楽器の話し:「雨のち晴れ」

楽器の話をします。

北海道での小学校のときに、体が大きいからといって、吹奏楽部に入部させられ、アルトフォーンという金管楽器を吹き始めました。

神戸の中学校では、新任の堀江先生が吹奏楽部をたちあげましたので、そのときから、トランペットを吹き始めました。先生が校庭の壇上で、「私は太平洋一人ぼっちの堀江青年と同じ名前の堀江です」と自己紹介されたのでよく覚えています。

中学3年のとき両親が離婚して、大阪に移転しましたが、そこの中学校にも吹奏楽部(ブラスバンド)があり、最上級生として、後輩の面倒を見ました。新入部員の中には、O君(トランペット担当)と、平原誠君(クラリネット担当)がいました。

時は移り、私が大学を卒業して、東京に出てきました。渋谷公会堂で行われたコンサートがあり、行って見ると、関西学院大学の吹奏楽団が演奏をしていましたが、関西学生吹奏楽連盟の理事で、現役のトランペッターであるO君が大変素晴らしい演奏をしていました。
まぁあの後輩が立派になったことと陰ながら喜びました。

さらに時は移り、私の娘が中学校に入学しました。彼女は何を思ったのか、吹奏楽部に入部し、クラリネットを担当しました。その同級生に平原さんという女の子がいて、アルトサックスを担当していました。

暫く経ってから、娘に「平原さんのおとうさんは大阪出身ではないのか」と尋ねたところ、どうもそうらしいということで、電話をしましたら、なんとあの平原誠君ではありませんか。

話を聴くと、近畿大学に進み、ジャズのアルトサックスをして、卒業後はスタジオミュージシャンとして、玉置浩二さんのバックバンドなどで生計をたててはいるものの、生活は大変だということでした。

さらに時は移り、新人歌手がデビュー、ホルストの惑星「木星」の曲に歌詞を付けて歌っている女性がいる、そしてその名前は平原綾香さん。娘の同級生でした。

素晴らしい活躍をされているときいています。


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