ワードの理解シリーズ「特別編」
3.定型句について
定型句機能とは?
ひんぱんに使う語句や図などを、短い言葉として登録し、簡単に挿入できる機能です。
登録できる対象は、文字列、図や表です。
さらに、文字や段落の書式も、そのまま登録できます。
その具体的方法は?
登録方法
定型句として登録する語句や図表を選択します。
(図や表を選択するときは、図や表の前後の段落記号も選択します。)
(書式も一緒に登録するときは、段落記号も選択範囲に含めます。)
↓
[挿入(I)] メニュー (クリック)
↓
[定型句(A)] (ポイント)
↓
[新規作成(N)] (クリック)
↓
「定型句の作成」ダイアログボックスが開きます。
または、キーストロークで、「Alt
」 + 「F3 」 (こちらの方が、一発で開きます。)
↓
「定型句の作成」ダイアログボックスの
[定型句に名前を付けてください(P):]
のテキストボックス内に、
選択した語句の頭の部分(半角10文字分、全角5文字分)が反転表示されます。
(図や表を選択しているときは、アスターリスク(*)記号の1
文字だけが反転表示されます。)
↓
登録名が表示された語句または、*記号で、良ければ、
↓
[ OK ] (クリック)
または、Enterキーを押します。
登録名を表示された語句または、*記号と異なる「名前」にしたい場合は、
任意の文字を上書き入力します。
(オートコンプリート
:
自動仕上げ機能、半角4文字以上を入力したときに、
自動的に、置き換え可能な語句が文字の上に、ポップヒントとして表示され、
その語句で良ければ、Enterキーを押すだけで、その語句全体が挿入される
自動置き換え機能のことです。)
オートコンプリートを活用したいときは、半角4文字、全角2文字以上の「名前」で登録します。
↓
[ OK ] (クリック)
または、Enterキーを押します。
登録先
これで登録されましたが、どこに登録されたかといいますと、
作業中(アクティブ)のテンプレートです。
テンプレートは、定型句、スタイル、ツールバーの各アイテム、およびマクロが登録できます。
厳密にいいますと、
ボイラープレート
( boilerplate ) は、文字列と図が登録でき、
テンプレート ( template )
は、スタイルとレイアウトが登録できる
と区別されていますが、一般的には統合して、テンプレートと呼んでいます。
クリップボードや単語/用例登録はシステム上のものです。
テンプレートは、ワード独自のものです。
つまり、ワードの応用ソフト(アプリケーション)
だけに登録できるということを意味します。
挿入の方法
[挿入(I)] メニュー(クリック) → [定型句(A)] (ポイント) →
[定型句(X)] (クリック)
「オートコレクト」ダイアログボックスの「定型句」タブの
[定型句の登録名(U)] ボックスの
[登録した名前] をクリックし、
[挿入(I)]
ボタンをクリックすると、挿入が実行されます。
または、
オートコンプリート機能を活用することもできます。
「登録した名前」
を入力して、その入力を確定するために、
Enterキーを押すと、「登録した内容の一部と、(Enterを押すと挿入します)」という、
ポップヒントが、「登録した名前」の文字の上に表示されます。
もう一度、Enterキーを押すと、挿入が実行されます。
尚、図や表の場合、容量(サイズ)が大きいので、操作の後、実行されるまで
すこし時間がかかります。
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