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大菩薩峠の歌

聞いてみる  中里介山の長編小説『大菩薩峠』を歌にしたもの。
 なぜ、宮沢賢治が『大菩薩峠』を気に入って歌まで作ったのかは知らない。
 楽譜は、『宮沢賢治』(ちくま日本文学全集。筑摩書房。1991年3月20日。文庫版)による。
ファイルのダウンロードはここ→大菩薩峠の歌(2.2KB)

はつかづき
廿日月
かざす やいば
は音無しの  こくう
虚空も
二つきりさぐる その りゅうのすけ
竜之介
風もなき しゅら
修羅のさかいを行き
まど
惑い 
すすきすがるる いのじ原 その雲のいろ
日は しず
沈み 鳥はねぐらにかえれども ひとはかえらぬ修羅の旅 その竜之介