墜落して壊れてしまったのだけど直るの?



高々度からキリモミ墜落した見るも無残なSuper Boy

 墜落させたくないのは誰も同じですが、独学で始めた場合は特にこの問題は避けられません。
墜落させた直後は非常になんとも言えない脱力感を感じます。
自分で墜落させたのですから文句は言えませんが、他人に当ててケガさせなかっただけマシかと思うようにしています。
今では、所有している機体の大半が修理機でもう5年以上たってますから、いつオシャカになってもモトは取ったと思って覚悟してますが、
購入したばかりの新品がメチャクチャに壊れた姿はいつ見てもツライものです。
折れた翼や胴体などを見てあきらめて捨てたくなりますが、発泡スチロールは結構直せるもんです。
ユニオンのスペアパーツは他社に比べてもかなり安いので、こういう時は助かります。
普通破損が多い個所は機首部の「プロペラの折れ・曲がり」・「ギアシャフトの曲がり」・「カウリングの割れ」です。
これらのスペアパーツは多めに用意しておくと安心です。
胴体や翼がポッキリ折れた時は、ドロやゴミを丁寧いに落としてエポキシ接着剤でマチバリ・セロハンテープなどで固定し接着します。
※瞬間接着剤は発泡スチロールが溶けますし、酢酸ビニル系だと乾くのが遅く強度も不安です。
はみ出した接着剤は飛ばした時に風の抵抗になる場合があるので、ウェットティッシュなどで拭き取ります。
破損部分によってはエポキシ接着剤が乾いたあともセロハンテープでさらに補強します。
チャンピオンの翼のように中空構造で接着できない場合があるので、私は竹ひごを翼の中に補強として接着し修理した事もあります。(重量バランスは少し崩れる)
修理不可能や修理しても発泡スチロールがつぶれていてどうしても曲がってしまう場合は、思い切って新品のパーツに替えましょう。
この時、スペアパーツの主翼セットなどは補強シールは入ってますが、機体名などが入った通常のシールセットは別売りですので注意が必要です。
(なくても飛びますが白い主翼の裏にシールがない状態で雲に重なると、とても見にくい)
エルロン機はエルロンリンケージセットがさらに必要になるので、中級モデル以上の機体で破損するとお金が余計にかかるのです。
 修理が終わったら主・尾翼と胴体のねじれがないかどうかをチェックして、重心も確認します。
大抵は機体に以前とは違うクセがついてしまうので、飛ばす時には慎重に操作しましょう。(横安定が悪くなる等)


薄暗い夕方に旋回時に機体が視認できず墜落