初飛行前にしておくことはなに?
(地上動作テスト・バッテリーのならし等)


飛ばす前に地上で舵のききを毎回チェックする
写真はチャンピオン
オリジナルからスキッドとスピンナーを交換した
ジュピター 手投げ直後の上昇中

 新品のニッカドや1ヶ月以上使用しないで放置した場合にまずニッカドバッテリーのならしをしますが、タイマー式充電器では飛行機のニッカドバッテリーの容量に合わせてタイマーをセットします。

この写真(右)では純正ユニオンのタイマー式充電器(黒色)で「6V 600mAh」のニッカドを30分かけて充電しています。
※充電中は車のエンジンはかけないこと!!
5分で「100mAh」充電している計算です。
余談ですが「350mAh」のニッカドだと17.5分充電します。
写真左のユニオン・パルスチャージャーだと4.8v〜9.6v(1100mAh)までのニッカドバッテリーを充電できます。(現在販売終了?)
NEWパルスチャージャーという充電器も一時フルセットに同梱されたようです(7.2v専用)

充電完了しているかの判断はニッカドバッテリーを握って使い捨てカイロ位まで温かくなっていればOKです。(私はいつもこの方法)
熱くて持てない位だと過充電で、冷たい場合は完全に充電されていません。
※ニッケル水素電池は充電のアンペア数が規定より高いと満充電ではなくてもすぐ高温になりますから注意が必要です。

飛行後、放電器や放電機能付充電器をお持ちの方は、放電させた方が良いでしょう。
詳しい取扱いは、充・放電器に付属のの説明書を熟読しておいて下さい。

 私は京商の放電機能付充電器「マルチチャージャーV」を使っています。
これは安いしなかなか優れものです。
充電・放電電圧ボリュームがあるのでニッケル水素電池もこれで充電しています。(古い型なのでニッケル水素電池未対応)
【300mAhなら0.3Aで1時間充電】途中で電池が熱くなった時は別の電池を充電して冷えてから残りを充電しています。

放電器をお持ちでない方は
機体にニッカドをつなげて胴体をしっかり固定しプロペラを回して電気を使い切ります。(プロペラでケガをしないように注意)
新品時で2〜3回行います。(夏は連続で回すとモーターケースが熱で溶けるので間隔を空ける)
※静止状態でペラを回すのは各部に負担が掛かるのでこの作業はあまりお奨めできません。

地上テストはラダー・エレベーター等がきちんと動くか飛行毎に行います。(サーボが逆方向に動く場合はプロポのリバーススイッチで直す)

いままでにあった飛行前のチェックミスによる事故の経験談
 ・エレベーターリンケージが外れていて昇降舵がきかずパワースロットルのみで着陸させたがカウリングが割れた(4チャンネル)
 ・ラダーリンケージが外れていて、旋回しない異変に気づき直進させて不時着、小破(古くなると、はずれやすくなるので注意!)
 ・手投げしたが充電不足で所定のパワーがでず上昇できずに直進不時着させた。
 ・主翼がずれてついていて重心がくるい、飛ばすのに四苦八苦した。
 ・オプションのベアリングセットの取付け方が間違っていてパワー不足で手投げ直後墜落・大破(1回目でシタブリアがスクラップ)
 ・ラダーサーボの動作設定を逆方向にセットしたまま飛ばし反対方向に旋回し修正舵がさらに追い討ちをかけ墜落。