文頭にある・中点を取る方法
■見出しスタイルの理解
『見出しスタイル』とは、
段落スタイルのひとつで、見出し1から見出し9までの9レベルが組み込みスタイルとして用意されています。
レベル1からレベル9まで対応付けられており、段落の構成を確認しやすくレイアウトする『アウトライン』表示および『目次』を作る場合に使用します。
『レベル』とは、
インデントを利用した階層表示をして、文書の段落の構成を確認しやすくレイアウトすることです。
見出し1から見出し3の書式の構成内容(スタイル)を見てみましょう。
見出し1スタイルは、
標準+フォント:(日)MSゴシック、(英)Arial、12pt、次の段落と分離しない、レベル1
見出し2スタイルは、
標準+フォント:(日)MSゴシック、(英)Arial、次の段落と分離しない、レベル2
見出し3スタイルは、
標準+フォント:(日)MSゴシック、(英)Arial、インデント:左 4字、次の段落と分離しない、レベル3
とそれぞれ構成内容がすこしずつ異なります。
ここで分かるように、常に見出しスタイルには「次の段落と分離しない」
ように指定されていますので、この設定をしたときに、
[段落]ダイアログボックスの
[改ページと改行]タブ(小見出し)の
[改ページ位置の自動修正]欄の
□改ページ時1行残して段落を区切らない
□次の段落と分離しない
□段落を分割しない
□段落前で改ページする
の内の「次の段落と分離しない」に自動的にチェックが入り、
その目印として、文頭位置の左余白内に段落(改ページ位置自動修正書式適用)記号の『・』が付くよういなるわけです。(尚、[□改ページ時1行残して段落を区切らない]には適用されません。)
『・』は段落書式記号といいます。段落記号の一種です。
ですから、これを非表示にしたい場合、[編集記号の表示/非表示]で、非表示にします。
段落の改ページと改行タブ(小見出し)の
改ページ位置の自動修正で
段落の分離・分割の禁止、前改ページ
および
[書式の例外]の
□行番号を表示しない
にチェックが入っていて
行番号の非表示
を設定しているという書式情報の記号です。
これは、見出しは必ず本文の前にあるべきで、見出しの段落と本文の段落を分離しないようにするために指定しています。
また、見出し1(大見出し)は常にページの先頭に来るようにしたいのであれば、
「段落前で改ページする」のチェックを入れた状態で
見出し1スタイルの変更をすることも出来ます。