ワードの理解シリーズ{フィールドについて}
第2章その1■スイッチとは?
スイッチとは、フィールドを使用するときに、
特殊な動作を行わせるために指定する命令のことです。
一般に、フィールドの命令が実行されたとき、その結果を修正し、
変更(スイッチ)するためにフィールド コードに追加されます。
「スイッチ」は、半角の円記号(¥)とアルファベット1文字を組み合わせたものです。
¥a 、¥b 、・・・¥x などと表示します。
たとえば、次のように使用します。
{ ADVANCE ¥d 4 } というフィールドを指定すると、
このフィールドに続く文字列の位置が 4 ポイント下方向へ移動します。
{ ASK 作業者 "作業者の頭文字を入力してください" ¥d "山本"
} というフィールドを指定すると、
ダイアログ ボックスに何も入力しない場合に、ブックマーク "作業者" に "山本"
という文字列が割り当てられます。
{ INDEX ¥y ¥c 2 }
というフィールドを指定すると、
2 段組みの索引が作成されます。4 段組みまでの索引を作成できます。
{ SEQ 章 ¥c } - { PAGE } と指定すると、
"3-1" (3 章の 1 ページ) のような実行結果が表示されます。
{ SYMBOL 211 ¥f "Symbol" ¥s 12 } というフィールドの実行結果は、
12 ポイントの "c" になります。
{ TOC ¥o "1-3" } というフィールドを指定すると、
[見出し 1] 〜 [見出し 3] のスタイルが設定されている段落だけを使用して、目次が作成されます。
{ XE "文字列の検索" ¥y "もじれつのけんさく" ¥i } というフィールドを指定すると、
"文字列の検索, 23 " のような項目が索引に表示されます。
その他に、次の第2章その2でご紹介する共通スイッチがあります。