豆知識書式関連
書式
· 均等割付を行うとグレーの枠で文字が隠れてしまう[WORD98]
· 複数行を選択しての均等割付が行えない[WORD2002]
均等割付を行うとグレーの枠で文字が隠れてしまう[WORD98]
Word98で均等割付を行うとグレーの四角が重なってしまい文字が見えなくなってしまうことがあります。これは[ツール]-[オプション]-[表示]タブの編集記号の表示項目で"スペース"又は"すべて"のチェックをOFFにすることで回避できます。残念ながらスペース記号を表示する設定でこの現象を回避することはできないようです。
Word98までは本文とルビの間隔を指定することができましたが、Word2000からは指定できなくなっています。ただ、どうしても指定したいという方はフィールドを少し変更することで間隔を調整することができます。
例えば「漢字」といった文字にルビを振るとします。このフィールドコードを確認すると
{EQ \*jc2\*"Font:MS 明朝"\* hps10 \o\ad(\s\up 9(かんじ),漢字)}
のように表示されますが、このフィールドコードの"\*jc2"の部分を削除して"9"の部分を好きな数値に変更することで任意の間隔に調整することが可能です。(フィールドコードの表示方法はこちら)
均等割付を行う時に文字列を選択しない、または文字列を選択した時に最後の改行マークまで選択してしまうと段落に対して均等割付が行われてしまいます。純粋に文字だけを選択すれば割付幅のダイアログが表示されます。
ページの一部を段組したい場合は文字列を選択してから段組するとその部分だけを段組にできますが、その時にすべての文字が左側に寄ってしまうことがあります。
これは文字列を選択した時に、一番最後の改行マークまで選択してしまった時におこります。最後の改行マークを選択するとページに対して段組を行ったことになるので当然文字は左側から埋まっていくことになります。
普通ルビを設定すると自動的に振り付けが行われますが、空欄になってしまい入力が必要になることがあります。
この機能はIME2000、WORD2000以上で対応していますので、どちらのバージョンも2000以上になっているかを確認してください。
ほとんどの場合はIMEが98になっているのが原因です。
今までのバージョンの場合は複数行ドラッグしてから[書式]-[文字の均等割付]で一気に複数行の均等割付が行えましたが、WORD2002で同じ操作を行うと範囲選択が解除されてしまいます。
原因はわかりませんが回避方法として、複数行の文字列をドラッグするときにブロック選択(Alt キーを押しながらドラッグ)することで複数行の均等割付が可能になります。