ワードの理解シリーズ「特別編」6.段落スタイル

ワードの理解シリーズ「特別編」

フィールド第４章 { リンクと参照フィールド } を読む前に、お読み下さい。
６．段落スタイルについて

定型句のメニューに独自の新メニューを追加するには

[挿入(Ｉ)] メニュー(クリック) → [定型句(Ａ)] (ポイント) で、
定型句のメニューが表示されます。
既定(デフォルト)では、次の様に並んでいます。

定型句(Ｘ)…
新規作成(Ｎ) …
――――――――
ヘッダー/フッター
挨拶文
会社名
結語
件名行
署名

このメニューの中に、独自のメニューを新たに作成し、さらにサブメニューも作り、
クリックして新たに作成した独自の定型句を挿入するということです。

それでは、ご紹介していきます。

新しいワード文書を開いてください。
この時点では、書式ツールバーのスタイルのボックス内には、標準と表示されています。
ノーマルドット（Ｎｏｒｍａｌ dot）ノーマルドキュメントテンプレート＝標準テンプレートが
文書に添付されています。

①新しい段落スタイルを作成します。

[書式(O)] メニュー（クリック）
↓
[スタイルと書式(Ｓ)] （クリック）
↓
「スタイルと書式」作業ウィンドウが開きます。
書式ツールバーの「スタイルと書式」アイコンをクリックしても同じです。
「選択した文字列の書式」が標準　　　　　となっていることを確認します。
↓
新しいスタイル（クリック）
↓
「新しいスタイルの作成」ダイアログボックスが開きます。
↓
プロパティの[名前(Ｎ)：] のテキストボックス内に、スタイル１と表示されます。
↓
任意の名前を上書き入力します。
例えば「回覧先」と入力します。
↓
[種類(Ｔ)：] のテキストボックス内が、段落
[基準にするスタイル(Ｂ)：] のテキストボックス内が、（段落記号）標準
[次の段落スタイル(Ｓ)：] のテキストボックス内が、空白
になっていることを確認して
↓
[ ＯＫ ] (クリック）または、Ｅｎｔｅｒキーを押します。
↓
「スタイルと書式」作業ウィンドウの「適用する書式の選択」のリストに
先ほど名前として入力した“回覧先” が新たに追加されています。
つまり、「新しい段落スタイル名」が創作できました。

②定型句に、登録したい文字列を入力します。

文書内に、例えば「部内回覧：回覧先　□山葵　□生姜　□玉葱　□小松菜」と入力します。

③文字列に段落スタイルを設定します。

入力した文字列を選択します。（白黒反転の状態になります。）
↓
「スタイルと書式」作業ウィンドウの「適用する書式の選択」のリスト内の
“回覧先”（段落スタイル）をクリックします。
↓
回覧先（段落スタイル）が、青い枠線で囲まれると同時に、
作業ウィンドウの「選択した文字列の書式」の枠内と、
書式ツールバーの「スタイル」のボックス内に、
今まで表示されていた“標準”が、“回覧先” に変更されます。

④文字列を定型句に登録します。

文字列は依然として選択されています。（白黒反転の状態のまま）
↓
[挿入(Ｉ)] メニュー (クリック)
↓
[定型句(Ａ)] (ポイント) 、
↓
[定型句(Ｘ)] (クリック)
↓
「オートコレクト」ダイアログボックスが開きます。
「定型句」タブが既に開いています
↓
[定型句の登録名(Ｕ)：] のテキストボックス内に、部内回覧：と表示されます。
↓
任意の名前を上書き入力します。
例えば「部内回覧」とします。
↓
[ 追加(Ａ) ] ボタンをクリックします。
↓
任意の場所をクリックして、文字列の選択状態を解除します。
↓
確認のため、カーソルを“回覧先”段落スタイル以外の場所にクリックして、置きます。
つまり、“標準”段落スタイルの場所に置きます。
↓
[挿入(Ｉ)] メニュー (クリック)
↓
[定型句(Ａ)] (ポイント) 、
↓
定型句のメニューの中に“回覧先”が表示されています。
↓
マウスポインターをメニュー内にずらし、“回覧先”をポイントしますと、
“部内回覧”が表示されます。
もちろん、そこをクリックすれば、
部内回覧：回覧先　□山葵　□生姜　□玉葱　□小松菜
が一発で挿入されます。

さらに、課内回覧など、部内回覧のところに追加することもできます。

注意点は、テンプレートに、何も変更されていないこと。
先にスタイルを登録した後、定型句に登録する。

これで、お解かりのように、定型句は「段落スタイル」ごとに分類されているということです。

これを理解していないと、定型句フィールドやスタイル参照フィールドの理解が難しいと思います。

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