左図のように、
上側に入力した文字列を
↓
下側に同じ文字列を挿入することができます。
（上でも下でも、どちらでもかまいません）

その方法は？

1.

文字列を入力します。

2.

反転選択をします。

3.

[挿入] メニュー
↓
[ブックマーク]
（しおり）

4.

[ブックマーク]
ダイアログボックス
が開きます。

5.

[ブックマーク名]
に任意の名前を
入力します。
（ここでは「名前」としました）
↓
[追加] ボタンを
クリックします。

6.

[  ] のブックマークで括られました。

7.

他の場所をクリックすると、反転選択が解除されます。
（この時点で、[  ] =

ブックマークがはっきり見えます）

8.

エンターキーを押して別の段落を作ります。

9.

カーソルを別の段落に置いて、
↓
[挿入] メニュー
↓
[フィールド]

10.

[フィールド] ダイアログボックスが開きます。
↓
[フィールドの種類] のドロップダウンリストの▼ボタンを押します。
↓
[リンクと参照] をクリックします。

11.

[フィールドの名前] で、Ｒｅｆフィールドをクリックします。
↓
[ブックマーク名] で、先ほど設定しましたブックマーク名の「名前」をクリック
↓
[ＯＫ]ボタンをクリックします。

12.

同じ文字列が挿入されました。

13.

[Shift] キーを押しながら、[Ｆ９] キーを押しますと、
↓
フィールドコードが
表示されます。

14.

もう一度、
[Shift] キーを押しながら、[Ｆ９] キーを押しますと、
↓
文字列の表示になります。

これが、ブックマーク参照フィールドです。
ブックマークとして登録した文字列などが、参照されて、違う場所に挿入されますので、見積書や請求書の合計欄をブックマークとして登録しておいて、
見積金額や請求金額を表示させる場所にフィールドを設定すると、手間が省けて、間違いも無くなります。

これをテンプレート（ひな形）として、利用する場合
先ず、ブックマーク内の文字列部分だけを一旦削除し、
新しい文字列を入力します。
次に、参照するフィールドの前、または網かけ表示の内側に
カーソルを置き、[F9] キー（フィールドの更新）を押します。
すると、新しい文字列に置き換えられます。
または、ブックマーク内に新しい文字列などを入力した後、
「Ｃｔｒｌ」キーを押しながら、「Ａ」キーを押して、全選択の状態にして、
[F9] キー（フィールドの更新）を押し、全選択を解除しますと、
同様の結果を得ることが出来ます。

補足説明 ：
１．ブックバーク（[  ]） を画面に表示させるには、
　　[ツール] メニュー
　　↓
　　[オプション]
　　↓
　　「表示」 タブ（見出しタブ）
　　↓
　　「表示項目」の「ブックマーク」のチェックをオン
　　にしておいて下さい。

２．ブックマークとして指定した「文字列」を修正、すなわち削除をする場合
　　には、
　　角括弧[  ] を、特に後ろ側の括弧を削除しないように注意しましょう。
　　もし、万が一にも、削除してしまった場合は、動揺しないで、落ち着いて、
　　[Ctrlキー] を押しながら、[Ｚキー] を押しましょう。
　　直ぐに、削除が解除されて、元の状態に戻ります。
　　失敗を恐れず、大胆かつ細心に操作をすることが肝要です。

３．ブックマーク名には、
　　スペース（空白）と、先頭文字に数字は使用出来ません。
　　[ブックマーク] ダイアログボックスの[追加] ボタンがアクティブに
　　なりませんので、入力が有効にはなりません。