2004年
2004.12.5(両国国技館『THE UNCHAINED WORLD』)
初めて入った国技館。枡席。へえ、こういうところなんだ。
赤いカーペットが敷いてあって四角く仕切られた席が階段状に並んでいる。一つのますに二人らしい。
場内の大きなモニターで「プロレスLOVE」の名場面ダイジェストなどを流している。
客の入りは、枡席、2解析はやや空席が目立つ。
(試合時間、決まり手は、全日本プロレス公式ホームページで公開されているものによる)
5時10分、ゴングがなると、RO&Dタイム。
TAKA以外はコーナーに立つ。TAKAのマイク。
「WELLCOME TO RO&Dタイム。全日本プロレス今年最後のビッグショー、ビッグマッチ。ご来場まことにありがとうございます。さて全日本プロレスといえば、川田利明、武藤敬司、小島聡、カズ・ハヤシ、有名人いろいろいるけれど、忘れちゃいけない最強軍団、俺たちの名前知ってるか。知ってるやつ名前言ってみろ」
会場からまばらに「R・O・D」の声。
RO&Dメンバー紹介。
日本通、オールラウンドプレーヤーブラウン。
長身、ジャンプ力、強い握力、アイアンボムという必殺を生み出した。ブキャナン。
でかいやつ。デブ。動けるデブ。身軽なデブ、飛べるデブ。こいつのケツを見てみろ。たぶん北斗ババアの顔面に百五十キロのケツが炸裂。ジャマール。
前回の両国大会では、川田、さん三のベルトに挑戦、あと一歩及ばなかった。日本に来て早10年、今シリーズ10周年を迎えた太陽ケア。
外人チームなのに日本人。ハローといわれるけど、日本人。世話係、通訳をしているけれど、全日本のの所属選手ではありません。RO&DのおしゃべりマシンTAKAみちのく。
「最強タッグ、俺たちRO&Dのケア、ジャマールが優勝しました。そろそろ新しいメンバーも入れちゃおうかなと思ってるんで、期待してください。最後までゆっくり楽しんでってくれよ」。
会場と「R・O・D」を合唱。
第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負 石狩、本間入場。モニターでそれぞれの選手の映像が紹介されるのかと思ったら本間の映像ばかり。
AKIRA
● 雷陣 明13分14秒
逆片エビ固め本間朋晃 ○
石狩太一
二人はリング・インするとそれぞれコーナーに立って場内にアピール。
場内から二人に声が飛ぶ。
おお、村山レフェリーだ。
AKIRAの映像が紹介され、二人が登場。AKIRAはコーナーに立って両手をあげる。
両軍、テーマが流れはじめてから、姿を現すまでに時間がかかった。
石狩に水色のテープ。
本間に黄色と水色のテープ。ここで投げた人、投げ方がうまく、一人で3回投げたのだと思うけれど、パッ、パッ、パッと花が咲くようにきれいに投げた。
雷陣に赤のテープ。
AKIRAにはテープはなかった。
大地コールが少し起こる。
「AKIRA」と声が飛ぶ。
雷陣と本間でゴング。
ロックアップから本間がバックを取り、雷陣が腕を取り、腕の取り合い、足の取り合い、雷陣が本間の裏アキレス腱を極めようとすれば本間は体を回転させ雷陣の足を取る。
立つあがって本間の首投げ、雷陣がロープに振ると本間の体当たりで雷陣が倒れ、本間のボディスラム。カバーはカウント2。
石狩にタッチ。
エルボーの打ち合い。
雷陣は声を出して打っていく。AKIRAにタッチ。場内から声が飛ぶ。
バックを取り合い、上になり下になりめまぐるしく動いて本間にタッチ。
本間はエルボーを打っていく。AKIRAがロープに振ってドロップキック。場内拍手。 AKIRAのボディスラムで雷陣にタッチして、雷陣のストンピング。
雷陣のボディスラム、ストンピング、ハンマー。
本間は起きあがってエルボーで反撃。雷陣も打ち返す。本間が打ち勝ち、雷陣をロープに振ってチョップからカバー。カウント2。
石狩にタッチ。
石狩のストンピング。ロープに振って高いドロップキック。カウント2。
雷陣をコーナーに押しつけて、蹴りつけ首を踏みつける。さらに腰を落とした雷陣に低空ドロップキック。
石狩のブレーンバスター。カウント2。
石狩のハーフボストン・クラブ。AKIRAがカット。本間にタッチ。
5分経過。
本間のストンピング。雷陣の腰を雷陣の腰を落としたまま本間の腹にヘッドバット。二発。
本間は倒れず、雷陣を踏みつける。
雷陣は立ち上がって張り手。本間も打ち返す。張り合って本間の勝ち。カバーはカウント2。場内拍手。
本間が雷陣をブレーンバスターでなげようとするが、なかなか持ち上がらない。雷陣は腹にパンチを入れて逆に投げ返し、AKIRAにタッチ。
AKIRAのドロップキック。本間がロープに振るが、AKIRはラリアットをかわして、本間の腕に腕をまきつた。さらにDDTをいれコーナーからムササビプレス。
カバーは石狩がカット。
AKIRAがバックを取るが、本間はエルボーで交わしてロープに飛ぶ。しかし、AKIRAがキック。本間は捕まりかけるが、延髄斬りを入れて石狩にタッチ。
石狩は三角跳びで顔面キック、コーナーでスイング式DDT。カバーはカウント2。
本間はリング下でサポーターをなおしていた。
石狩奮戦。ハイキックからジャーマン。カウント2。
ロープに振るが、AKIRAのカニばさみ、スタンディングで足首を極める。本間がカット。
雷陣にタッチ。
エルボーの打ち合い。雷陣は声を出して打っていく。
石狩がロープに振ろうとしたのを踏ん張ってエルボー。石狩をロープに振って腹にヘッドバットからチンクラッシャー。石狩を担ぎ上げてパワースラム。カウント2。
頭をたたいてロープにもたれている石狩にヘッドバットを落とす。
もう一発ねらうがこれは交わされ、石狩がロープにとんでニールキック。
本間にタッチ。
本間はコーナー・トップからミサイルキック。本間がAKIRAに突っかかると逆にやられる。しかし本間は雷陣をバックドロップで投げて、AKIRAを下に落とし、コーナーを走って雷陣にエルボー。
AKIRAがカットにはいると石狩がそれをカット、AKIRAが石狩を落とすと本間は雷陣とAKIRAを二人抱えてマットにたたきつけた。
本派はコーナーからダイビング・ボディプレス。カウント2。場内拍手。
本間がロープに飛ぶと雷陣が腹にヘッドバット。雷陣の小包固め。あわや3カウント。惜しい。
雷陣のエルボー、本間のエルボー、エルボーを思い切り打ち、雷陣は場内の声に励まされて臆せず打っていく。さらに張り手の打ち合い。
本間の張り手の音が響いて、本間がロープに飛んでエルボー。
カバーはAKIRAがカット。
石狩が入ってAKIRAをリング下に落とし、プランチャ。
本間はエルボーからラリアット。カウント2。場内拍手。
本間が雷陣の両足をつかんで逆エビ固めで雷陣がタップ。
場内から「あーあ」と落胆の声。
試合後は本間が雷陣を起こして健闘をたたえ、それぞれ握手して四人で手を挙げた。
第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負 LOVEマシーンズ入場。
渕 正信
● 荒谷望誉
平井伸和08分35秒
片エビ固め
(ターボドロップ2)ラブ・マシン・ストーム
ラブ・マシン・スティール ○
ミニ・ラブ・マシン
青コーナーからミニを先頭に、スティール、ストームが登場。
カラーボール投げ。やる気なさそうで近いところばかり投げていたがだんだん遠くにも投げるようになった。
スティールは最後のボールを投げて両手の指を立ててダダダと回るポーズ。
渕の映像が流れて、平井、荒谷、渕が登場。
平井はコーナーに立ってTシャツを投げる、
マシーンズにそれぞれテープなし。
平井に白赤黄色のテープ。
荒谷にピンクのテープ。
今日は渕にはテープはなかった。
レフェリーはデューク佐藤。
渕たちはミニを指さし、ミニと渕でゴング。ゴング前から「ふっちー」コール。
ロックアップからミニが渕の腹にパンチ。顔面かきむしり。腹にパンチ、地獄突き。
怒った渕がパンチから顔面へのキック。
渕のボディスラム。ミニを起こしてさらにボディスラム。顔面踏みつけ、
ストームがロープをまたいだので、渕がロープを上下に揺さぶって股間を打とうとしたが背が高いので当たらない。荒谷と平井もそれぞれロープをまたぎ、レフェリーがそちらへ行った隙にスティールが入って渕にボディスラム。
ストームと荒谷にタッチ。
胸の張り合い。
渕は怒って青コーナーに行ってミニを捕まえ鉄柵外へ連れて行き、見えなくなった。
リング内ではストームが荒谷をコーナーに追いつめ、串刺しラリアット。
渕は浜田をリストラボックスに入れてしまったらしく場内拍手。
荒谷がブレーンバスター。
平井にタッチして平井のミサイルキック。
浜田は頭を押さえながら戻ってきた。
平井とストームのエルボーの打ち合い。
平井が裏投げに行こうとするが、ストームがフロントススープレックス。
スティールにタッチ。スティールのパワースラムでカバーはカウント2。
平井をコーナーに振って串刺しラリアット三連発からリング中央に戻してラリアット、エルボードロップ。カバーはカウント2。
平井は裏投げを極めて荒谷にタッチ。
荒谷は突進してスティールを倒し、ストーム、ミニをリング下に落とし、スティールをコーナーに振って荒谷、平井と串刺しらラリアットから、渕に向かって振って渕のハイキック。
平井と荒谷二人でスティールを投げて、荒谷がボディスラムからムーンサルト。
カバーはストームがカット。
渕が入ってストームをリング下に落とし、また鉄柵外へ連れて行く。
リング内では荒谷がスティールにラリアット。カウント2。
平井が浜田をカットして、荒谷のSTF
リストラボックスの方は、渕が入れられてしまったらしい。
平井はリング下で浜田にWARスペシャル。
ストームが戻ってきて平井を蹴散らし、リングに入って荒谷をカット。
場内「ふっちー」コール。
リング内ではストーム、スティール、ミニが連続串刺しラリアット。
ミニの浜ちゃんカッター、スティールのエルボードロップからスティールがカバーしてカウント2。
スティールはターボドロップを出そうとしたが、平井がカットにはいる。ストームが平井にパワーボム投げ捨て。
スティールは荒谷の踏ん張りも何のその、ターボドロップ2でカウント3。
マシーンズは退場の途中でカメラに向かって肩を組んでポーズ。
第3試合 世界ジュニアへビー級選手権試合 60分1本勝負 モニターに、NOSAWAが「論外」と呼ばれた時の映像が紹介される。「プロレスLOVE」のダイジェスト。前回の両国の防衛戦後の記者会見、後楽園、と、テレビの一部をそのまま使っているようだ。
○ カズ・ハヤシ 14分47秒
片エビ固め
(ファイナル・カット)NOSAWA論外 ●
山口大会の前哨戦の映像も。
NOSAWAの映像。なぜかクマのプーさんにはモザイク。
NOSAWAはリングインすると、「NOSAWA論外」と書いた紙をかざして見せ、和田レフェリーに深々と一礼。
カズがベルトを巻いてリング・イン。
カズはコーナーに立って場内にアピール。
ガオラの近藤さんが選手権試合宣言。
ベルトの返還。
NOSAWAはベルトを見せられ、もらおうとして場内笑い。
NOSAWAに結構声が飛ぶ。
カズはコール前にTシャツを投げた。
カズに赤いテープ。
京平コール。
ゴングが鳴っても両者様子を見合う。NOSAWAが握手を求めクリーンに握手して場内拍手。
NOSAWAコールまで起こる。
バックの取り合い、腕の取り合いからカズのヘッドロック。
そのまま投げるが、NOSAWAが足をかけてはずし両者立ち上がる。
腕を取り合うがNOSAWAはテクニックのある攻防を見せ、カズをうまく丸め込む。カウント2。
NOSAWAがカズの足を取り、足首を固め次いで腕を取り、カズがそれを返してNOSAWAと投げ合い、カズのバック・ブリーカー。
両者身軽なところを見せて場内から拍手。
NOSAWAに声が飛ぶが、NOSAWA腰が痛いと膝を突く。
続いてNOSAWAは握手を求める振りをしてカズにキック。カズはスライディングでリング下に逃れ、すぐに戻る。NOSAWAがその後を追うと、カズはリングに入ろうとしたNOSAWAの顔にスライディングキック。
リングに戻り、カズの体当たりでNOSAWAが倒れるが、次はNOSAWAがキックで迎撃、けり合い、足を取り合い、NOSAWAがドラゴン・スクリューからシャイニング・ウィザード。さらにLOVEポーズまで。場内に受けたのでももう一回ポーズ。
リング下のカズを追ってい鉄柵に振り、さらにシャイニング・ウィザードをねらうがカズにかわされ、NOSAWAは鉄柵に足を打ち付けてしまう。
カズがNOSAWAを戻して、痛めた左膝を踏みつける。NOSAWA悲鳴。
カズのボディスラム、カズはNOSAWAの両足を極める。インディアンデスロックか。
さらに、股裂き気味に左足首を極めるとNOSAWAはロープに手を伸ばすが、カズはそれを引き戻し、リング中央でNOSAWAの両足を極める。
NOSAWAは悲鳴を上げながらロープに這っていってブレイク。拍手。
NOSAWAは左膝が痛い。カズは情け容赦なく踏みつける。
場内から「NOSAWA」と声が飛ぶ。
カズはNOSAWAをコーナーに押しつけ、NOSAWAの左足をロープにかけて痛めつけ、さらに突進すると、NOSAWAが右足のキックで迎撃。もう一度突進すると、NOSAWAは直前で身をかわし、カズは鉄柱に肩を打ち付けてしまう。
NOSAWAは膝が痛そうながらも反撃に出て、カズを踏みつけ、サッカーボール・キックで蹴りつける。
カズを起こして左腕を取り、投げて、腕ひしぎに。
カズは体を反転させてロープブレイク。
NOSAWAは立ったままカズの左肩にまたがり、左腕を極める。
さらにロープにカズの左腕を巻きつけ、左腕と肩を痛めつける。倒れたカズの左肩に膝を落とし、カバーはカウント2。
カズがボディシザースに行くとNOSAWAはそれを持ち上げるがカズはその頭を抱えてマットに打ち付ける。
NOSAWAがロープに飛ぶが、カズが前に落とし、ロープ中段からムンサルト、しかし論外が膝を立てて剣山で迎撃。ところがNOSAWAも膝が痛い。カズの低空ドロップキックがNOSAWAの膝に炸裂して十分経過。
カズのWA4。カウント2。場内拍手。
NOSAWAがロープに振ると、カズは倒立して反動で戻るが、論外がキックで迎撃。
両者苦しい。胸を張り合う。
カズのエルボーでNOSAWAが膝を突くが、ロープに飛んでエルボーを打ち返す。カズのキック、フライングニールキック。
またNOSAWAを抱えてWA4をねらうが、NOSAWAが返して丸めこんでカウント2。
さらにNOSAWAは丸めこみを狙いカウント2。
NOSAWAは外道クラッチまで出すが、カウント2。場内どよめく。
NOSAWAはカズの腕を取って回転して下からから攻める。NOSAWAの足をカズの首にかけて、右腕を伸ばした形。
NOSAWAがカズを起こしてファイナルカット。これはカウント2。
NOSAWAの回し蹴りがカズの側頭部にヒット。カウント2。場内どよめき。
カズにもNOSAWAにも声援。カズがWA4。
しかし論外はすぐに立ち上がってカズを前に投げ落とし、さらに前にたたきつけカバーはカウント2。
NOSAWAは首をかききるポーズからジャーマンで投げるが、カズがバク転でかわしてたちあがる。カズがジャーマンをねらうとNOSAWAが急所を蹴り上げ、カズを丸め込む。カウント2。
NOSAWAはさらにファイナル・カットに行こうとし、カズはそれをかわしてバックドロップ。しかしNOSAWAは空中で回転して顔から落ちる。カズがまた抱え上げてWA4。
さらに無理矢理起こしてファイナル・カット。これでカウント3。
カズがベルトとトロフィーを受け取ると、そこにミニ・マシーンが登場。マイクで、「次は俺だよ」。
TAKAも現れて「おいおっさん、ちっちゃいのは黙ってろ。おいカズ。一月後楽園で俺とお前のシングルが決まった。せっかくだかベルトもかけてくれ」。
カズ「TAKA、お前は論外ではなくふさわしいチャレンジャーだ。日時、場所、お前の望むところでやってやると。次のチャレンジャーはお前だ」。
怒ったミニ・マシーンがカズを痛めつけると、覆面の男が走ってきてリング・インし救出。
カズを起こしてカズに握手を求める。がカズが握手しようとすると蹴りつけて、踏みつける。
そこに石狩が入って覆面男をロープに振り、フライング・ニールキックを入れようとするが相手はロープをつかんで戻ってこなかったので空振り。覆面男はすぐに去る。
石狩「(マイクで声が出るのを確認してから)お前、なんだそのマスク。お前ベイダーか。さっきの技で誰だかわかるけど。あんたが欠場してる間に、あんたの戻ってくるすきまはなくなってるんだよ。そんなに戻って来たいんだった、俺が相手してやるよ。そして俺が欠場においこんえやる。カズさん、俺があいつに勝ったら挑戦させてください」。
カズ「え?」
場内大受け。石狩は「俺の言ったことは」と、和田レフェリーにもいろいろ言うが、カズは全く相手にしない。
場内に「これからもカズ・ハヤシが世界ジュニアチャンピオンであり続けます」とアピールして退場。
第4試合 諏訪間幸平試練の七番勝負 30分1本勝負 諏訪間の入団挨拶の映像。
● 諏訪間幸平 06分28秒
体固め
(ラリアット)ベイダー ○
諏訪間の紹介映像。これも「プロレスLOVE」。テレビ中継があるってありがたい。
ベイダー戦発表の記者会見の映像。
諏訪間入場。
ベイダーの「イッツ・ベイダー・タイム」の声が流れて、たぶん新しいコスチュームのベイダー登場。クワガタのような鎧。
ベイダーはロープの間はくぐれないらしく、石狩たちがトップロープをゆるめて、それをまたいで入場。
リング中央に鎧を置くと、場内をあおる。
鎧からはお約束の白い煙が吹き出す。場内どよめき。
ベイダーにも声援が飛ぶ。
ベイダーは応援グッズの大きな手の形のものを客席に投げる。
ベイダーに拍手。
諏訪間に白いテープ。
「ボンバー」コール。
ゴングが鳴ると、両者リング内を回り、力比べに行こうとしてベイダーがパンチのフェイントを見せたり。
やっとロックアップして諏訪間が押し込まれて膝を突くが、ベイダーをコーナーに押していく。
また組むがベイダーが諏訪間の両脇腹にベイダーハンマー、顔にも。諏訪間をロープに振ってベイダーが体当たり。倒れる諏訪間。
ベイダーがボディプレス。あわやというところ諏訪間が返したが、諏訪間は脇腹を痛めて足をばたつかせる。
立ち上がると、ベイダーが諏訪間の左腕を取って後ろへ倒そうとする。諏訪間は踏ん張るが倒れ、うつぶせに。ベイダーは上からのしかかり、脇がため。左腕を極める。
ねじり上げるベイダー。諏訪間苦しそう。
ベイダーは諏訪間の左手を足で挟んで、顔に手をかける。
さらに体勢を変えて、縦四方のような形で頭にのしかかり、首を極めにかかるが、諏訪間は体を回転させてロープに逃れる。
ベイダーがロープに振ると、諏訪間はかわしてロープに飛んでジャンピング・ニー! さらに串刺しジャンピング・ニー!
腰を落とすベイダー。
諏訪間はそれを立たせてエルボー、後ろに回ってジャーマンをねらう。場内も力が入る。ついに投げきった。場内拍手。カウント2。惜しい。場内どよめき。
諏訪間はストンピング。
ベイダーが立ち上がって五分経過。
諏訪間のラリアット。カウント2。
諏訪間はおたけびをあげて、ベイダーを立たせるが、ベイダーがハンマー連発。諏訪間ふらふら。
ベイダー諏訪間を抱えてマットに投げつけると諏訪間は大の字。ベイダーは諏訪間を立たせて顔面にハンマー連発。さらに投げ捨て、ボディプレスからカバーはカウント2。場内拍手。
ベイダーは諏訪間が立つのを待ってラリアット。場内悲鳴。カウント3。
ベイダーもすぐには立ち上がれない。
諏訪間は倒れたまま。石狩や平井が心配そうに様子を見る。
ベイダーはコーナー中段に立って場内にアピール。
諏訪間はやっと起きあがり、ベイダーは平井をどかすと、は諏訪間と握手して、礼をし、さらに諏訪間の手を挙げてやって場内に拍手を要請。
ベイダーのセコンドは日本人のようだろうけど誰だろう。見たことがあるような気がする人なんだが。
ベイダーは入場口ではなく、客席の間の通路から退場しようとしたので観客が群がる。
ここで休憩。
でもって、休憩の終わりを知らせるゴングが鳴ると、「スケッチブックタイトルマッチ、30秒一本勝負を行います」というアナウンス。
何だ何だ何だと思っていると、赤コーナー入場口から姿を現したのはスケッチブックを手にした鉄拳!
「恥ずかしいから僕の方じゃなくてモニターを見てください」などと言いながらネタを披露。
「こんなプロレスはいやだ」を披露し、「アンコールしてください」と言い、アンコールの声が起こると、もう一冊だして、「こんなタイガーマスクはいやだ」。客がプロレスファンばかりだし、ネタもいいので受けもよく、場内大いに和む。
退場するときは、若手に抱えられ、空を飛ぶような格好で消えていった。
第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負 鉄拳のコーナーが終わったのが七時。
○ 小島 聡 16分52秒
片エビ固め
(ラリアット)スーパー・ラブ・マシン ●
モニターでこれまでのいきさつを復習。
テーマ曲が流れてもマシンはなかなか姿を現さない。
やっと現れると、後ろにストーム、スティール、ミニが付き従って登場。
小島入場。
カズがセコンドに突いている。
小島にはオレンジのテープが飛ぶ。
レフェリーはデューク佐藤。
「コジ様」という声も飛ぶ。
組んでは離れ、また組んで小島のヘッドロック。
マシンがロープに振って小島の体当たり、どちらも揺るがず。
魔神のヘッドロック。小島がロープに振るとマシンが体当たり。倒れない。
胸への張り手の打ち合い。どちらも負けていない。
マシンのヘッドバット、小島のエルボー。マシンもエルボー
マシンも小島もロープに飛んでエルボー。
小島はマシンの右足を取って倒すが、マシンが小島の右足を捕まえ、かかとを極めにかかる。小島はロープに手を伸ばしてブレイク。
立ち上がり、力比べ。
マシンが優勢。小島は膝を突く。
小島は立ち上がって逆に押していく。両者そのまま腹を蹴りあい、小島のチョップ。マシンのエルボー。小島が倒れる。
マシンは小島の脳天にエルボーを落とし、ギロチンドロップ。
カバーはカウント2。
マシンは小島を投げて、左腕に腕ひしぎ。
小島の足がロープに届くが、マシンは離さない。
やっとブレイクして小島はリング下にエスケープ。
すぐに戻り、ロックアップかと見せてモンゴリアン・チョップ。打ち合い。小島がロープに飛ぶと、マシンのエルボー。
グランドの展開になり、足首を極めあう。
マシンが立ち上がり、小島の左足を極め、小島はロープに手をのばす。
小島立ち上がってキックから逆水平連発。マシンの低空ドロップキックが小島の左膝に炸裂。
マシンは立ったまま小島の左足首を極めにかかる。苦しむ小島。
マシンは倒れ込んでさらに痛めつけるが、小島の手がロープに届く。
マシンは小島の左足をロープにかけ、ももを蹴り上げ、逆水平連発、ヘッドバット。
後頭部に肘を落とし、小島をリング下に落とすと、ストーム、スティールが小島を痛めつける。
MUTAが小島を通路奥に連れて行って、通路でセコンドを巻き込んでの乱闘がモニターに映る。
小島がやっと戻ってきて、リング内に。
マシンの逆水平連発。
ニーリフト。コーナーに振ってマシンが串刺しラリアット。反対側に振ってもう一回。さらにマシンのDDT。
小島はすぐに立ち上がるが、マシンの一発に動きが止まり、マシンのギロチンドロップ。
カウント2。
腰を落とした小島の顔を蹴るマシン。
マシンがバックに回ると小島はコジコジ・カッターをねらうが、マシンはその脇腹を殴って逃れる。
マシンがロープに飛んでラリアットをねらうと、小島はその腕に自分の右腕を打ち付け、コジコジ・カッター。
小島が先に立ち上がり、マシンのをコーナーに追いつめて、場内の声に合わせて逆水平連発。
反対側に振って、エルボーから「行っちゃうぞバカヤロー」エルボードロップ。
カウント2。
マシンのと小島、逆水平を打ち合い、マシンがロープに飛んで急所を蹴り上げ、小島をバックドロップで投げる。
カウント2。
小島をコーナー際に投げ捨てて、コーナー中段からマシンのセントーン。
カウント2。
ブレーンバスターの打ち合い小島が勝って投げ捨てる。
CCCDが出るがカウント2。
小島はサポーターを投げ、ロープに走るが、マシンのセコンドがその足を引っ張る。
小島がリング下に降りると、マシンたちが殴りつけてリングに戻す。
マシンがロープに飛ぶと小島はそれを捕まえて前に投げ落とすが、カバーするとミニがレフェリーを引きずり落としてカウントさせない
リング下でミニとレフェリーがやりあっているところで、マシンとストームがサンドイッチ・ラリアット。
レフェリーがストームを外に出そうとしていると、マシンが小島にラリアット。レフェリーは倒れた小島の下敷きになって大ダメージ。
魔神風車固めがきまるが、レフェリーはカウントできない。
マシンがジャーマン。もう一発投げっぱなし。
やっとレフェリーが動き出す。マシンがジャーマン・スープレックス・ホールド。
カウント2。場内拍手。
マシンがコーナーに立ってダイビング・ヘッドバット。カウント2。
マシンがロープに飛んでラリアット。小島倒れない。マシンがリアット。倒れない。小島のラリアット、マシンが倒れ、小島がロープに飛んでまたラリアット。
これでカウント3。
第6試合 特別試合 30分1本勝負 モニターでこれまでのおさらい。
○ グレート・ムタ 11分00秒
体固め
(閃光妖術)GREAT MUTA ●
ここから木原アナ。白いジャケットを着ている。
MUTAが極彩色のガウンをまとって登場。マシーンズがついてくる。
マスクに弁髪風のものがついている。
ムタのグレート・ムタ時代のテーマ曲が流れ、場内手拍子。
初見参の新しいムタは顔を布で隠している。
ムタには色とりどりのテープ。
コールされて布を取ると角の生えた緑の顔。
上着を取ると、胸と背中にも緑のペイント。
村山レフェリー。
ゴングが鳴ると両者リングを回り、ロックアップ。
両者ロープに飛んでさっそくムタが緑のどくきり。
場内拍手。
ムタはリング下におりて放送席に身を乗り出すと、その後ろの小さい子に顔を突きつけるが、子どもは反応なし。
ムタはリング下を歩いて客席を挑発したりしてやっとリングに戻る。
ムタがMUTAの足を極め、立ち上がってキック、コーナーに振って突進するがMUTAが交わし、ムタを投げる。
ムタが投げ返すが投げ返される。間が多く、なかなか動きが出ない。
ムタのサミングで離れ、MUTAをロープに振るとMUTAはムタの攻撃をかわしてドロップキック。
MUTAがムタの左腕を取る。
ムタはMUTAをリング下に落とし、客席の椅子を取ると、それでMUTAを突く。
さらにマイクスタンドでMUTAを突く。
五分経過。
リングに戻り、フラッシングエルボー。
場内沸く。
MUTAはムタの腹にパンチ。
ムタがMUTAをコーナーに投げると、MUTAはロープの間から飛び出して、鉄柱に肩を打ち付けてリング下に落ちる。
ムタがMUTAを鉄柵に振り、ミニ・マシーンがじゃまにはいるとこれも投げつける。
ムタは一人リングに戻ってLOVEポーズ。
MUTAがエプロンにあがったところでムタが蹴りつけ、マスクに手をかけるが、今度はMUTAが毒霧で逆襲。
MUTAもリングに戻り低空ドロップキック連発。ムタは蹴りを出すと、MUTAがドラゴン・スクリューからシャイニング・ウィザード。
MUTAのフロントスープレックス。
ムタはすぐに立ち上がって、MUTAが振り向いたところでシャイニングウィザード。
スティールはパイプ椅子をリング下に用意。
MUTAがムタをロープに振るが、ムタは攻撃をかわして低空ドロップキックからドラゴン・スクリュー、足4の字。
ここでミニ・マシーンがレフェリーの注意を引きつけ、スティールが椅子を投げ入れて、MUTAが椅子でムタを殴り、足をはずす。
MUTAの投げっぱなしジャーマン。MUTAのボディースラム。
MUTAはコーナートップから旋回式ギロチンドロップ。
カウント2。
10分経過。
ムタが低空ドロップキックから立ったままの相手にシャイニング・ウィザード。
ここでまたもミニ・マシーンがレフェリーの注意を引くと椅子が入れられ、ムタが振り向くのを待ってMUTAが椅子で殴ろうとしたが、振り向いたムタは赤い毒霧をはいて反撃。
続いて出したシャイニングウィザードで決まり。
マシーンズは負けたMUTAに集団ストンピング。
ミニ・マシーンががコーナーにあがると、ムタがその顔に毒霧を浴びせ、MUTAを救って姿を消した。
MUTAはロープに捕まって立ち上がり、よろよろと、ムタが退場した赤コーナーの方から退場。
第7試合 健介ファミリー VS RO&D決着戦 モニターでは、「すべてはハワイから始まった」と、いきさつをおさらい。
5対5イリミネーションマッチ
佐々木健介
天龍源一郎
中嶋勝彦
健心
北斗 晶佐々木健介一人残りで
健介ファミリーの勝利TAKAみちのく
太陽ケア
ジャマール
ブキャナン
ディー・ロウ・ブラウン
旗を持ったTAKAを先頭にRO&Dが入場。
客席はだいぶ埋まっている。
リングインすると、TAKAが旗を振り、残り四人はコーナーに立つ。
天龍の幟が立ち、健介ファミリー入場。
中嶋、健心、北斗、健介、天龍の順に登場。
健介はベルトを腰と肩に。
北斗はジャージ姿に赤と黒の木刀を肩にのせている。
北斗に黒いテープ。
健心にピンクのテープ。
中嶋に白と黄緑のテープ。
天龍に黄色のテープと大歓声。
健介に赤と黄緑のテープ。
「ボンバー」コール。
北斗がジャージを脱ぐと現役時のようなコスチューム。場内大いに沸く。
場内北斗コール。
TAKAが北斗を指名し、TAKAと北斗で開始。場内拍手。
ゴングが鳴ると、TAKAがジャマールと抱き合ったので、北斗は天龍に抱きついてみせる。
いきなり天龍が木刀を持ってTAKAを殴ろうとしたので、ジャマールが椅子を持って入ろうとしてレフェリーが止める。
TAKAが握手を求め、北斗が手を出すと蹴りつけるが、すぐに北斗が上になってはり倒し、場内沸く。中嶋にタッチ。
中嶋のキックの連発。ロープに振ってドロップキック。ストンピング。
天龍にタッチ。天龍のチョップ。天龍がTAKAを押さえて、北斗が顔を張る。
天龍が投げてカバーはカウント2。
健介にタッチ。天龍は逆水平を入れて、健介とダブルのショルダーアタック。
健介がTAKAを足で踏みつけてカウント2。
健介のボディスラム。
健心にタッチ。健心も逆水平。
TAKAはキックで反撃してジャマールにタッチ。ジャマールのブレーンバスター。さらに殴りつける。
健心も張り手を出すが、ジャマールの逆水平に悶絶。健心も打っていくがやられる。
健心が逆水平連発もジャマールのトラースキックに倒れる。ブラウンにタッチ。
ブラウンの張り手、ロープに振ってラリアット。さらに首投げから、すわらせてロープに飛んでラリアット。カバーは北斗がカット。
ケアにタッチ。
コーナーに振ってケアの串刺しラリアット。ケアのボディスラム。ケアがコーナーからボディプレス。カウント2。
ブキャナンにタッチ。
捕まる健心。ブキャナンのバックドロップ。
カバーはせず、またバックドロップ。首をかききるポーズからちょっとくずれたジャーマン。カバーは中嶋がカット。
健心をコーナーに振って串刺しラリアット連発。
北斗たちが抗議するとRO&Dが健介ファミリーをリング下に落とし、全員で健心に一発ずつ。串刺し攻撃。最後はジャマールが串刺しボディプレス。
ブキャナンのアイアン・バン(アイアン・クローのまま持ち上げてマットにたたきつける技)でカウント3。
中嶋が入ってブキャナンに打ちかかるがすぐに捕まる。
TAKAが入ってヘッドバット。、TAKAはコーナーに振ろうとしたのを振り替えされるが、嶋を交わしてコーナーを利用してハイキック。さらにトラースキックでカバーは健介がカット。
TAKAの突進を中嶋が交わし、中嶋がジャーマンでなげようとするとTAKAはバク転して立つが、中嶋のキックからジャーマン。
ブキャナンにタッチ。
ブキャナンは天龍を指差すが天龍は出ない。
中嶋は間合いを取って蹴りを出す。しかし捕まり、押し倒される。
ブキャナンがマウントポジションから張り手を入れてブラウンにタッチ。
中嶋はブラウンを押していって健介にタッチ。
健介の逆水平連発。北斗はその前にブラウンにかみついていたようだった。
ブラウンのブレーンバスター。カウント2
天龍にタッチ。
天龍の逆水平。コーナー振って逆水平。パンチ。ブラウンがサミングで反撃。
ブキャナンにタッチ。ブキャナンがエルボーからニー。
さらに天龍の左腕をつかんでロープ渡りからチョップを打ち下ろす。さらにブレーンバスター。カウント2
ブキャナンが天龍の後頭部にかかとを落とし、カバーにはいると、北斗が木刀でカット。
ブキャナンと天龍のラリアット相打ち。さらにブキャナンがラリアットをねらったが、天龍にかわされ、トップロープから飛び出してしまった。しかし、両手がロープをつかんでいたので、一度は逆上がりで戻るが、すぐに天龍に落とされて失格。
ブラウンがそのまま入って天龍をやり合う。天龍はサミングで動きを止めて健介にタッチ。
健介が逆水平を打っていくが、ブラウンはジャマールにタッチ。
健介とラリアットの打ち合いはジャマールの勝ち。
中嶋にタッチ。
中嶋は臆せず打っていく。
ジャマールはロープに振ってラリアット空振り。エルボーも空振り。ボディアタックも空振り。中嶋のエルボーが決まって場内沸くが、ついにジャマールのエルボーが決まる。ブラウンがコーナー中段からムーンサルト。カウント2。
ブラウンの連続ブレーンバスター。三回目は滞空時間が長い。
健心がカットにはいるとブラウンはすぐに立ち上がる。
中嶋が立ちあがって、チョップ打っていくが、打ち負ける。
ブラウンがロープに振ったがラリアット空振り、中嶋はキックで反撃して天龍にタッチ。
天龍はパンチ、チョップで勢いがよかったがブラウンが急所攻撃。場内ブーイング。
天龍を投げて、ブラウンがコーナーからボディプレス。
カウント2で中嶋がカット。
ジャマールにタッチ。
ジャマールのヘッドバット。
天龍のチョップ。
ジャマールがヘッドバット連発。ラリアット。
ジャマールはコーナートップからフライング・ソーセージ。
カバーはせず、天龍を立たせてトップロープから落とそうとするが、天龍はロープにしがみついて落ちない。
天龍はエプロンで踏ん張るが、ジャマールのロープ越しのドロップキックで落ちて退場。
健介が入る。
TAKAに変わって健介の顔をねじる。
ブラウンにタッチ。
張り手の打ち合い。
健介のラリアット。カウント2。
中嶋にタッチして鬼嫁殺し炸裂。
中嶋のキック。エルボー連発。
ブラウンもエルボー。
重みはブラウンの方が上。
ブラウンのチョップ。
中嶋が張り返す。
ブラウンがボディスラムから顔に膝を落とす。カバーはカウント2。場内拍手。
中嶋がロープからエルボー、キック連発。しかし、さらにロープに飛んだところで、抱え上げられてロープに落とされる。
さらにブラウンがロープに飛んで体当たりを入れると、勢い余って中嶋もブラウンもロープ越しに落ちて両選手退場。
北斗は健介と打ち合わせして、出てきたTAKAを下がらせ、ジャマールを呼び寄せる。
リング下で天龍がブキャナンにペットボトルを投げつける。
ジャマールが入って、北斗が殴るが、全然聞かず、ジャマールがなぎ倒す。
ジャマールがTAKAにタッチしようとすると、北斗が後ろから木刀で殴りかかり、さらに首を絞める。
レフェリーが木刀を取り上げると、ジャマールは北斗を持ち上げ、パワーボムに行こうとしたが、北斗は上で回転して回転海老固めをねらう。しかしジャマールは動かない。健介がラリアットでアシストとして回転するが、カバーは決まらない。
ジャマールは北斗をコーナーに振ってヒッププレス。
さらに、北斗をリング中央に寝かせて、コーナーにあがる。場内騒然。
健介が入ってコーナーのジャマールに雪崩式ブレーンバスター。
ケアが入って健介をリング下に落とし、ジャマールが立ち上がって、北斗の髪をつかむとパワーボムに行こうとする。
しかしさすがに投げはせず、ロープ越しに落とそうとしたが、北斗はロープをつかみ、足でジャマールの頭を挟み込んでいたので、健介が入ってジャマールごと北斗を落としてしまう。
北斗はリング下で怒ったらしく、健介は手を合わせてリングら謝っていた。
その健介にTAKAが後ろから殴りかかるが、健介のラリアット一発で3カウント。
残るはケアと健介。
場内健介コール。
チョップの打ち合い、一発一発に場内から声があがる。
健介がロープに振って逆一本背負い。さらにコーナーに振ってフェイスクラッシャーに行こうとしたのをケアがかわし、蹴りの三点セット。
さらにケアのバックドロップ。カウント2。
ケアが担ぎ上げてハワイアン・スマッシャー。カウント2。
25分経過。
ケアは首をかききるポーズから、また担ぎ上げようとする
健介はそれをさせず、ロープにとんだケアにパワースラム。ノーザンライト・ボムも極めてカバーするとTAKAがカットに入ったので場内ブーイング。
北斗も入ってTAKAを落とし、一度はコーナートップに上るが、エプロンに降りて、前転式トペ。
天龍もRO&Dの方へ行ってやりあう。
リング内では健介のストラングルホールド、ケアの波のリスープレックスの攻防。
両者動きが止まり、リングしたでは両陣営がやりあう。
健介の左右のラリアット。健介がケアを投げてコーナートップからローリング・セントーン。カウント2。
健介が右手を挙げ、ロープに飛んでラリアット。カウント1でケアが返す。
さらに健介のノーザンライト・ボム。
これでカウント3。
手を挙げて勝利のあと、中嶋が北斗の指示で子どもたちをリングに入れ、子どもたちも一緒になって記念写真。
カメラマンたちは子どもたちの目線をもらおうと手を振ったりしていた。
健介ファミリーは通路の奥のカーテンの前でならんで一礼。場内から拍手。
メイン 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負 健介たちが消えると、参観ベルトの歴史、川田の防衛記録が三沢にならんだこと、川田と天山のこれまでの戦いなど紹介。
○ 川田利明 32分21秒
片エビ固め
(座っている荒谷への
ランニング顔面蹴り)天山広吉 ●
天山は銀のガウン。新日のセコンド二人を連れて入場。
川田が姿を現すと場内大歓声。
解説席の小島のお顔がモニターに映る。
ガオラの近藤さんが認定書を読み上げる。
ベルト返還。
川田のガウンは黄色と黒。ガウンというより大きなジャケット。
場内からは天山にも声が飛ぶ。拍手とブーイング。
川田には四方八方から黄色いテープ。
京平コール。
ゴングが鳴ると、にらみ合う二人。
天山は川田を中心にリングを一周し、客席をあおる。
ロックアップ。天山が押していってきれいにブレイク。
次は川田が押していってこれもきれいにブレイク。
天山が川田の左手を抱え込むがロープブレイク。
天山のチョップ、川田の逆水平、川田のエルボー、天山のエルボー、ハンマー。
川田は受けていたが天山をロープに振り、キックを出そうとすると、天山はロープをつかんでそれをさせず、エルボー。
エルボーの打ち合いから川田のトラースキック。天山はリング下にエスケープ。
天山は時間をおいてングに戻る。
川田が低いタックルから天山の足を取り、上になる。天山はどうにか体勢を変え、立ち上がり、コブラツイスト。
離れて天山のヘッドバット。川田もお返しするが、自分の方が痛かった。
天山のヘッドバット連続からモンゴリアン・チョップ連発。
川田はコーナーにもたれる。
五分経過。
川田のローキック。天山もキックを出す振り。
両者さぐり合いから、天山の張り手、
天山の逆水平。川田の張り手、天山のモンゴリアン・チョップ。顔の張りあいから、川田もモンゴリアン・チョップを出して相打ちで場内沸く。
天山のヘッドバット。川田を投げてのどに手刀を打ち下ろし、川田の頭をちょこちょこ蹴る
川田が立つと、頭をなぐりヘッドロックで締め上げる。
川田は天山をロープに振るが、天山の体当たり。川田がロープに飛んでの体当たりでは天山は揺るがず、川田の顔をかきむしる。
両者ロープに飛んで天山のボディアタック。
川田を天山がリング下に落とし、天山も降りて、殴るける。さらにヘッドバット。
川田は天山を鉄柵に振って逆水平。キック。
天山を鉄柵にもたれさせてその後頭部に足を打ち落とし、リング下のマットの上でパワーボムをかけようとするが、天山が踏ん張る。
天山を蹴ってさらにねらうが天山がショルダースルーで返し、先にエプロンにあがり、リング下に飛び降りながらモンゴリアン・チョップ。
川田を投げようとするが、川田は踏ん張り、天山のヘッドバット。
天山はリングに戻って場内にアピール。
川田がエプロンに立つと。天山が体当たりして川田は鉄柵に激突。本部席までひっくりかえる。
天山は自分も降りてマットをはがすと、川田を抱え上げてるとTTDで川田の脳天を床に打ち付けた。
川田は動かない。
天山はリングに戻ってかちほこる。
場内川田コール。
セコンドが川田を囲んで様子を見ている。
和田レフェリーの場外カウントが始まると、天山はリング下に下り、川田をちょっと痛めつけてリングに戻す。拍手。
天山が肘を打ち下ろしてカバーはカウント2
川田は首の後ろを押さえている。後頭部から首にかけてダメージがあるらしい。
川田の動きが止まり、天山が川田の後頭部にヘッドバットを打ち下ろしたり、頭を蹴ったり。
川田は後頭部を押さえながら立ち上がる。
コーナーで天山がチョップ、さらに首筋にチョップを打つおろすと、川田が悲鳴。
川田はフロントキックで反撃するも、モンゴリアン・チョップに悶絶。
天山はヘッドバット連発。川田は倒れて苦しむ。天山のカバーはカウント2。
天山がコーナーに振って体当たりから天山のDDT。川田悶絶。
カバーはカウント2
十五分経過。
川田の動きが止まり、コーナーで天山にやられっぱなし。
コーナーデ川田がしゃがみ込むと、天山はエプロンからコーナーにあがり、川田の後頭部に膝をおし当ててマットにたたきつける。
カウント2。
川田は倒れたまま天山の左足を蹴るが、天山の蹴りを頭に受けて倒れ込む。
天山の膝、ストンピング。
和田レフェリーのダウンカウントが始まると天山が川田を起こしてバックドロップ。
川田は後頭部を押さえて悶絶。カバーはカウント2。
天山は川田の背後から腕を極めて首を絞める。カバーはカウント2。
川田は天山に頭を蹴られながらも立ち上がり、にらみつける。川田復活。張り手連発からキック、ボディスラム、さらに踏みつけ、サッカーボールキック。
天山の顔を蹴り上げ、コーナーに向かった天山に「ディーヤッ」と突進したところを天山がフライングニールキックで迎撃。
天山がコーナーにあがると、川田もコーナー中段にあがり、雪崩式ブレーンバスター。ちょっと手間取ったが投げきった。しかし天山もすぐに立つ。
川田のキック連発。
コーナーにもたれたところを「ディーヤッ」とフロントキック。
川田がブレーンバスターで投げようとするが天山がこらえ、川田はロープに振ってラリアット。
天山を立たせ、パワーボムにいこうとするが天山がこらえる。天山はまたこらえてショルダースルーで逃れるが、川田がキック連発から延髄キック。やっと川田のパワーボム。
しかし天山がカウント1で返す。
ストレッチプラム。ひねりあげる。崩れてカバーは天山の足がロープに。
立ち上がって川田の回し蹴り。胸に連発。
足、胸と蹴り、ロープに飛ぶと天山がショルダースルー。天山がロープに飛んだところを川田がつかまえてスリーパー。ところが天山はその体勢からバックドロップ。川田大の字。
天山はコーナートップからダイビング・ヘッドバット。カウント2。
川田は立てない。もう一度カバーはカウント2。さらにカウント2。
天山スパート。ムーンサルトが決まるが川田は返す。
アナコンダバイスで締め上げ、押さえ込みながら川田の上体を締め上げるが川田は耐える。
天山が無理矢理カバーするがカウント2。
さらに締め上げるが川田の足がロープに届く。
両者立ち上がって、ラリアットを打ち合い、川田が倒れたところへ天山が再度ムーンサルト。しかし、川田が膝を立てて返り討ち。どちらも動きが止まるが、天山の方がダメージが少ない。ラリアット、モンゴリアン・チョップ、ヘッドバットと繰り出す。
しかし川田もやられながら立ち上がり、あびせ蹴りで形勢逆転。ハイキック、バックドロップ、垂直落下式ブレーンバスター。
石狩がエプロンにあがってレフェリーに制止され、モニターを見て気づいたが川田の顔の左半分が赤い。流血している。
川田はキックからバックドロップ、ハイキック。やっとのことで天山をカバーするが、カウント2で返される。
天山が上体を起こしたところへ、川田が助走をつけての回し蹴りを側頭部にたたき込み、これでカウント3。
ゴングが鳴っても両者しばらく倒れたまま。天山が先に立ち上がり、退場したが、川田は動けない。モニターに映る顔を見ると、ほとんど意識はないらしい。
やっとの事で立ち上がり、コーナーにもたれる。出血は止まっている。
ベルト贈呈のセレモニーもおぼつかない。
川田は記念撮影もせずにリングから下りると、本部席で見ていた健介に歩み寄る。
健介が右手の拳を突き出すと、川田もその自分の拳を突き出して突き合わせる。
それからリングに戻ってベルトを巻いてもらって記念撮影。
川田のダメージの深さが、激戦だったことを物語っていた。
総括
最近いつものことだが、第1試合から会場の雰囲気がよく、積極的に楽しもうという空気があり、盛り上がる。
試合も、いろいろバラエティに富んだものになっていて、工夫が感じられる。
鉄拳のアトラクションというのもいい。テレビの「プロレスLOVE」との融合も、選手をよく知らない人にも役に立っていい。
正直なところ、マシーン軍団がらみのものは、どうも私とはリズムが違うようで違和感を感じた。もっとふつうの試合でいいのに。
また4時間というのは長かった。
最後は激闘。最強タッグ開幕戦で後楽園に現れた天山を見たときは、なんて嫌なやつだろうと思ったけれど、試合が終わってみれば、いいレスラーじゃありませんか。
また、NOSAWAのうまさが光っていた。北斗もさすが。話題先行で内容がともなわない、なんてことがないのがうれしい。