ワードの理解シリーズ{フィールドについて}

2章その4■書式の修正オプションの具体例と半角スペースの働き

{ NUMCHARS } ナンバー キャラクターズ ( 文字の数 )フィールド :
「文書に含まれる文字数」 を例に、もっとわかりやすく、ご紹介します。

文書中で、フィールドを挿入する位置をクリックして、カーソルを置いた後、
「フィールド」ダイアログボックス を開きましょう。

マウス ポインターで、
[
挿入(I] メニュー
 
[
フィールド(F]
と進むか、

キーストロークの、
[ Alt ]

[ I ]

[ F ]
で、

「フィールド」ダイアログ ボックス が開きます。

フィールド

フィールドを選択してください。

フィールド プロパティ

フィールド オプション

フィールドの種類(C):@←

書式(T):B←         







このフィールドに適用できるフィールド
オプションはありません。

 






デフォルトではチェックあり

文書情報         

(なし)

フィールドの名前(F):A←

 

 

 

NumChars

数字の書式(U):B←




[ ]

0

0.00

#,##0

#,##0.00

#,##0;(#,##0)

0%

0.00%

説明:

文書に含まれる文字数

書式を更新時に変更しない(V)

フィールド コード(I

[ OK ]C← キャンセル


@フィールドの種類(C):で、文書情報を選択します。
Aフィールドの名前(F):で、NumCharsを選択します。
B書式(T):と数字の書式(U):で、書式を選択します。
COKをクリックします。

書式の修正オプション

選択項目

フィールド コード(半角スペースの位置にご注目)

表示例

(なし)

{NUMCHARS・・・*MERGEFORMAT} デフォルト既定
*MERGEFORMAT = 「書式を更新時に変更しない」

1543

1,2,3,・・・

{NUMCHARS・・*Arabic・・*MERGEFORMAT}
アラビア数字、算用数字の基数

1544

a,b,c,・・・

{NUMCHARS・・*alphabetic・・*MERGEFORMAT}
アルファベット(小文字)

iiiiiiiiiiiiiiiなど、
数値が大きすぎて エラー!

A,B,C,・・・

{NUMCHARS・・*ALPHABETIC・・*MERGEFORMAT}
アルファベット(大文字)

AAAAAAなど、
数値が大きすぎて エラー!

i,ii,iii,・・・

{NUMCHARS・・*roman・・*MERGEFORMAT}
ローマ数字(小文字)

mdlxxiii

T,U,V・・・

{NUMCHARS・・*ROMAN・・*MERGEFORMAT}
ローマ数字(大文字)

MDLXXIV

1st,2nd,3rd・・・

{NUMCHARS・・*Ordinal・・*MERGEFORMAT}
算用数字の序数

1577th

one,two,three
・・・

{NUMCHARS・・*CardText・・*MERGEFORMAT}
基数

one thousand five handred seventy-eight

First,Second,
Third
・・・

{NUMCHARS・・*OrdText・・*MERGEFORMAT}
英文字の序数

one thousand five handred ninety-third

hex・・・

{NUMCHARS・・*Hex・・*MERGEFORMAT}
16 進数

645

ドル付き文字

{NUMCHARS・・*DollarText・・*MERGEFORMAT}
基数に、“and”と小数点以下第 2 位を四捨五入して “100 を分母とする分数”を表示

one thousand six handred six and 00/100

大文字

{NUMCHARS・・*Upper・・*MERGEFORMAT}
アルファベット大文字、Upper-caseの略

1610

小文字

{NUMCHARS・・*Lower・・*MERGEFORMAT}
アルファベット小文字、Lower-caseの略

1611

1文字目のみ大文字

{NUMCHARS・・*FirstCap・・*MERGEFORMAT}
First Capitalの略

1612

タイトル文字

{NUMCHARS・・*Caps・・*MERGEFORMAT}
Capitalsの略

1613

半角文字

{NUMCHARS・・*SBCHAR・・*MERGEFORMAT}
SBCHARは、Single Byte Charactersの略

1614

全角文字

{NUMCHARS・・*DBCHAR・・*MERGEFORMAT}
DBCHARは、Doublee Byte Charactersの略

1615

,,三・・・

{NUMCHARS・・*DBNUM1・・*MERGEFORMAT}
DBNUMは、Double Byte Numbersの略、その1

一六一六

,,百・・・

{NUMCHARS・・*DBNUM2・・*MERGEFORMAT}
DBNUMは、Double Byte Numbersの略、その2

千六百十七

,,参・・・

{NUMCHARS・・*DBNUM3・・*MERGEFORMAT}
DBNUMは、Double Byte Numbersの略、その3

壱阡六百拾八

,,,万・・・

{NUMCHARS・・*DBNUM4・・*MERGEFORMAT}
DBNUMは、Double Byte Numbersの略、その4

一六一九

,,ウ・・・

{NUMCHARS・・*Aiueo・・*MERGEFORMAT}
字の通り、アイウエオ

,,ハ・・・

{NUMCHARS・・*Iroha・・*MERGEFORMAT}
字の通り、イロハニホヘト

@,A,B・・・

{NUMCHARS・・*CircleNum・・*MERGEFORMAT}
丸付き数字 Circle numbersの略 )

1620
大き過ぎるので


数字の書式の修正オプション

選択項目

フィールド コード

表示文字列

0

{NUMCHARS・・#0・・*MERGEFORMAT}
そのまま

1621

0.00

{NUMCHARS・・#0.00・・*MERGEFORMAT}
小数点以下2 桁

1622.00

#,##0

{NUMCHARS・・##,##0・・*MERGEFORMAT}
3 桁区切り

1,623

#,##0.00

{NUMCHARS・・##,##0.00・・*MERGEFORMAT}
3 桁区切りと、小数点以下2 桁

1,625.00

#,##0;(#,##0)

{NUMCHARS・・#“¥#,##0;(#,##0)・・*MERGEFORMAT}
3 桁区切りと、円記号

1,627

0%

{NUMCHARS・・#0%・・*MERGEFORMAT}
パーセント記号

1629%

0.00%

{NUMCHARS・・#0.00%・・*MERGEFORMAT}
パーセント記号と、小数点以下2 桁

1630.00%


これらの書式を組み合わせることもできます。

半角スペースについて

上の例では、
NUMCHARの前後、
NUMCHARS

* の前後、*

# の前後、#

に半角のスペースが入っています。

* と¥# の後につづく修正オプションはそのままですが、修正オプションの後には、
半角のスペースが入っています。
書式の修正オプションを、( なし ) とした場合には、半角のスペースが1 つ入っています。

つまり、命令ごとに、半角のスペースで囲んでいます。

[ Ctrl ] キー + [ F9 ] キーで、フィールド コードを直接入力するときには、

命令の前後に、必ず半角のスペースを入れましょう。

正確に入れないと、エラー!になってしまいますので、ご注意を。