字以下まで連続して並んでいるパターン(型)」
が2つ並んでいることを表しています。
■その7
[置換後の文字列(I)]のボックス内をクリックして文字カーソルを入れます。
[特殊文字(E)▼]ボタンをクリック
ポップアップメニューから
[検索する文字列式(X) \n]
をクリック
[置換後の文字列(I)]のボックス内には
¥
と表示されます。
これは、[検索する文字列(N)]のボックス内の『 ( ) 』=式の位置と連動します。
\1,\2
と入力します。
これは、
「半角の数字の1文字が、3文字以下まで連続して並んでいるパターン(型)」
が2つ並んでいるところの間に『 , 』を配置することを意味します。
■その8(※最重要ポイント)
[検索オプション]欄の
[検索方向(;)]ボックス[▼]をクリックし、
[下へ]
を
[上へ]
に
変更します。
※理由
通常、横書きの場合、文書の先頭から右方向へ、さらに次の行の左端から右端へと検索されていきます。行内では右方向に検索されます。
しかし、3桁区切りとは、数字の『一の位』から3番目の『百の位』と『千の位』の間に桁区切りが入り、さらに次の3桁へと進んでいきます。
ですから、『一の位』から検索させるために、通常とは逆に右端から左端に向けて左方向へと検索されなければなりませんので、『上へ』を選択して、文末から先頭方向に、行内では左方向に検索するように設定する必要があるわけです。
■その9
3桁区切りにしたい文字列を選択し、
または、文末・行末にカーソルを置きます。
[置換(R)]ボタンをクリックして、ひとつずつ確認しながら、置換を実行して行きます。
7桁以上の時には、
イルカさんの質問「残りを検索しますか?」に、
[はい(Y)]ボタンをクリックして、
[残り0個]になるまで、繰り返します。
最後まで置換が完了したら、
[キャンセル]ボタンをクリックします。
尚、画面が見え易いように[検索と置換]ダイアログボックスを横にずらして操作した方がいいでしょう。