写真はEPチャレンジャーDXセット内容
まず機体選びですが、現在280クラスとガーデン/パークプレーン(130〜180クラス)があり、全く1からスタートするのであればガーデン/パークプレーンで入門される事をお勧めします。
このページでは280クラス入門機の紹介をしています。
※尚、文中は現在販売中のセットとは異なり私が購入した当時の6Vキットの解説となっております。
ユニオンモデルでは飛行難易度をステップ制で表しており(※現在はステップ製ではなく入門、初級、中級、上級で表記)、はじめての方ではSTEP3以上を飛ばすことはまずムリです。
おすすめはユニオンモデルの製品では、私が初めて製作・飛行させた頃よりもプライスダウン(当時36,000円)したSTEP1のNEWチャレンジャーフルセットが良いと思います。
価格は29,800円(6V NEWチャレンジャーフルセット)です。
プロポやバッテリーがバラバラで買える品揃えの良い専門店が利用できる
方は後半紹介している製品を組合せるのがベストだと思われますので参考にして下さい。
セットの内容はスタンダードセットとは機体とモーターユニットのみでデラックス(DX)セットはスタンダードセットにバッテリー・オートカットユニット・急速充電器がプラスされフルセットはさらに予備のバッテリーとプロポ・サーボがセットされています。
フルセットは、あとは単三乾電池8本を買うだけで飛行可能なのですが、このセットを買った私から言わせてもらうと不満が若干あります。
まずサーボモーターが標準サーボと呼ばれる電動機には若干重いものが同梱されていることです。(25g×2個)
小型軽量のマイクロサーボ(17g)に比べ上昇力が劣りツライかと思います。
機体が重いと着陸の時ふわふわ降りずにストンと降りてきます。
私もそうですが、初心者は着陸が恐いので無意識にアップ(上昇)を引きすぎているために失速ぎみに着陸するためです。
もう一点の不満は、同梱されているバッテリー(写真:右)が6V600mAh(AA)のエコノミータイプなことです。
120gとちょっと重いですが4〜5分飛びます。
慣れてくると風の強い日はわざわざ重いバッテリーを使うことにより風に煽られにくくすることもできますが
機体が重いと運動性能が低下しますので、初心者はできれば6V350mAh(75g)〜600mAh(100g)を
使用したほうが飛行は楽です。
飛行時間は3〜4分程ですが、初心者では十分な飛行時間です。
たった3〜4分と思われるかもしれませんが、経験から言って独学で初めて飛ばす時は全然機体がいうことをききません。
手は汗でベットリ、だんだん顔色が青くなって、もう降ろしたいと思うことでしょう
そういう状況の時は時間がすごく長く感じます。
大容量バッテリーは慣れてからでも遅くはありません。
初めは、小容量のバッテリーを複数(2〜3個)持つと良いでしょう。
そして最後の不満はフルセットのオートカットは2チャンネル用な事です。
2チャンネルとはどういうことか説明しますと、方向舵(ラダー)・昇降舵(エレベータ)しか
操作できないことです。
モーター(プロペラ)のON/OFFは飛行直前にスタートボタンを押すとONになりバッテリーが切れると
OFFになる(ラダー・エレベータの電力は残します)という単純なものです。
つまり墜落させるとモーターONのまま高速に激突しますしヒューズも飛びます。
飛行中不具合が起きて着陸させたくても出来ません。(上手になってもこれは怖いです。)
3チャンネルだとモーターのON/OFFの制御ができるようになります。
3チャンネルのオートカットに変更することを強く勧めます。(プロポも3チャンネル以上である必要があります)
フタバ製プロポでのフルセット(アタックSR)は2チャンネル専用なので、入手困難ですが
KO社製プロポのフルセット(エアリーT(ワン)同梱)が良いでしょう。(オートカットは2チャンネルが同梱されてます)
私はフタバ3チャンネルプロポのNEWスカイアタックR(標準サーボ「S148」仕様)を1台とマイクロサーボ「S143」仕様を2台計3台所有しています。(当時は同時に複数飛行させたくて周波数を変えて複数プロポを買っていた)
6V系NEWチャレンジャー以降では主・尾翼・垂直尾翼の裏面の材質が改良?され宙返りが可能になっています。
反面、製作時にラダー・エレベーターのヒンジ部分を揉むと表面のフィルム部に亀裂が入りやすいので、私はぬるま湯につけながら慎重に揉みました
もし、完全に取れてしまったら薄手の防水テープを貼ると良いと思います。
さて、いったいどう揃えればいいのかというと、
理想は
A.スタンダードセットのチャレンジャー
B.軽量バッテリー・急速充電器
C.3チャンネルオートカット
D.プロポはKOエアリー1(カタログには出てましたが入手困難かも)か
フタバNEWスカイアタックR(3チャンネルプロポ)のマイクロサーボ仕様
E.単三乾電池8本(プロポ用)
この組合せの欠点はフルセットより割高になりますが5万円以内で揃えられると思います。
バラバラで買うのは面倒だしフルセットしか置いてない模型屋さんも多いので
若干の重量増加分の飛行性能低下に目をつぶりフルセットを買うのも良いでしょう。(とにかく安いので)
その場合は3チャンネルのオートカットにグレードアップできるエアリー1フルセットが良いでしょう。
※ユニオンモデルの280クラスは現在6Vから7.2V系に移行しています。
現行機種では7.2V仕様のEPシングルチャレンジャー(フルセット)になります。
補足:ラダー・エレベータ・モーターコントロールの3チャンネル仕様
シングルスティックのプロポ(3ch)は好みがあるので、もう売ってないかもしれませんが
スカイスポーツ4(4chプロポ)が同梱されたチャレンジャーMKII(フルセット)がオススメ
6V系と違う所はモーター・ペラ・サーボ・送受信機・アンプで機体は同一の物です
無段階にモーターコントロールができて、スピードと上昇力が、かなり良くなりますが初心者には
飛行スピードがすこし速いかもしれませんね。
しかし、モーターコントロール40%位でも水平飛行が維持できる強馬力は頼もしいです。
![]() 右翼の黒いシールは高空での姿勢識別用 |
![]() スキッド(そり)と交換してしまいました。 |
今、400クラス等で流行っているモーターグライダータイプの入門機が、このEPジュピターです。
この機体は、チャレンジャーに比べると一回り大きくスタイルがスマートでカッコイイです。
値段は大きさの割に安くスタンダードセットで定価1万円です。
搭載するサーボは、説明書にマイクロサーボ搭載の方法が記載されていませんので、私の機体は以前に買ったチャレンジャー・フルセットに同梱されていた標準サーボを組込み、本来受信機と2チャンネルオートカットしか搭載できない狭い内部スペースに無理矢理3チャンネルオートカットを搭載してあります。
バッテリー収納スペースの高さがチャレンジャーに比べて低いので上の写真の6V600mAh[AA]タイプ(俵型)バッテリーは入りません。
6V600mAh[AA]タイプ俵型バッテリーを電池ケース蓋を外し機体から半分はみ出た状態のままでセロテープ止めをして試飛行しましたが、
すこし上昇力が鈍り舵が重いだけで重心も問題なく飛びました。
デラックスセットとフルセットには6v350mAhの軽量型が同梱されています。(右下:写真)
初飛行させた感想はモータが回転している間は機首が頭上げしやすいのですが、旋回した時に高度が落ちにくくて低空での運動性能がとても良く一番着陸が易しい機体だと感じました。
初飛行後に少し降下するようにエレベーターを再調整した記憶があります。
上昇気流(サーマル)に乗って本来3分しか飛べないバッテリー(6V450mAh)で15分程度の滞空記録も作りました。
6V600mAhだとコンディションが良ければ30分はいけます。(上を向きすぎて首が痛くなった)
上昇力の良い機体なので、ジュピターフルセットに入っている重い1個25gの標準サーボでも不満は全然ありません。
高々度を長時間低速で飛ぶにはこれにかぎるといった傑作機だと思います。
この機体も3チャンネルは必要だと思うのですが、フルセットには、2チャンネルオートカットが入ってますので、前述したように将来3チャンネル化するのであれば、KOのエアリー1のセットが得です。(なぜかショップに置いてあるセットはフタバのプロポばかりですが・・・)
(写真左:フタバ製アタックSR[2ch])※現在、店頭に出回っていません
(写真右:KO製エアリー1[3ch])※現在、店頭に出回っていません
※付属品:受信機、標準サーボ(25g) x 2個
※現在、ジュピターは店頭に出回っていないようです。
現行機種だと兄弟機「マーキュリー」・「フェニックス」ですが、多少速度が高速になっていて難易度も若干上がりますが、安定性も良く素直な飛行特性なので、初級者向きだと思います。(マーキュリーEXはエルロン機なのでい中級、上級者向け)
※フェニックスは手投げ直後上昇力が弱いので低空スレスレでしばらく平行に飛んで加速するのがミソです