ワードの理解シリーズ{フィールドについて}
第9章■番号フィールド
2.連番
Seq
(連番) フィールド (ヘルプより引用)
Seq
(Sequence) field
フィールドの構文
{ SEQ 識別子 [ブックマーク] [スイッチ] }
{ SEQ Identifier [Bookmark ] [Switches
] }
章、表、図などに、連続する番号 (連番) を付けます。
項目を追加、削除、または移動した場合は、すべての Seq (連番) フィールドを更新すると、項目の新しい順序に合わせて連番が自動的に付け直されます。
ListNum (一覧から挿入) フィールドを使って番号が自動的に付けられるようにすることもできます。箇条書きの項目に複雑な段落番号を付ける場合は、ListNum
(一覧から挿入) フィールドを使った方が効果的です。
また、Seq (連番) フィールドとブックマークを組み合わせて使用し、相互参照を作成することもできます。Seq (連番) フィールドを挿入して、表、図に連番を付けるには、通常、[挿入]
メニューの [図表番号] を使います。
メモ : Seq (連番) フィールドをヘッダー、フッター、コメント、および脚注で使用している場合、その実行結果は、本文に挿入されている Seq
(連番) フィールドの連番とは独立した連番になります。
識別子 |
連番を付ける一連の項目を区別する名前を指定します。識別子の先頭文字は、英字またはかな漢字にしてください。識別子には、半角 40 文字 (全角 20 文字) まで指定できます。識別子には、英数字、かな漢字、および半角のアンダースコア ( _ ) を使用できます。たとえば、一連の表に連番を付けるときは、識別子に "表" と指定します。 |
Identifier |
The name you assign to a series of items to number. The name must start with a letter and is limited to 40 characters (letters, numbers, and underscores). For example, the name for a series of tables might be "tables." |
ブックマーク |
文書中の項目に対する相互参照を作成するために、ブックマーク(ブックマーク : 参照先やリンク先を示す名前付き情報。ファイル内の任意の位置や選択文字列にブックマークを設定することができます。)を指定します。たとえば、ある図に対する相互参照を作成するには、"図2" というブックマークを使用してその図に番号を付ける Seq (連番) フィールドを定義します。フィールドを定義したら、{ SEQ 図 図2 } を使用して、その図に対する相互参照を文書に挿入します。 |
Bookmark |
Include a bookmark (bookmark: A location or selection of text in a file that you name for reference purposes. Bookmarks identify a location within your file that you can later refer or link to.) name to refer to an item elsewhere in the document. For example, to cross-reference an illustration, mark the SEQ field numbering for that illustration with the bookmark "Pic2," and then insert a cross-reference to it using { SEQ illust Pic2 }. |
スイッチ
¥c |
直前の連番を繰り返し挿入します。このスイッチは、ヘッダーとフッターに章番号を挿入するときに便利です。 |
Repeats the closest preceding sequence number. This is useful for inserting chapter numbers in headers or footers. |
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¥h |
フィールドの実行結果を非表示にします。このスイッチは、相互参照の中で Seq (連番) フィールドを参照し、その番号を印刷しない場合に使用します。たとえば、章番号を印刷しないで、番号付きの章を参照するとします。一般書式スイッチ (¥*) が指定されていても、¥h スイッチは実行結果を表示しません。 |
Hides the field result. Use it to refer to a SEQ field in a cross-reference without printing the number. For example, you might want to refer to a numbered chapter but not print the chapter number. The ¥h switch doesn't hide the field result if a Format (¥*) switch is also present. |
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¥n |
指定した項目に次の連番を挿入します。スイッチを指定しないと、このスイッチが自動的に設定されます。 |
Inserts the next sequence number for the specified items. This is the default. |
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¥r n |
挿入する連番を、n に指定した値に変更します。たとえば、{ SEQ 図 ¥r 3 } では、図の連番が 3 から開始されます。 |
Resets the sequence number to the specified number n. For example, { SEQ figure ¥r 3 } starts figure numbering at 3. |
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¥s |
挿入する連番を、"s" に続く番号の見出しスタイルでリセットします。 |
Resets the sequence number at the heading level following the "s". For example, { SEQ figure ¥s 2 } starts numbering at the Heading 2 style. |
例 |
文書の見出しの書式設定にスタイルを使用していなかった場合は、各章の先頭に Seq (連番) フィールドを挿入すると、章見出しに番号を付けることができます。 |
Examples |
If you
didn't use styles to format document headings, you can number chapter
headings by inserting a SEQ field at the beginning of each chapter: |