ワードの理解シリーズ{フィールドについて}

 

7章■数式と計算フィールド

 

3−2.組み文字

 

よく使う「株式会社」を組み文字にしたフィールドコードを見てみましょう。

 

 

 

 

これは、{ eq ¥o(A,B) } の重ね文字=AとBを重ねて表示するという

 

基本構文の型を応用したものです。

 

 

 

を、¥s¥up 7株式

 

を、¥s¥do 3会社

 

に置き換えているだけのことです。

 

ここで、お気付きのように、それぞれの( )の中の文字サイズは、元の14ポイント
から、半分の7 ポイントに設定しています。

 

 

 

スイッチ:「¥s」は、superscript or subscript上付き、または下付きを指定します。

 

スイッチ:「¥up」は、up、上を指定します。

 

ですから、

 

スイッチ:「¥s¥up」で、「上付き」を指定します。

 

また、

 

スイッチ:「¥do」は、downの略で、下を指定します。

 

ですから、

 

スイッチ:「¥s¥do」で、「下付き」を指定します。

 

 

 

前回の「囲い文字」の構文例で、上付きをネスト(入れ子)にしました。

 

その時は、後ろ側(B)に上付きを指定、適用しましたが、

 

今回は、前側(A)に上付きを、後ろ側(B)に下付きをそれぞれ適用しています。

 

 

 

「¥s¥up 7 は、7ポイント(pt) 基本線(標準)から上に上げるということです。

 

「¥s¥do 3 は、3ポイント(pt) 基本線(標準)より下に下げるということです。

 

 

 

次に示していますのは、ポイントごとに上げたり、下げたりしたものです。

 

 

 

組み文字ダイアログボックスは、対象文字列:6 文字以内と指定していますが、
それ以上は出来ないのでしょうか?

 

 

組み文字のフィールドコード編集すれば、何文字でも組み文字に出来ます。

 

例えば、

省エネ対策に於ける

パイオニア的存在の

組み文字にしてみましょう。

@

基本を作ります。(間違えの無いように、基本型を利用します。)

 

株式会社 を

株式会社 選択し

組み文字にします。

*

カーソルを前に置き、「Shift」 + 「F9」でフィールドコードを表示させます。

A

 

 

印鑑を作ります。

@

山葵 と入力して、

山葵 選択し、

 

[ OK ] ボタンをクリックします。

 

A

囲い文字を作ります。

山と入力して、

選択し、

 

 

となり、○の中にうまく収まりませんので、○を18ptぐらいに大きく調整し、
フォントダイアログボックスの文字幅と間隔タブの位置、間隔を調整して

それぞれの最適なサイズと位置を合わせをして、赤色にしますと、

 

このように出来ます。

みなさんも、お試しになってはいかがでしょうか。