![]() 人数は助手を含めて3人がベストです。一人が操縦・もう一人が手投げ係兼人や車が近くに来た事を知らせるナビゲータ係兼あまり考えたくないですが、墜落地点の確認係(最初はかなり遠くに墜落させる事が多い為) 最後の一人は必要に応じてカメラ/ビデオの撮影係又はRC飛行機の経験者 最近の280クラスには同梱されていないそうですが、マンガで解りやすい「フライトマニュアルSTEP1」を熟読しておいて下さい。(チャンピオン以上の機体はSTEP2) ユニオンのビデオを購入した場合はこれも参考にします。 まずは地上でテストします。 飛行直前に充電したバッテリーを機体に取付け、まず機体だけ電源を入れます(プロポは入れない) ※この時、急にプロペラが回転する場合があるので注意する そして手に持って頭より高く機体を掲げます。この時エレベータやラダーがギコギコ小刻みに動く場合は 2〜3km以内でラジコンをやっています。(市販のバンドチェッカーを使用してもよい) 電波が混信していますので、飛行はしばらく中止します。(相手のバンドの確認に行っても良いでしょう) 次にプロポの電源を入れます。電池のレベルメータを見てなくなりかけていたら早めに交換しておきます。 「シャキッ」とサーボの音がしてニュートラル位置にエレベータやラダーが戻ります。 移動の際にトリムが動いていることもありますので、しっかりエレベータやラダーを動かしてチェックします。 実機の飛行機でもそうですが、これは飛行毎に必ず行います。 失敗談としてはラダーのリーバススイッチが逆になっていて反対方向に旋回してしまい修正しようとしてますます旋回に入り 手投げ直後に墜落したこともあります。 モーターシャフトのクリアランス(隙間)が1〜2ミリ空いているか確認して、1・2秒全速で回してプロペラの回転テストをします。 回し過ぎるとバッテリーがなくなりますのでテスト用のバッテリーを用意した方がいいかもしれません。 この時「ガラガラ」と異音がしたり焦げ臭かったり、すぐオートカットしてしまわないかチェックします。 正常なモーター回転音は「ビィーーーン」という甲高い音です。(バッテリーのパワー不足・モーター劣化の時は音程が低いです。) この時回転計があると便利です。(3,500円位からあります) 回転数はカタログによると4.8〜6V系ニューターボモータで最大6,000rpm、7.2〜8.4V系ニューターボ72モータで最大6,800rpmです。 使い込んだ自分の機体で計ったらニューターボモータで5,400〜5,600rpm程度でした。(ちょっとパワー不足?) 経験からいって初飛行時が一番モータにパワーがありますからあまり最初は神経質になることもないでしょう。 飛行するのに用意するもの 帽子・サングラス・機体を拭く雑巾等です。(ベテラン・フライヤーは皆このアヤシイ格好?) 夏場に太陽と機体が重なってまぶしさのあまり機位を見失い墜落した経験により私は、もはやサングラスは必要不可欠です。 自分の回りをグルグル回さずに太陽を背にして自分の目の前で楕円を描かせる様に旋回させるのがベストらしい・・・。 (結構難しいデス) 手投げ発進 いよいよ実際の飛行です。ここでは6V 280チャレンジャーを例にした初飛行を前提にしています。 地上滑走は慣れないと右回りのグランドループにすぐ入ってしまうので、ここでは手投げをします。 スタートスイッチを押してフルパワーにします。(チャレンジャーMk2等4チャンネル以上のプロポではモーターコントロールを最大にします。) 風上に向かって手投げします。(風上方向にクッションになる柔らかい草むらがあると万一の時機体を壊さない) 手投げは投げるというより水平よりちょっと上(15度位?)に押し出す感じです。 (写真上:スーパーボーイの手投げ直後の姿勢を参考の事) 手投げ後旋回してしまう場合 手投げのミスなどで大きく急旋回してしまうと傾きながら高度が落ちて墜落してしまいます。 この場面では、旋回とは反対方向にスティック操作してそのままの上昇進路をとりつづけたい所ですが、そううまくは機体は動きません。 この場合は機体の行きたい方向に一旦行かせましょう。そのまま高度3m程度で旋回させる形です。 旋回中だけアップを現在の高度が保てる位まで引きます。 まず、水平姿勢にもっていきます。もうこの時点でUターンに近い形になってると思います。 この時エレベータアップを引きすぎて機首上げ姿勢だと、失速気味になってしまいよけい横の安定が悪くなり旋回してしまいます。 主翼を急激に傾かせない様に、地上を這うように速度をつけていきます。(最初は多分「アッ」という間の出来事で指が動かないと思いますが) うまく真っ直ぐ飛んで行く場合 いきなり上昇には移らずしばらく水平飛行させスピードをつけてからゆるやかに15度程度の角度で上昇させます。 すぐ旋回したくなりますがここは耐えて200m(姿勢が判るギリギリの距離)位まで直進させ、第一旋回に移る前に出来るだけ高度を稼ぎます。 直進中モーターの回転トルクで左に又は風の影響で右に旋回しようとする事があります。 この時は当て舵(旋回の方向とは反対方向にスティックをチョンチョンと打つ動作)で元のコースに戻します。 ※この時ラダースティックをずーっと打ち続けない・深打ちしない・機体の挙動を良く見て打つ。 新品のチャレンジャーあたりだとなにもしなくても失速するくらい頭上げをすると思いますが(チャレンジャーはかなり失速しにくい)、上昇しないようだったら5mm位アップを少し引いて高度をとります。 建物の2〜3階位の高さになったら緩やかに旋回させます。 旋回中高度が下がってきたらアップも少し引く(5mm位) 楕円を大きく描いて徐々に高度をとります。 (高度がとれたらチャレンジャーMk2などの4チャンネル以上のプロポではモーターコントロールを少し絞って60〜80%にします。) ※機体のシルエットが分からなくなるくらいまで遠くに飛ばさない事! この時、風上方向に直進飛行してる最中にトリムで機体のクセを修正して直っすぐ飛ぶようにします。 かなり危険なピッチッグ(波状飛行:急上昇失速を繰返す)はエレベータートリム・ダウンで調整します。 電柱の倍の高さが、何かあった時に姿勢回復できる最低の高度です。(飛行機ってある程度高度があるほうが低空より安全なんです。) オートカット(プロペラ停止) しばらく飛んでるとだんだんモーターの回転数が落ちてきてモーターは回ってるのに上昇しなくなってきます。 この状態だとあと30〜60秒程度でオートカットしてしまいます。 高度が非常に高い(150m以上)とモーター音すら聞こえなくなってしまいますしサーマルに乗っていると高度が なかなか落ちないので オートカットしてもしばらく気づきません オートカットした時に高度が低いと旋回して自分の手元に寄せる旋回動作中に接地してしまいますのでバッテリー切れ前には 高度を電柱の倍以上の高度に稼いでおきましょう。 ![]() 降下中は高度がよっぽど低いか旋回中以外はエレベーターはあまり使いません。 着 陸 着陸も基本は風上に向かって進入します。やむをえない場合は無理に風上に旋回するより追い風着陸した方がいいでしょう。(写真右:この位の角度で降下すると良いでしょう) 最後の高度5メートル位からエレベータアップを「くいっ・・ニュートラル位置に戻す・・ くいっ・・・ニュートラル位置に戻す・・ぐー」と高度1m位でぐーっと徐々に引ききります。(ちなみ に「くいっ」は7mm位引く) ※この時エレベータアップを早いタイミングで引ききるとまた上昇してしまうので注意(特にフェニックス・マーキュリー・ジュピター) 着陸のコツはオートカット後、降下中にむやみにアップ(上げ舵)を打って速度を殺しすぎないこと(※旋回中は打ってもよい) 最後の機首上げは、かなりタイミングが難しく私はつい最近まで機首から突っ込んでカウリングを壊してしてばっかりでした。 結構丁寧に接地しても地面が草地・田畑とかだと脚が結構毎回曲がってしまいます。 |