![]() プラスドライバー・ミニスパナはキットに付いてきました。 |
![]() モーターが壊れたのはこれが初めて(5年位使用) |
メンテナスをしないと飛行機は徐々に飛行性能が悪くなります。
外側は雑巾でドロや草を拭き取りましょう。
主翼にひびや穴が開いたらエポキシ接着剤やセロテープで補強・補修しますが、
強度に不安がある場合は安全の為、思い切って新品のパーツに交換します。
20〜30回も飛行させると、モーターのパワーが落ちてきます。
モーターの性能回復方法は説明書にも書いてありますが、1.5V〜3Vにした乾電池を
モーターにつなぎ、15〜30分無負荷(ギヤをつけない)状態で回します。
これにより若干パワー戻りますが、これをやってもさすがに買った時のパワーまでには戻りませんでした。
メタルヘッド(軸受け部分の金属)の穴が擦り減って穴が広がり摩擦が増えパワーが出ない場合もあります。
さらに数年たつとコード類が腐食して緑色になってきてかなり危険な状態になってしまいます。
モーターコード・バッテリーコードなどは時々点検しましょう。
プロペラシャフトが曲がってないか・プロペラに亀裂や曲がりはないか点検します。
曲がってたら新品のスペアパーツと交換します。(RC-180幅広プロペラはぬるま湯に浸けて手で戻すように曲げると若干なら直る)
モーターユニット内部のカーボン汚れは、はけ・ティッシュなどで拭取ります。
この時モーターユニット内部の汚れを外に出そうとしてドライバーの取っ手等でモーターを叩いてはいけません。
内部のマグネットを止めている接着剤が外れて故障の原因になります。
ギアのかみ合わせ部にCRC-556等で少量注油すると良いと初期の説明書に書いてありますが、
バルクヘッド(モーターユニット取付け板)がプラスチック製なので、油によってひび割れやすくなるようなので、
私は今はCRC-556を注油せずラジコンカーのプラスチックギア用シリコングリスを代わりに塗っていますが、なかなか調子がいいです。
(シリコンオイルスプレーでもいいかも)
※マニュアルによると軸受けなどには注油してはいけないそうです。
タミヤのシリコングリス
モーターユニットは頻繁に取外すとプラスチックのネジ穴がバカになってしまいます。
ここがユニオン製機体の欠点の1つですがジュピターはバルサのバルクヘッドの上にプラスチック
のバルクヘッドが接着してあるので、多少改善されているようです
モーターの調子が良い時はあまり外さない方が、かえって長持ちすると思います。
パーツが堅くてなじんでなかったり、5・6年も飛ばして緩くなると、尾翼リンケージのヒンジが飛行中に外れる事があります。
数少ない摩耗するパーツですから定期的にチェックし緩い場合は交換しましょう。
リンケージについての失敗談は、EPフェニックスの昇降舵ヒンジがプラスチックガイドパイプで外側に引っ張られて、
飛行中にリンケージが外れ、方向舵が全く効かない状態になり、どうやって着陸させるか瞬間的にパニックになりました。
まずモーターのパワーを絞りました・・・すると川に向かって降下していくではないですか、慌ててパワーを上げます。
見ればゆるい左旋回をしていたので、もう一周して自分の方に近づいた時にモーターコントロールを絞り
接地寸前でエレベーターを使いかすり傷程度で不時着させました。
すでに、近くを流れている川の上空を飛んでいたので、その光景を見た時には墜落したら水没して回収すら不可能ではないかと思った危険な一幕でした。
![]() 分解中のセスナ・センチュリオン この頃はCRC-556が見える |
![]() さて飛ばすか・・・ありゃ!モーターが壊れて回らない! |