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「(米国)インセンティブ・オークションと電波有効利用に関する日本の課題」(発表概要)、第35回情報通信学会大会、芝浦工業大学豊洲キャンパス、2016年12月3日。

[概要]

広帯域ワイヤレス(携帯)サービスへの需要は増大を続けており、他方でその「インフラ」である電波の供給には限界がある。電波資源全体の有効利用のためには、需要に応じて配分内容を調整する必要がある。この目的のため米国では2016年8月から、現在は放送用に使われている600MHz帯で「インセンティブ・オークション」を実施し、利用性能の優れた600MHz帯を携帯サービスに振向けることにしている。本研究では同オークションの概要・経過を説明し、日本における電波有効利用のための課題を議論する。第1に、効率的かつ円滑な電波配分変更のためには、市場メカニズムの導入と、市場価格による電波価値の表示がほぼ必須要件であることを指摘し、その導入方策を提案する。第2に、米国においては同オークションの前提として、現デジタル放送用にUHF帯だけでなく、旧来のVHF帯を利用していることを指摘し、同様の方策の導入について考察する。

[キーワード]

電波有効利用、インセンティブ・オークション、600MHz周波数帯、市場メカニズム

[発表資料]

「(米国)インセンティブ・オークションと電波有効利用に関する日本の課題」

(1) 当日発表用 (下記 2資料の内容は同一) (2016.11.14)

    ワード文書 (概要・図表) [PDF: 1.45MB

    パワーポイント         [PDF: 2.95MB

(2) 短縮、事前提出用

ワード文書 (概要・図表)  [PDF: 1.02MB] (2016.10.06)

[他リンク]

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Hajime Oniki
IEIR
11/14/2016
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