5−5.MergeField fieldのフィールドコードとスイッチ
それでは、メイン文書でフィールドコードはどのようになっているかを
見てみましょう。
差し込み印刷ウィザード(差し込み印刷作業ウィンドウ=Task pane)の
“手順4/6”の「レターの作成」で、[差し込みフィールドの挿入]をクリックし、
「差し込みフィールドの挿入」ダイアログボックスを表示させます。
[フィールド(F)] (データの項目名)を選択し、[ 挿入 ]ボタンを押すと
フィールド名(データベース ファイルの項目名)が差し込まれます。
たとえば、データベース ファイルのフィールド名の「姓」を挿入しますと、
《姓》 と表示されます。
┃《姓》
カーソルを前に置き、「Shift」 + 「F9」と押すと、
{・MERGEFIELD・"姓"・}
フィールドコードが表示されます。
フィールドコードの実行結果を表示させるには、
「⇒次へ、レターのプレビュー表示」をクリックし、
“手順5/6”の「レターのプレビュー表示」を表示させますと、
具体的なレコード1 の姓
たとえば、上記の例では、
山
が表示されます。
参考(ヘルプより)
フィールドの構文は
{
MERGEFIELD フィールド名 [スイッチ]
}
差し込み印刷を行うメイン文書に、«氏名» など、二重の山かっこ (« ») で
囲まれたデータ
フィールドの名前を表示します。
メイン文書に選択したデータファイルが差し込まれると、
指定したデータ
フィールドのデータが差し込みフィールドの位置に挿入されます。
差し込みフィールドを挿入する前に、メイン文書のデータ(ベース)
ファイルを
選択する必要があります。
説明
フィールド名
選択したデータ ファイルのヘッダー
ファイルに表示されているデータ フィールド
の名前を指定します。フィールド名には、ヘッダー
レコードで定義されている
フィールド名と完全に一致する名前を指定します。
スイッチ
\b (before)
フィールドが空白でない場合に、MergeField
(フィールドの差し込み) フィールドの
前に挿入する文字列を指定します。
\f
(following)
フィールドが空白でない場合に、MergeField (フィールドの差し込み) フィールドの
後に挿入する文字列を指定します。
\m (mapped field)
MergeField (フィールドの差し込み) フィールドを標準のフィールド名に指定します。
\v
(vertical formatting)
縦書き用に文字を変換します。
例
次の例では、3 つの MergeField (フィールドの差し込み) フィールドと \f
スイッチ
を使用して、データ ファイル内に指定のデータが存在する場合のみ、各フィールド
の間にスペースを設定します。
{
MERGEFIELD 姓 \f " " }{ MERGEFIELD 名 \f " " }{ MERGEFIELD 敬称
}
このフィールドの実行結果は、
たとえば、
「鈴木 一郎 様」となります。
データ ファイルに "名"
のデータがない場合は、「鈴木 様」となります。
メモ
差し込みフィールドに指定したフィールド名を変更する必要がある場合は、
Mergefield (フィールドの差し込み) フィールドのフィールド コード内のフィールド名
を編集します。フィールド
コードを非表示にしてフィールド名を変更しても、
フィールド名は変更されません。