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Passage / William AckermanWindam Hill Records WH-1014(キャニオン D32Y5004)
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わたし(よしひろ)がこのアルバムを知ったのは、高校2年のことでした。当時、George Winston の Longing/Love がフジテレビの21時前の天気予報の BGM に使われており、 それが収録されたアルバム Autumn と、同じく Winston による December が、 わたしの極親しい友人との間ではやっていました。
ピアノを弾くその友人は、楽譜を入手して音楽室で弾いたりしていました。わたしはそのころギターを弾きはじめていたのですが、 コードを少し知っていて旋律も適当に拾って音が出せる程度でした。 ギターで音出しするときは歌の伴奏をする(弾き語り)という状態だったので、 友人が Winston の曲をピアノで弾き、「独りで楽器演奏を成立させている」のに 強くあこがれました。
あるとき、レンタルレコード(まだCDではない!)屋に行ったとき、 Windam Hill のコーナーがあるの気づきました。 Windam Hill は Winston のレーベルです。
そのなかに、ギターのアルバムがあるのを知りました。 William Ackerman のIt Takes a Year と言うアルバムでした。 早速借りて聴いて思ったことは、「何という響きだ」と「弾いてみたい!」。
アルペジオやスリーフィンガー(うわー、懐かしいなーこの単語)はできたので、 何とか弾けそうだと思いました。 しかし、音からして変速チューニングらしいので、耳コピ(これまた懐かしい単語) するのは難しいと思いました。でも、「George Winston の楽譜があるなら William Ackeman の楽譜もあるに違いない」 と勝手に決め付け楽器屋にいったところ、それはあっさりみつかりました。 (今考えると、よくあんなもの置いてあったと思う。) それがここで紹介している Passage の楽譜だったのです。 It Takes a Year と2曲重なっていたので、すぐに「あの響き」を体感できました。
その後、アルバム Passage を探したのですが田舎の数軒のレコード屋には無く、 注文も試みましたが廃盤で入手が困難のようでした。
そんなあるとき、とある友人が東京に用があって出かけるというので、 彼に捜索を依頼したところ、期待通り探し出してくれたのです。