豆知識最初に
最初に
各項目のページを見ると最低限以下の知識が必要になってくると思いますので、ご存知ない方はまず目を通して下さい。
· なぜNormal.dotを削除(リネーム)することで現象が回避できるのか?
WORDのオプションメニューの表示方法
このオプションメニューを極めることが出来れば、WORDを自在に操ることができるでしょう!というぐらい色々な設定を変更できる場所です。
[ツール]メニューをクリックした中に[オプション]という項目が表示されるので、ここをクリックします。
まずは時間のあるときにゆっくりと目を通してみることをお勧めします。
項目を右クリックすることで[説明の表示]を見ることができます。
Normal.dotの削除(リネーム)方法
Normal.dotとはWORDの全文書対象のテンプレートのことで、核となるファイルです。
WORD 2000/2002の初期設定では以下のフォルダに存在します。
OSがWindows 98/Me などの場合は
C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\Templates
OSがWindows 2000/XPの場合は
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application
Data\Microsoft\Templates
(Application Data フォルダは隠しフォルダになりますので、表示されない場合は下の項目にある"隠しファイルの表示方法"を参考に設定を変更してください)
ここに存在しない場合は[スタート]-[検索]-[ファイルやフォルダ]からファイル名を" normal.dot "、探す場所を [マイコンピュータ ]で検索して見つけて下さい。
ただし、Windows XPの場合は検索の初期設定では隠しフォルダを検索しませんので、変更が必要です。
(ファイル名で検索を行う時に検索項目の下に詳細設定が表示されるので、この中の[隠しフォルダの検索]のチェックをONにします。)
Normal.dotにはユーザー設定ツールバーやマクロ、ページ設定の規定値を変更してある場合はその情報も含まれています。ですのでもしこういった情報変更を行われている場合は直接削除するより一度リネームして様子をみることをお勧めします。
リネームとはファイル名をNormal-bak.dotなど(名前はなんでもよい)に変更することです。
ファイルを右クリック - 名前の変更から行えます。
WORD2002を使用されている方はこの作業をSUPPORT.DOT から簡単に行えます。
SUPPORT.DOT の使用方法参照
なぜNormal.dotを削除(リネーム)することで現象が回避できるのか?
WORDは通常起動するときには、まずこのNormal.dotと呼ばれるファイルを見に行きます。もしこのファイルが見つからないとWORD自身が自動的に新しくNormal.dotを作成します。当然このファイルは初期状態のものが作成されますので、その結果もし今までの現象がNormal.dotに問題があった場合は回避することが可能ということになります。
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]からファイル名を「regedit」と入力してOKを押すとレジストリエディッタが起動します。
ただレジストリの編集に関しては、誤ったキーを削除しないように慎重に操作してください。操作に関しては自己責任でお願いいたします。
自身の無い方は、キーを削除する前にキーを選択した状態でメニューバーの[レジストリ]-[レジストリファイルの書き出し]などでバックアップを取っておくことをお勧めします。
WORDでトラブルが発生した場合に削除するキーはほとんど決まっており以下のキーを削除します。
WORD 2002の場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\10.0\Word\Data
(WORD 2002を使用されている方は直接削除するよりSUPPORT.DOTファイル から削除すると安全に削除できます)
WORD 2000 の場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\9.0\Word\Data
WORD 97/98の場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\8.0\Word\Data
Safemodeの起動方法は多数ありますが、そのうちいくつかを書いておきます。
ちなみにWindows NTにはsafemodeはありません。VGAモードになります。
1. 起動してからずっとctrl キーを押しつづける(Windows98&Meのみ)
2. starting Windowsのメッセージが表示された辺りから、F8を連打する。
3. starting Windowsのメッセージが表示された辺りから、F5を連打する。
1と2はスタートメニューが表示され3番のsafemodeを選択して起動します。
3は直接セーフモードで立ち上がります。
うまくいかない場合は以下の資料も参考にしてください。
Windows XP を Safe モードで起動するには
Q&A [Windows 2000] セーフ モードの起動方法
Windows98/Me の場合
[スタートメニュー]-[設定]-[フォルダオプション]から[表示]タブで"すべてのファイルを表示する"のチェックをONにします。
Windows XP の場合
マイコンピュータを開き、[ツール]-[オプション]-[表示]タブから"すべてのファイルとフォルダを表示する"のチェックをONにします。
1. オプションメニューの表示タブにある、表示項目のフィールドコードにチェックを入れる、又ははずす
2. Alt + F9のキーを押す
3. 任意のフィールドをクリックした後に Shift+ F9キー でその部分だけのON/OFFを切り替え
4. フィールドをクリックした後にF9キーでフィールドの更新
5. Ctrl + F9で空白のフィールドを挿入
WORDの/a起動
/a起動とはWORDの特殊な起動方法で、スタートからファイル名を指定して実行画面で「winword□/a」と入力します。(□はスペース)
これはエラー特定に大変便利な起動方法です。この方法で起動したWORDは最低限の情報しか読み込まずに立ち上がるので、このWORD上でエラーが発生するかどうかで大きくエラーなどの原因に近づくことが可能です。
なぜならこの方法で起動したWORDで再現しなければこの時に読み込まなかった項目の1つが原因ということになるからです。
もし/a起動で現象が現れないなら、ひとまず上の項目にあるNormal.dotの削除(リネーム)を行いましょう。
関連項目:トラブルシューティング / SUPPORT.DOT の使用方法
フォントはおおまかに分けると"MS明朝"や"MSゴシック"に代表される固定幅フォントと"MS P明朝"や"MS
Pゴシック"そして英数字用のフォントの大部分が使用しているプロポーショナルフォントとに分かれます。
違いですが、固定幅フォントは原稿用紙のマスに合わせて文字を配置するようなイメージで、たとえば数字の"1"と"8"を入力した時とでは文字の横幅が相当変わってくることはお分かりいただけると思います。もしこれを原稿用紙のマスに入れるような形で配置すると当然文字間隔が広いところや狭いところが出てきます。これではやはり体裁が悪くなりますよね?
そこで登場するのがプロポーショナルフォントです。文字により文字間隔を自動的に調整してくれるので文字間隔が間延びしてしまうようなことはほとんどありません。体裁も格段によくなります。
ただし、欠点もありこれは"文字間隔を自動的に調整する"
= "ページ設定の1行の文字数を無視してしまう"ということになってしまいます。
上のように書くとプロポーショナルフォントの方が良いように感じますが、WORDが海外のソフトであるということを忘れてはいけません。日本語+日本人の感覚に戻ると、"体裁が良い"="上下の文字がきっちり揃っている"ということになるので、当然固定幅フォントの方が好まれることになります。(英数字に比べると横幅に大きく差がある文字が少ないせいもあるんでしょうね)
最後にフォントの固定幅かどうかの見分け方ですが、日本語用のフォントで"P"のつくものは(MS P明朝など)ほとんどがプロポーショナルフォントで英数字用のフォントもほぼプロポーショナルフォントになります。(当然例外もあります)
名前で判別できない場合もフォントには2つの種類があることさえ知っていれば実際入力しているとすぐにわかると思います。
WORDで固定幅フォントを使用する場合は、[書式]-[フォント]から"日本語用のフォント"で固定幅フォントを指定した上で、"英数字用のフォント"も"(日本語用と同じ)"に設定する必要があります。