全日本プロレス観戦記

2002年-3


2002.8.31『全日本プロレス「王道30 ジャイアント・バトルin武道館」

3rd BATTLE 激(はげしく)の闘い

 今日は天龍のプロデュース。
 まさかの折原登場。若手を強豪外人にぶつけ、闘龍門を招聘。
 武藤とは違った路線。凶と出るか吉と出るか。


 試合紹介は、ケアの試合とメインが拍手が多かった。
 場内に盛んにスモークがたかれる。何か効果があるんだろうか。
 第1試合前、場内暗転し、歓声が起こる。
 木原アナがリングに立って、「激しくの戦い開催します」と宣言。

第1試合 30分1本勝負シングルマッチ
○ 平井伸和 7分01秒
 ロックボトム
→片エビ固め
土方隆司 ×
 姉崎レフェリー。
 フロアー9割。1階8割。2階3割ぐらい。

 土方入場。平井がジョギング風に走りながら入場。
 土方にテープなし。平井に黒いテープ
 吾郎コールが昨日よりはそろって起こる。
 両者握手してゴング。
 バックの取り合いから腕の取り合い、土方の袈裟固め。
 平井が返して、土方の投げ、平井のヘッド・シザースと基本通りの展開に場内から拍手。
 平井が腕を取ってひねりあげるが、土方が腕を取り返して腕ひしぎへ。決まる前に平井がのがれる。
 土方のロークック。腰を落とした土方の背中へキック、さらに胸元にキック。
 いつものことながら、土方のキックは音がよく響く。
 カバーはカウント2。
 土方が平井の右手を取っての脇固め。平井はロープへ。
 土方のキック連発に平井のチョップ連発。
 土方の顔への張り手で平井がばったり倒れる。カバーするがカウント2。
 復活した平井は土方の顔に張り手連発。
 倒れる土方、コーナーに腰を落とす平井。
 平井が土方をコーナーに振って串刺しエルボー。続いてコーナートップに立ってダイビング・エルボー。カウント2
 平井は左腕が痛いらしく、盛んに気にする。
 平井のフィッシャーマンズ・スープレックスは土方が体を回して切り返し、平井の側頭部へキック。
 平井はこれが足に来たらしい。
 土方をコーナーへ振るが、土方が側頭部へハイキックで迎撃し、さらに回し蹴り、水面蹴り。さらに回し蹴り
 カバーはカウント2。
 土方攻勢。
 土方のフィッシャーマンは平井がこらえ、土方はロープに走るが、平井がフロントスープレックス。
 土方は胸へキック、平井は胸へチョップ
 どちらも負けない
 平井が、土方のキックを両腕でカットしてエルボー。さらにロックボトム(アームボンバーとどこが違うのかよくわからない)でカウント3。
 なかなかの好試合。
 第1試合から場内盛り上がる
 悔しそうに退場する土方にも拍手が送られる。

第2試合 30分1本勝負6人タッグマッチ
渕 正信
グラン浜田
×宮本和志
16分19秒
ブリティッシュフォール
→片エビ固め
マイク・ロトンド
ジョニー・スミス○
愚乱・浪花
 浪花、ロトンド、スミスの順に登場
 ロトンドだけはコーナーに立ってTOPのポーズ

 渕のテーマで宮本、浜田、渕が登場。今日もまた宮本の胸が揺れる。
 浪花はテープなし。
 スミスに青いテープ。
 ロトンドにオレンジのテープ。
 宮本に黄色いテープ。
 浜田に紫のテープ。
 渕には白いテープ。

 渕とスミスでスタート
 姉崎レフェリー

 渕とスミスはまず握手。
 四つに組んで渕がスミスをロープへ追いつめ、きれいにブレイク。
 それだけで拍手。
 渕がバックを取り、スミスはその渕の腕を取ろうとするが渕が押し倒し、スリーパーへ。
 場内に、子供の声でスミスへの声援が飛ぶ
 リングでは腕の取り合い、バックの取り合いの地味な展開ながら、渕がスミスの腕をひねりながら倒立前転してさらにねじりあげて見せ、渋好みを喜ばせる
 渕は両足でスミスの頭を締め付け、スミスは倒立して逃れようとするが、渕はその後頭部を押さえてさせない。しかし結局スミスは倒立して逃れる。渕はわざとそうさせた様子
 腕の取り合いから、スミスのヘッドロック。渕が相手だとスミスも生き生き。
 きれいにロープブレイクするとまた拍手。
 スミスが渕を自軍コーナーへ押していって浪花登場。
 組むかと思わせ渕はカニばさみ。すぐに浜田にタッチ。場内沸く
 浪花が浜田の腕を取れば浜田は倒立して体を回転させて逃れながら投げ、互いに投げ合い、浜田のヘッドバック、バックドロップ。
 宮本にタッチ
 宮本はコーナーの浪花にキックを連発するが、浪花の目つぶし連発に悶絶。
 浪花はすぐにカニ歩きにはいるが、宮本はすぐに立ち上がってしまう。浪花は宮本を蹴って投げるが、宮本はスイング・コブラクラッチで浪花を回す。しかし、自分もふらふら。
 ロトンドにタッチ
 宮本は臆せず、ドロップキックなど出すが、ロトンドのラリアットで動きが止まる。
 ロトンドの、エルボードロップからのカバーはカウント2。
 宮本は、串刺しニーはかわしてロトンドの足を取り、自分の腹の前でロトンドの足をかかえてローリングクレイドルのようなわざでぐるぐる転がる。そのまま押さえ込むがカウント2。
 ロトンドは後ろから宮本を攻め、渕がカット。渕にタッチ。
 渕はロトンドの顔を踏みつけ、、グーパンチ。首投げからまたパンチ。しかし、自分の手が痛い。
 それでもまたロトンドの額にパンチ。パンチ
 ロトンドは胸への張り手で反撃。渕も張り手。張り手合戦。
 浜田がサードロープに立って、その頭にロトンドの頭をぶつけるサービス。
 宮本にタッチ。
 宮本はロトンドを投げるが、すぐにバックを取られる。スミスにタッチ。
 スミスは宮本の左手を引っ張って左肩に体当たりを連発。宮本、左肩が痛い。
 浜田にタッチ。
 浜田とスミスの胸への張り手合戦から浜田のヘッドバット。スミスが倒れて場内拍手。
 スミスのパワースラムからのカバーはカウント2。
 スミスはブレーンバスターで投げられかけるが、倒立状態から投げ返す。
 カバーするが、敵コーナーに近すぎ、ロトンドと浪花が浜田を蹴りまくる。
 ロトンドが浜田をリング下へ落とし、浪花が鉄柵に振る。
 リングに戻り、浪花が肘を落としてカバー。カウント2。
 スミスにタッチ 浜田が攻め込まれる
 スミスのキック。ロトンドがパンチ。スミスのホールドはカウント2。
 ロトンドにタッチ。
 浜田をスミスと二人でコーナーにたたきつけ、浪花も入って太鼓の乱れ打ち。ロトンドのダブルアームスープレックス。さらに首投げからカバーはカウント2。
 ロトンドが浜田を抱え上げたところで渕がカット。
 浪花にタッチ。
 浜田の串刺しラリアットから、コーナーに座らせて雪崩式フランケン。場内大拍手。
 宮本にタッチ。串刺しエルボーからブレーンバスター。カウント2。
 浪花がチンクラッシャー、宮本投げ捨てジャーマン。宮本のカバーはウント2。
 宮本がカバーにはいった時、渕はロトンドの前に立ちはだかるがすぐに逃げ戻る。
 スミスにタッチ。
 宮本の逆さ押さえ込みはカウント2。
 ブレーンバスターは決まらず、宮本がエルボー。スミスもやり返す。
 宮本がロープに飛んでエルボーを打つと、スミスも同じことをやってみせる。
 宮本が脇固め。スミスはロープへ。
 宮本はロープの反動を利用して、ローリングして押さえ込むが、カウント2。
 ロープに飛ぶと、スミスがつかまえてパワースラム。カウント2。
 スミスは宮本の左手をつかんだまま回転してひねり、さらに締めに行ったところで渕たちが入って乱戦状態。
 最後は、スミスのリバースDDTに宮本が沈む。
 今日は6人とも生き生きとしている。
 浪花はロトンド、スミスと握手してもらう。
 宮本はスミスに握手をと求め、スミスは宮本の健闘をたたえる。
 宮本はリング中央で一礼してから退場。

第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
安生洋二
×長井満也
9分32秒
 エルボー
→体固め 
アブドーラ・ザ・ブッチャー
ケンドー・カシン○

 「プロブレム」の声が入ったブッチャーのテーマが流れ、場内手拍子。
 ブッチャーが前、カシンが後で登場。カシンは頭全体を覆う銀色のマスクをしている。
 安生のテーマにも手拍子。今日のチームワークはどうだろう。
 長井、安生と登場。
 ブッチャーが花道の正面で立ちはだかり、安生たちは入れない。
 長井と安生が抗議していると、カシンが客席を通り、後ろから忍び寄っていきなり乱戦。
 カシンはいつものマスクの上にもう一枚マスクをしていたのだが、そこではずした。
 ここでゴング。
 レフェリーは山口。
 ブッチャーの長井への地獄突き。安生は花道の下で様子を見ていたが、ブッチャーが近寄ると逃げる。
 リング内はカシンと長井。
 安生はリング下を遠回りして赤コーナーへ。
 安生にタッチ
 安生はコーナーのカシンを蹴り、長井にお前も蹴れというが、長井は断る。
 安生はすぐにブッチャーとカシンの二人がかりの攻撃に捕まり、カシンは腰のベルトをはずして安生の首を絞める。
 ブッチャーにタッチしてブッチャーも締め続ける。レフェリーは見て見ぬふり。カシンの相手をしている。
 カシンにタッチ。
 ブッチャーとカシンの二人がかりが続く。安生は、カシンのベルトでひっぱたかれる。
 カシンが安生をコーナーに押しつけ、両足を顔に押しつければ、ブッチャーも加勢。
 カシンと安生のブレーンバスターの投げ合いは、安生の勝ち。
 長井にタッチするが、長井は嫌々タッチ。
 それでもリングに入れば、気合いとともにカシンノ胸へ?りを連発。
 さらに長井がカシンの首を絞めている間に、安生がカシンのベルトを取り、それでカシンをひっぱたく。
 それがあたったのか、カシンにかまれたのか、長井は盛んに指を気にしていた。
 長井がカシンを自軍コーナーへ連れて行っても、安生は両手をあげ、タッチしようとしない。長井は安生の胸をたたいてタッチ。
 安生はちょっとカシンを攻めてタッチを求めるが、長井がいやがり、安生は長井の肩をたたいてタッチ。
 カシンは長井を抱え上げて股間を膝に落としておいて、ブッチャーにタッチ。
 地獄突き連発。長井は負けずにエルボーと胸への張り手連発。しかし、ブッチャーの地獄突き一発でダウン。
 ブッチャーはショルダー・クローで痛めつけ、カシンにタッチ。
 カシンはロープを利用して長井の右手を痛めつけた後、中へ。
 カシンノ首投げは長井がこらえ、投げ返す。
 安生にタッチ。
 安生はカシンをロープに振って、もどってきたところをスリーパーへ。さらに後頭部に頭を押し当ててリバースのチン・クラッシャーのような技。カバーはカウント2。
 ロープ振って胸へのキック、自分からロープに飛んでニーリフト。長井にタッチ。
 長井はキック連発の後、スープレックスで投げてカウントは2。
 長井は決めるぞ、というポーズから前方に回転して膝十字。カシンは悶絶するが、ブッチャーが地獄突きで救出。
 安生が入ってブッチャーに裏拳連発。長井はカシンを下に落として二人がかりでブッチャーを殴る。
 カシンがエプロンに立ったところに、長井が突進するが、カシンは手に持っていた白い粉を投げつける。長井の顔に命中して、長井は目が見えなくなる。
 その長井を倒してブッチャーが毒針。そのままカバーするが、レフェリーが、試合の権利があるのはカシンだと指摘。
 カシンが慌ててカバー。レフェリーはカウントしようとしなかったが、カシンがレフェリーの手をつかんで無理矢理3回マットをたたかせる。
 仕方がないので、レフェリーはゴングを要請。
 これで決着。
 カシンがマイクを取ってお約束の「バーバ・ブッチャー」コール。
 カシンは「カシン・コールも入れてくれ」と要求するが、ブッチャーは「カシン」を一回言っただけ。
 カシンはおもしろくなさそうに通路を引き上げ、ブッチャーは耳に手を当てながら花道を退場。
 長井は目が見えず、セコンドに抱えられて退場。
 試合後、練習生がほうきでマットをはき、姉崎レフェリーが雑巾ででふいていた。
 後始末が大変。ほんとに問題児だな。


第4試合 30分1本勝負6人タッグマッチ
望月成晃
○ドラゴン・キッド
ジミー・ヤン
13分39秒 
スワンダイブ式
ウラカン・ラナ
マグナムTOKYO
横須賀 享×
ダークネス・ドラゴン
 試合前に、ウルティモ・ドラゴンが客席に登場。
 客席に手を振って特別席に着席。場内拍手。

 試合に先立ち、タッチせずに選手が交代することがあると、説明。

 音楽が流れ、闘竜門の二人のピンクのマスクマンガが走って入場。
 二人で踊る踊る。しばらく二人でおどって、それから選手たち5人入場。場内手拍子。
 ダンサー付きのチームらしい。場内手拍子
 七人で踊る踊る。よほど練習してるんだろう。うまい。けっこうおもしろい。
 マグナムはコーナーからのバク転。
 選手が3人だけ残って、日本語の歌のテーマ曲。
 ヤンは最後に帽子をかぶって登場。
 ダークドラゴンに黒いテープ。横須賀に紫のテープ。マグナムにピンクのテープ。黄色と青も。
 キッドに黄色いテープ。ヤンに白いテープ。望月に白いテープかなり飛んだところでマグナムたちが飛びかかり、ゴング。
 練習生たちがリングのテープを片づけ終わるまでリングの外でやり合う。
 マグナムと望月が戻り、マグナムはスライディング・キックから少し踊る。望月はキックでお返し。音が響く。さらに望月はキックを出すが、マグナムはハイキックはかがんで、ローキックはジャンプしてかわし、ドロップ・キックは相打ち。ダークとキッドにタッチ。キッドは身軽さが光る。
 跳んだりはねたりめまぐるしい
 ダークとキッドが揉めあっている打ちに、二人ともマスクが取れてしまい、慌ててかぶったのが、相手のマスク。
 お約束ながら場内沸く。慌てて互いに倒れこみ、マスクをはずして元通りにする
 ジミーが入ると、場内がひときわ沸く。相手の横須賀は、ジミーのステップをまねしてみせる。まねするのを見ていると、たしかに、独特のステップだ。
 ジミーも身軽さでは負けていない。多彩なキックで場内を沸かせる。
 マグナムはジミーに握手を求め、ジミーが応じると、顔につばを吐きかける。
 ドラゴン・キッドは、対格差をものともせず、大活躍。
 とにかくめまぐるしくて、記録できない。
 マグナムたちは3人がかりでキッドを攻める。
 キッドは、いったいどうやってるのかわからないけれど、相手の体をくるくる回る攻撃を見せる。
 中略(とても記録できません。おもしろかったんだけどめまぐるしくて思い出せない)
 キッドはダークの延髄キックからパワーボムをくらうが、キッドが2で返して場内大いに沸く。
 ダークがキッドを捕らえて中腰になって抱えたまま決める技を出すが耐え抜く。
 マグナム、ダーク、横須賀と串刺し攻撃、横須賀がキッドを抱え上げたところへダークがコーナーからミサイルキック。カウント2。
 キッドに声援が飛ぶ 。
 横須賀がコーナーに立つが、望月がカット。マグナムが望月をコーナーに座らせて、その前で腰を振り、雪崩式ウラカン。
 横須賀がカバ−してカウント2。
 望月がロープに走ると、セコンドが足を取る。それでも望月が横須賀にかかと落とし、ジミーのサマーソルト・キック。望月の三角蹴り、最後はキッドが、相手の股下をくぐりぬけてしまうウラカンで3カウント。
 場内沸きに沸く
 ジミーはマグナムに握手を求めるが、マグナムたちは応じず、通路を退場。
 ジミーはコーナーに立ってアピールした後、3人で並んで記念撮影。


第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
本間朋晃
×相島勇人
ダブルチョークスラム
→片エビ固め
「クロニック」
ブライアン・アダムス○
ブライアン・クラーク
 クロニック登場。
 本間のテーマで相島と本間が登場。
 レフェリーは山口。
 相島に白ーテープ。本間に黄色と青。
 両チーム、対格差は歴然。
 本間とアダムスが先発。
 本間は、組んでも簡単に突き飛ばされる。アダムス薄笑い。本間をなめきっている。
 本間がバックを取るがアダムスはその手をつかんで引き離してみせる。
 本間をロープに振ってフルネルソンから持ち上げてたたきつける。カバーにはいるが相島がカット。
 アダムスは相島を殴って下に落とし、クラークにタッチ。
 本間は一人で二人を相手に奮戦するが、たちまちたたき伏せられ、ダブルのエルボーを食らう。
 クラークのチョップ、キック。本間は、クラークに左足を取られるが、それを軸に、側頭部へキックを入れて、相島にタッチ。
 相島奮戦。
 顔をかきむしり、チンクラッシャー。コーナーに追いつめて串刺しエルボー。
 さらにブレーンバスターで投げてみせる。
 しかしカバーはカウント1で跳ね返される。
 本間にタッチ。
 本間も攻めるが、クラークの一発で動きが止まり、のど輪落としをくらう。
 カバーは2でかえす。
 アダムスにタッチ。
 クロニックは、本間を二人でコーナーに押しつけてキック。さらに二人がかりで投げ捨てる。相島が入ろうとすると、アダムスが突き飛ばす。
 本間はエルボーを連発して3発目をねらうがキックで迎撃され、リフトアップされる。
 しかし、うまく体を回して丸め込むがカウント2。
 さらにアダムスの股間にパンチを入れて相島とタッチ。
 相島はエルボー連発からラリアット。しかしきかない。またラリアット。
 アダムスは、もっと来いのポーズ。
 本間も果敢に突っかかるが、アダムスはリング下で本間をいいようになぶる。
 その間にクラークが相島を持ち上げてたたきつける。アダムスが戻って、ダブルののど輪落とし。
 アダムスがカバーして3カウント。
 試合時間は短かったが充実していた。

 くやしそうな間と相島。クロニックは花道を引き揚げる。

第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
奥村茂雄
×保坂秀樹
 4分10秒 
ラストライド
→片エビ固め
マイク・バートン○
ジム・スティール
 姉崎レフェリー
 ジム、バートン登場。昨日とは違うタイツ。
 保坂と奥村登場。
 ジムに赤いテープ。バートンにはテープなし。
 保坂に赤テープ。奥村に青いテープ。
 レフェリーのチャック中に奥村たちが突っかかる。
 バートンをリング下に落として、二人でジムを攻める。
 しかりジムは、ラリアットで二人とも倒して見せ、雄叫び。
 奥村が残り、ラリアット連発。しかしジムは倒れない。
 3度目はジムが奥村を投げるが、ジムは左手がかなり痛いらしい。肩を痛めたのか。
 バートンにタッチ。
 バートンと奥村のチョップ合戦。奥村痛そうだがこらえる。
 ここで早くも「FEEL THNE POWER」。
 バートンたちの青コーナーでは、ジムはリング下。セコンドがジムの手当。
 バートンはそれを意識してか、長時間持ち上げてみせる。
 投げてからも、ゆっくり間をおいてカバー。カウント2。
 奥村がバートンを押していって保坂にタッチ。
 リング下では、ドクターがセコンドにつれられて、ジムのところへ行く。
 エルボー合戦。保坂は負けていなかったが、ついに倒れる。
 保坂をコーナーに振っての串刺しラリアット2連発。さらにパワースラム。
 バートンは奥村をリングに落としておいて、保坂にラストライド。ところがカウント2で保坂が返す。
 バートンは、レフェリーに抗議するが、もう一度保坂を持ち上げ、今度は投げ捨ててたたきつける。カバーの前に奥村を蹴り落とし、それからカバー。カウント3。
 ジムは青コーナーの下で左腕を冷やしていた。
 結局ジムはそのまま退場。バートンも、レフェリーに手を挙げてもらわないまま退場。

 次の試合との間に「王者の魂」が流れる。
 電光掲示板は、「ジャイアント馬場天国からのメッセージ」
 10.27参加選手にテリーの名前があって、今日も客席が沸く。


第7試合 30分1本勝負シングルマッチ
○ 小島 聡 12分00秒 
ウェスタンラリアット
→体固め 
荒谷信孝 ×
 荒谷登場。今日は少し余裕の表情。
 小島の幟が通路の奥に並ぶ。小島はいつものマスクをつけて入場。場内わく。
 和田レフェリー。
 荒谷に四方からテープが飛ぶ。
 小島にはオレンジのテープ。
 ゴングの後、しばしにらみ合い。荒谷は体格では負けていない。
 両者ゆっくりと回り、四つに組む。
 まずは、張り手合戦。音が響く。荒谷負けていない。
 小島がエルボー。荒谷もお返し。エルボー合戦。荒谷全く負けていない。
 小島エルボー連発から、ロープに飛んでタックル。荒谷が倒れる。
 荒谷への声援があるので、小島は客席へ、「うるせえバカヤロウ」。
 小島のチョップから投げて、サマーソルト・ドロップ。
 荒谷はさりげなく小島の股間にパンチを入れ、倒れた小島の足を開いて、さらに股間へヘッドバット。
 小島をリング下へ落として、荒谷がその背中にキック。さらに鉄柵に振る。
 荒谷、堂々とした態度。気後れしてない。リングに戻って、バックドロップ。カバーはカウント2。小島劣勢。荒谷に声援が飛ぶ。
 荒谷は小島をコーナーへ投げつけ、コーナーに座らせて、雪崩式フランケン。場内沸く。
 カバーはカウント2。小島は後頭部を押さえて立てない。またカバー、カウント2。
 小島が立つと、荒谷はヘッドバットからコーナーへ振るが、小島がカニばさみで返す。荒谷は顔をコーナーマットに打ち付けてしまう。
 ここから小島の反撃。串刺しエルボーから、「行っちゃうぞ」コール。そしてコーナーからのエルボードロップ。しかしカウント2。
 荒谷の後頭部を打ち付ける技からカバーもカウント2。
 今度は荒谷が後頭部を押さえる。
 荒谷のラリアットを、小島は腕でうけ、コジコジ・カッター。カバーはしない。
 ボディスラムで荒谷を投げてカバー。荒谷はカウント1で返す。場内拍手。
 小島がパンチをうとうとすると、荒谷は倒れ込みながらラリアット。さらに荒谷の串刺しラリアット。さらにロープに飛んでラリアット。カバーはカウント2。
 ボディスラムから荒谷がコーナーに立ってムーンサルト。カウント2。
 つづいて荒谷がSTF。小島はやっとロープに逃れる。場内拍手。
 荒谷は少し攻めあぐんでいる様子。
 また小島をボディスラムで投げてからコーナーへ。ところがムーンサルトはかわされて自爆。
 小島は腕のサポーターをはずしてラリアットへ行くが、荒谷がキックで迎撃してブレーンバスターへ。カウント2。
 小島ピンチ。
 荒谷コールと小島コールが交錯。
 10分経過。
 ブレーンバスターの打ち合いは、荒谷が勝つが、小島は体を入れ替える。荒谷はさらにブレーンバスター垂直落下気味。カウント2。
 場内、ドドドド。
 荒谷はサポーターをはずすポーズをして、起きあがった小島にラリアット。ところが小島は倒れない。さらに荒谷が打とうとするのを、小島がバックに回ってジャーマン。
 しかし荒谷はすぐに立つ。小島はラリアットを放つが腕が痛い様子。
 荒谷はロープにすがって立ち上がり、ラリアット。カウント2。
 場内、ドドドドドド。
 小島が先に立つ。荒谷をロープに振って渾身のラリアット。荒谷が一回転しかけるほどの威力。これでカウント3。
 荒谷、よくがんばった。
 小島は花道を引き揚げていったが、あまり満足していないようだった。
 しばらくして立ち上がった荒谷に場内から拍手と、「荒谷よかった」、の声。

第8試合 60分1本勝負 シングルマッチ

× 太陽 ケア

 3分56秒
変形高角度チョークスラム
→ 片エビ固め
ビル・ゴールドバーグ ○
 特設入り口の方へ客が殺到する。そうやって出歩くなよな。
 先に登場はケア。花道から。
 レフェリーは山口。
 ケアは花道で客席にアピール。コーナーにも立ってみせる。
 そして、ゴールドバーグ入場のセレモニー。
 電光掲示板には、「WELL COME TO JAPAN」の文字。昨日もあったのかもしれない。
 白い煙が立ち上り、花火が吹き上がる。ゴールドバーグ登場に、場内歓声。
 今日は、姿を現した後のドンドンはなかった。
 場内が明るくなるとゴールドバーグの大きさにどよめき。
 コールの時、ケアに赤いテープ。
 ゴールドバーグには、金のテープ。
 レフェリー・コールがあってもウォーリー・コール。
 場内から、ゴールドバーグ・コール。
 ゴングが鳴っても、なかなか組まない。
 やっと組むと、簡単にケアをコーナーに押しつける。場内どよめく。
 ケアも緊張している表情。
 体当たりも簡単にケアが倒される。
 ゴールドバーグは、ロープに飛んでからタックルしてこいと指示。ケアがやってみるが、ゴールドバーグはゆるがない。
 ケアが、お前がやって見ろ、と言うと、ゴールドバーグは、ロープに飛ぶかと見せかけてケアを殴りつける。リング下におりて間合いを取るケア。
 ケアはリングに入ると、さっとバックを取るが、ゴールドバーグは素早く前転してケアの裏アキレス腱を極める。その素早さに場内驚く。ケアはすぐにロープへ。
 ケアのキック、チョップ。ケアがロープへ振ろうとするが、振り替えされ、キックを食らう。さらに抱きかかえられ、後ろに投げられる。
 ゴールドバーグは首をかききるポーズ。
 ケアは立てない。
 ゴールドバーグは、ケアを立たせる。ケアはキック連発。いつものコンビネーションで3発目はジャンプして後頭部を蹴るのだが、ゴールドバーグはこれを身をかがめてかわしてみせる。
 それからゴールドバーグは両手をあげて見せる。ケアがその両脇腹へキック。しかし、きいている様子がない。
 ゴールドバーグは、ケアの蹴ってきた右足を左脇に抱え、右手をケアの胸の押し当てる。そしてそのまま持ち上げて、マットにたたきつけた。
 これでカウント3。道内どよめき。
 強すぎる。どうすりゃいいんだ。
 コーナーに立って両手をあげる挙げるゴールドバーグ。
 ケアは立てない。
 長井たちが囲んで見守る。ゴールドバーグもケアをのぞき込んでケアのほほをたたくがケアは動かない。
 ゴールドバーグはリング中央で四方に軽く頭を下げ、のどをかききるポーズをして花道から退場。
 ケアはセコンドを押しのけ、一人で歩こうとするが歩けない。
 宮本とヤンに左右から抱えられて、通路を退場していった。

第9試合 時間無制限 5vs5イリミネーション・マッチ

天龍源一郎
○スティーブ・ウイリアムス

北原光騎
折原昌夫

37分59秒
片エビ固め
2−0
武藤敬司×
馳 浩
新崎人生
ジョージ・ハインズ
カズ・ハヤシ
 試合前、リングの下で、和田レフェリーと山口レフェリー、姉崎レフェリー3人で打ち合わせ。

 木原アナからイルミネーションマッチの説明。

 ゴーンと鐘が鳴って人生登場。
 一人ずつの登場、一人ずつのコール。
 次は折原。折原に四方からテープが飛ぶ。
 カズがペットボトルの水を浴びながら入場。赤いテープが飛ぶ。
 北原は WARのTシャツを着て登場 。赤いテープが飛ぶ。
 折原が北原に握手を求める。
 ハインズ登場。赤いテープが飛ぶ。
 嵐もWARTシャツで登場。主に黒いテープが飛ぶ。
 次は馳。お約束のTシャツ投げ。
 一人一人入場時の照明も変わる。
 ウィリアムスのテーマには場内手拍子。今日もマスクをして入場。花道でTOPのポーズ。赤と黒のテープが飛ぶ。
 武藤のテーマの前に場内から「武藤」の声が飛ぶ。武藤は白いガウンでゆっくりと登場。白いテープが飛ぶが、それほど多くないのは意外。
 最後に、天龍の幟が立ち並ぶ。場内天龍コール。もちろんWARTシャツを着て入場。
 黄色いテープが飛ぶ。
 最後は京平コール。
 ゴング前にいきなり始まる。
 武藤と天龍、ウィリアムスと馳。
 いきなり武藤の側転エルボー、フェイス・クラッシャー。さらにムーンサルト。
 天龍は全部受けて苦悶。武藤がカバーにはいるが北原たちがカット。
 カズと折原になる。
 カズはヘッドシザースからリング下に落とし、ノータッチでロープを飛び越える。すぐにリングに戻し、人生にタッチ。
 人生はコーナーでのボディプレス、ショルダークロー。折原は急所を蹴ってにげ北原にタッチ。北原はキック連発から串刺しラリアット。
 嵐にタッチ。
 WAR側では山口が、武藤側では姉崎がタッチを監視。
 嵐はヘッドロックで締め上げる。人生はトラースキックから反撃に出て、さっそく念仏渡り。武藤がリング・インして拝むポーズ。人生はロープを一本半わたる。ウィリアムスがカットしようとすると人生はウィリアムスにチョップ。
 人生が下に落とされ、折原がコーナーからムーンサルト。天龍も人生を痛めつけてリングへ戻す。
 5分経過。
 ハインズにタッチ。
 嵐が自軍コーナーへハインズを押しつけウィリアムスにタッチ。蹴りつけるウィリアムス。ロープに振ってショルダースルー。高さがある。
 ハインズはWAR側に押し込まれるが一人で天龍たちを蹴散らし、頭なでなでポーズをして馳にタッチ。
 武藤軍はウィリアムスを倒して五人で蹴る蹴る。ウィリアムスは馳を抱えて自軍コーナーへ。
 天龍は、武藤軍のやりたい放題に怒ったのか、リング下を青コーナーへ行って姉崎レフェリーに毒霧。
 北原に変わって、キック。馳がダウン。北原は、手刀を左右に振るポーズをまねてみせる。折原にタッチ。
 ドロップキックなどからカバーはカウント2。
 折原が馳をロープに振ったが、馳が背中にエルボーを落とし、カズにタッチ。カズは武藤の目の前でフラッシング・エルボー。武藤にタッチすると、武藤はこうやるんだとばかりに、本家のフラッシング・エルボー。
 折原をロープに振ってカニばさみ。うつぶせに倒れた折原に、カズ、ハインズ、馳、武藤が連続してエルボーを落とす。馳にタッチ。
 ここで回すぞのポーズ。
 リング下はと見ると、姉崎レフェリーは練習生たちに抱えられて通路を引き上げていく。 馳のジャイアント・スィングは、20回転を超えて場内拍手。めでたく30回転して離したが、馳もふらふら。天龍が入って馳にチョップ。
 カズにタッチ。カズと折原のチョップ合戦。馳は花道に倒れ込む。
 折原は、カズのフライイング・ニールキックを身をかがめてかわし、バックを取られると、後ろへ急所蹴り。ところがカズは手でそれを防ぐ。
 カズがコーナーにあがると、嵐が捕まえてパワーボム。さらに折原が別のコーナーからムーンサルト。
 折原が、ロープに振ってラリアットに行くと、カズはそれをかわしてロープの反動で背中から体当たり。折原はセカンドロープからのムーンサルトを放つが、カズはドロップキックで迎撃。
 折原はコンプリートショットをかけて北原にタッチ。
 折原はすぐにはひっこまず、カズをロープに振り、ラリアットを放つ。カズはそれはかわすが、折原の後ろに北原のラリアットが待ちかまえていた。
 北原の逆エビ。ものすごい曲がり具合。カズはたちまちギブアップ。
 リング下に降りるが天龍に痛めつけられるおまけ付き。

 リング内は嵐と馳になる。
 四つに組んで、馳が嵐をロープフルが、嵐のタックルに倒れる。馳が嵐の腕を取るが嵐は立ち上がる。ハインズにタッチ。
 ハインズは嵐の左腕をつかんだまま、嵐の肩へヘッドバット。
 嵐をロープへ振って二段蹴り、コーナーからダイビング・ヘッドバット。
 カバーすると北原がカットに入って場内ブーイング。
 嵐のフロント・スープレックス。さらにジャーマン。カウント2。
 15分経過。
 嵐のパワーボム。そしてコーナーにあがって、フロッグ・スプラッシュ。
 これでカウント3。

 すぐさま人生がスワンダイブで嵐にチョップ。さらにコーナーからショルダーアタック。
 カウント2。
 念仏パワーボムに行こうとするが、折原がはいる。人生はそれを蹴散らし、またパワーボムをねらう。しかし北原がキックでカット。場内、拍手とブーイング。
 北原と嵐、ダブルのショルダーアタックで人生を倒し、北原にタッチ。北原のミサイルキック。
 カウント2。
 人生の曼陀羅ひねり、極楽固めで反撃するが、天龍がチョップでカット。
 天龍のチョップの後、折原の串刺しラリアット。
 折原が人生をコーナーにのせ、スパイダーに行こうとすると、天龍が俺に変われと要求し、天龍がスパイダージャーマン。折原がムーンサルト。
 人生はそれをしのいで、折原をつかまえ、パワーボムへいこうとする。折原はそれはかわしたが、人生の地獄突き、輪廻炸裂。さらに念仏パワーボムで3カウント。折原は消える。
 ウィリアムスが入り、人生にパンチをくらわせ、天龍にタッチ。
 天龍のチョップ。コーナーに振ってまたチョップ。
 ボディスラムから、コーナー最上段からのダイビング・エルボー。
 カバーは武藤がカット。場内ブーイングと拍手。
 人生は、天龍のブレーンバスターは体を入れ替えてかわし、トラースキック。さらにスワンダイブ式ミサイルキックを決めて馳にタッチ。
 馳のチョップ、天龍のチョップ。
 20分経過。
 それぞれタッチしてウィリアムスと武藤。
 ウィリアムスは武藤を自軍コーナーにおしつけ、チョップとパンチを見舞った後、北原にタッチ。
 武藤は北原のキックをとらえてドラゴンスクリュー。馳にタッチ。馳は足4の字。
 嵐がカットして場内ブーイング。
 しかし馳ははずさない。
 北原は横にごろごろ転がってロープへ。
 それぞれ嵐と人生に代わり、嵐のバックドロップからウィリアムスがカバー。カウント2。人生は輪廻をはなつがウィリアムスにかわされ、ドクターボムをくらってしまう。
 これでカウント3。

 馳が入る
 はせのチョップ。ドロップキック。カバーはカウント2。
 ウィリアムスのコブラツイスト。そこから持ち上げてたたきつけ、カバー。カウント2。
 ウィラムスは何発もエルボーを落としてカバー。カウント2。
 起き上がりこぼしラリアットからカバーもカウント2。
 北原にタッチ。
 北原の、胸板へのキックの音が響く。さらに顔面キック。北原は、ノーザンライト・スープレックスまでだす。
 北原がカバーすると武藤がカットに入り、ブーイング。
 嵐にタッチ。嵐は馳を投げて天龍にタッチ。
 天龍はチョップとパンチの複合連発。さらに馳の頭を踏みにじって北原にタッチ
 北原の顔面キック4連発。カウント2。場内拍手。
 北原ローキック連発からバックを取ろうとするが馳にバックを取られる。しかししっかり急所蹴り。そして、なんと、LOVEポーズをやってみせる。
 いきり立つ武藤。
 一方馳は、北原のお株を奪う急所蹴りから、ノーザンライト・スープレックス。
 これで3カウント。

 嵐が入る。嵐の串刺しラリアット。馳と嵐の張り手合戦。
 嵐の顔面キック連発。馳がロープに飛ぶと、天龍が後ろから後頭部へキック。
 天龍にタッチ。天龍と嵐のサンドイッチラリアット。嵐のラリアットは不十分だったが、続く天龍の垂直落下式ブレーンバスターで3カウント。
 残りは武藤一人。
 武藤はリングにはいると天龍を追い出す。代わって嵐が入ると、ドラゴンスクリューから足4の字。
 ウィリアムスがカットに入って、場内拍手とブーイング。天龍ファンと武藤ファンのせめぎ合い。
 しかし、場内は嵐コールが優勢。
 30分経過。
 ウィリアムスにタッチ。ウィリアムスは、チョップとパンチで武藤を攻める。そして胴締めスリーパー。武藤の手がロープに届く。
 天龍にタッチ。
 天龍のチョップとパンチ。武藤はWARの赤コーナーに押しつけられたまま。
 天龍のフェイスクラッシャー。さらに、武藤の頭をちょんちょんと蹴って、背中にサッカーボールキック。
 嵐にタッチ。
 場内嵐コール。人気者だ。
 串刺しラリアットからボディスラムで投げておいて、フロッグ・スプラッシュが決まるが、武藤は起きあがり、シャイニング・ウィザード。
 天龍がはいると、これにもシャイニング・ウィザード。
 武藤がウィリアムスをパンチで落としたところで嵐が立ち上がり後ろからなぐりかかる。
 武藤は嵐に向き直り、嵐がロープに飛ぶと、武藤のフランケン。肩を押さえつけるまでにちょっと間があったが、これでカウント3。
 残るは天龍とウィリアムス。
 天龍が入る。
 武藤はダメージが大きく思うように動けない。しかし、天龍のパワーボムはカウント2で返す。場内拍手。
 再度パワーボムへ。しかし、武藤はフランケンで返す。
 天龍が蹴りにいったところを武藤のドラゴンスクリュー。天龍はウィリアムスにタッチ。
 ウィリアムスはチョップ連発。ロープに振ってパワースラム。武藤の両足を抱えて逆えび。攻める攻める。
 場内武藤コール。;
 武藤はやっとロープに這っていく。
 しかし、ウィリアムスの殺人バックドロップが炸裂。武藤はカウント2で返す。
 場内拍手。
 ウィリアムスは、カウントが遅いと和田レフェリーに抗議するが、通るわけはない。
 武藤を引き起こして再度バックドロップへ行こうとするが、武藤は体を浴びせてかわし、ウィリアムスが起きあがるところへ武藤のシャイニング・ウィザード。
 天龍がリングにはいると、武藤は天龍の足を捕まえて、無理矢理ドラゴンスクリュー。
 武藤はウィリアムスを抱え上げ、膝に落としてコーナーへ。ここでムーンサルトが決まる。しかし、武藤、自分のひざが痛い。カウントは2。これ以上膝を壊したらどうするんだ。武藤の膝が心配になる。
 天龍はまた中に入ったが、手を出さずコーナーに戻った。
 ウィリアムスからのタッチを受けて入り直し、延髄斬り連発。しかし、右膝が痛いらしい。
 天龍は自分からリング外へでる。ウィリアムスに代わって、バックドロップ。カウント2。
 場内ドドドドドド。
 決まらなかったことに怒ったウィリアムスが、高速バックドロップ。スピードも速い。
 これでカウント3。
 WAR軍の勝利。
 敗れた武藤軍は花道を引き上げ、天龍軍は通路を引き上げる。
 ウィリアムスは最後まで残ってコーナーでTOPのポーズ。
 ウィリアムスだけは花道を引き上げていった

総括
 客の入りは、フロアーと1階席は満席。
 昨日と同じで2階席は空席が目立った。
 しかし、そんなことが気にならないくらい面白かった。
 闘龍門の試合は、前に参戦していた時に見たことがあったが、今回はひと味違う。
 なるほどこういうものなのか、と思った。(しかし、レポは書けない。めまぐるしすぎる)
 今回の発見は、実力差のある試合は面白い、ということ。
 本間・相島組VSクロニック、奥村・保坂組VSバートン・スティール、どちらも面白かった。
 結果は最初から分かっているのに、どこまで踏ん張れるかを見るのが楽しいのだ。(やってるほうは命がけだが)
 荒谷は、今日勝てたら一皮むけて三冠への挑戦権ぐらいは手に入れられたのだが。
 好勝負だったが、もう一段階上らないと小島には勝てない。


2002.8.30『全日本プロレス「王道30 ジャイアント・バトルin武道館」

2nd BATTLE 楽(たのしく)の闘い

 30日は武藤のプロデュース。次期社長がほとんど決定している武藤の采配ぶりやいかに。
 まだ見ぬ強豪ゴールドバーグ襲来、その実力は。
 試合発表の時は、天龍、小島、メインに拍手と歓声が多かった。

試合前

 第1試合の前に武藤が登場して挨拶。
「本日は多数ご来場ありがとうございます。プロレスはゴールのないマラソン。我々は立ち止まらず前進していくだけです。全日本プロレスはますます驀進(ばくしん)していきます。今日は武藤プロデュース。骨の髄までしゃぶっていってください」
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
× 本間朋晃 2分26秒
後方回転エビ固め
宮本和志 ○
 レフェリー姉崎。
 宮本が走って入場。走るのにあわせて胸の筋肉が揺れる。体重が増えたようだ。
 本間が登場。
 挑発しあう険悪な感じ。
 宮本に黄色いテープ。
 本間に二色のテープ
 レフェリー・コールで吾郎コールが若干起こる。

 ゴングが鳴ると、組み合って離れ、また組み合ってロープへ押しつけあう。
 宮本がコーナーに押しつけてエルボー。中央へ戻って張り手合戦、エルボー合戦。
 本間のヘッドロックから宮本が本間をロープへ振ると、戻ってきて体当たり。ついで宮本は自ら飛んで体当たり。両者譲らず。
 さらに宮本が飛んで体当たり。本間が倒れ、宮本は場内にアピール。
 本間は宮本を投げて、コーナーからダイビング・ヘッドバット。続いて逆エビ。
 宮本がロープに逃れ、突進して本間を丸め込むがカウント2。
 つぎに本間をロープに振って、宮本が回転逆さ押さえ込みでカウント3
 あっという間の勝負。
 本間は納得しないが、宮本は大喜び。
 不満そうに去っていく本間。
 宮本はリング中央で両手をあげたり、ボディビルのポーズをして見せたり。場内にアピールしながら花道を引き揚げていった。
 宮本の感じが変わった。何かあったのか。
第2試合 トリプル・スレット・マッチ
○ 保坂秀樹

土方隆司
4分16秒
蹴り→エビ固め
平井伸和
 土方、保坂、平井が登場。一人一人の入場ではなかった。
 平井に黒いテープが飛ぶ。
 レフェリー姉崎。

 フロアーはほぼ満席。
 平井が土方に握手を求め、応じた土方を蹴り落としたたところでゴング。
 保坂がいきなりコーナー最上段から平井にフランケン。カウント2。
 土方も戻り、保坂と二人で平井を痛めつける。
 しかし、平井奮戦、二人をエルボーで蹴散らすが、保坂のカニばさみで形勢逆転。
 保坂のフィッシャーマン、土方のギロチン、二人でロープに振ってダブルのチョップ。
 カウントは2。
 土方が平井の背中を蹴ると音が場内に響き、どよめきが起こる。
 保坂と土方で平井を攻め込む。平井をコーナーに振っての保坂の串刺しラリアットはかわされ、続いて土方が行くがこれも反撃される。
 平井が保坂にコーナートップからのフランケンに行こうとすると、土方がその尻をぺちぺちたたいてカット。そのまま、土方が平井を肩車してダブルインパクトへ。ところが保坂が飛んだのを平井がかわし、土方をヘッドシザースで投げて反撃。平井強し。
 平井がカバーに入ると土方がカット。
 最後は平井が土方へフランケンに行ったところを土方が手伝って返し、二人がかりで押さえ込んで3カウント。
 土方は何かレフェリーに抗議していたが、保坂とは握手して退場。
 平井もレフェリーに文句を言って、リングから客席に一礼して通路を退場。
第3試合  6人タッグマッチ30分1本勝負
安生洋二
○長井満也
奥村茂雄
10分36秒
右ハイキック→体固め

荒谷信孝
相島勇人×
 相島、荒谷、嵐登場。
 安生のテーマが流れると場内手拍子。奥村、長井、安生登場。
 長井が荒谷に突っかかっていくが相島がなだめる。
 相島に白いテープ。荒谷にピンクのテープ。嵐に黒いテープ
 奥村に白いテープ。長井に黄緑のテープ。安生に赤いテープ。
 安生へのテープの量は少なかったが、安生への声援は多い。

 荒谷が安生に握手を求め、安生が応じようとすると、長井が蹴ってじゃまをする。
 安生も不満そうに長井を見る。安生は姉崎レフェリーに握手を求め、レフェリーも応じて場内拍手。
 荒谷と長井でスタート。
 組んでロープに押し付け合い、コーナーで離れ際、荒谷が胸へチョップ。
 長井がロープに振って体当たりするが、荒谷が勝つ。長井が荒谷をロープへ振ってフライング・ニールキック。これはきくが、すぐに荒谷は立ち上がる。胸への張り手合戦から、長井のフロントキック。
 安生にタッチして、場内沸く。
 荒谷は握手しようと手を差し出すが、荒谷が右手出しているのに、安生が左手を出し、握手できない。そこで荒谷が左手を出すと今度は右手を出す。荒谷は怒って張り手。安生は剣幕に驚いて奥村にタッチしようとするが、奥村が断る。
 安生が荒谷を自軍コーナーへ押しつけて、奥村に手伝えと怒鳴る。安生は荒谷の胸に連続チョップを入れて奥村にタッチ。
 奥村と荒谷のびんた合戦。
 どちらも譲らない。エルボーもパンチもラリアットも互いに譲らず、奥村はヘッドバットを出すが、荒谷の頭の傅が硬かった。
 相島にカット。
 相島の肘のサポーターが痛々しい。
 相島は果敢に攻め込むが、奥村はラリアット一発で反撃。相島は目つぶし、顔踏みつけ、チョーク攻撃などで攻勢に出る。奥村の顔をねじり上げ、チン・クラッシャーも出す。
 嵐にタッチ。嵐にも声援が飛ぶ。
 体当たりは嵐の勝ち。
 奥村は嵐を自軍コーナーへ押していき、安生にタッチ。
 長井が嵐を押さえようとするが、安生は断る。長井は不満そう。
 何を思ったか安生は相撲の要領で嵐に組み付くが、2回続けて投げられ、腰を打つ。
 長井にタッチし、長井が嵐を押さえているところへ安生がロープに飛んでパンチをうとうとするが、しっかりかわされ、同士討ち。
 奥村も、「なにやってるんだ」と安生に詰めよる。
 嵐の高いパワーボムが決まるが、安生と奥村がカット。相島と荒谷も入って嵐の投げ捨てパワーボム。
 嵐がコーナーから飛んで決まるかと思ったが、安生がカット。
 荒谷にタッチ。
 長井はダメージが大きい。
 荒谷が長井をコーナーに振っての串刺しラリアット、ボディスラムから、荒谷がコーナーに上ろうとするが、安生が後ろから近づいて股間へパンチ。
 長井はやっとコーナーに戻って奥村にタッチ。ロープに奥村が荒谷をロープに振ってラリアット。続いて投げ捨てジャーマン。カウント2
 奥村がロープへ飛んだが、荒谷がラリアットを返して相島にタッチ。
 相島ダブルアーム・スープレックス、ボディスラム、ダイビングエルボーと攻めカバーすると安生がカット。
 長井にタッチ。
 相島と互いに譲らす打ち合うが、長井の重いキックにぐらつく。しかし、まけず、張り手合戦。長井がぐらつく場面もあったが、長井のハイキック一発。
 安生が入り、嵐と荒谷の前に立ちはだかって、長井がカバー。返すかと思ったが3カウント決まってしまった。
 安生は喜んで長井に抱きつくがはねつけられる。奥村もおもしろくなさろう。安生は、喜べよと、飛び跳ねてみせるが、奥村はいやいや一度だけ飛び上がったあと、リングから降りる。
 安生だけは上機嫌でしつこく長井に抱きつき振り払われる。
 リングでは相島が起きあがらず、嵐たちが心配そうにのぞき込む。結局相島はセコンドに背負われ退場。その姿に拍手。
 大丈夫か。長井のキックといえば、飯塚のこともあるし、気にかかる。
第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
スティーブ・ウイリアムス
マイク・ロトンド
×愚乱・浪花
12分46秒
ハインズドライバー
→片エビ固め
ジョニー・スミス
ジョージ・ハインズ〇
グラン浜田
 浜田、ハインズ、スミスの順に登場。
 2階席まだまだ空席が目立つ。(私は1階北側だったので2階の南側しか見えない)
 ウィリアムスのテーマに手拍子が起こる。
 浪花、ウィリアムス、ロトンド登場。
 ウィリアムスはマスクをしている。ウィリアムスとロトンドがコーナーに立ってポーズを取ると、浪花もリング上でポーズ。
 浜田に白いテープ。ハインズに赤いテープ。スミスに青いテープ
 浪花にテープ、ロトンドにオレンジのテープ、ウィリアムスに赤と黒のテープ。

 コールの後でウィリアムスはマスクを取った。
 レフェリーはウォーリー山口。
 ウィリアムスが場内に手拍子を要求したところでゴング。
 浪花と浜田でスタート。レフェリーコールなし。
 両者ヘッドロック、巻き投げなどオーソドックスな展開から、浜田がショルダースルーをくるっと回って立ち、フライング・ニールキックも出して元気なところを見せる。
 ロトンドに変わると体格差はいかんともしがたい。簡単に投げられてしまう。
 しかし、コーナーに追いつめられたところをスイング式DDTで反撃してハインズにタッチ。
 ハインズはロトンドを投げカバーするがカウント2
 続いて投げようとしたところをロトンドに返され、たたきつけられる。ウィリアムスにタッチ。
 ウィリアムスはいきなりパンチを出しハインズが膝をつく。
 ハインズの腕をねじりながら、ウィリアムスが浜田たちにつばを吐きかけ、浜田がいきり立つ。
 ロープに振ってのハインズの2段蹴り。カウント2。
 ウィリアムスはすぐに立ち上がるが、ダメージが大きく、倒れて、浪花にタッチ。ハインズはスミスにタッチ。
 浪花はスミスの腕を取ってカニ歩きからチョップを肩へ落とし、スミスを攻める。
 投げようとして投げられないと目つぶし、ブレーンバスターをねらうが投げ返される。しかすくるっと回って立って着地、くるくる回ってスミスを投げてみせる。
 ロトンドに変わって5分経過。
 スミスはロトンドの腕を背後にひねり、ロトンドは腕をねじられたままリングをぐるぐる回って遠心力でスミスをリング下へ落とす。ウィリアムスがすぐに行ってスミスを蹴る蹴る蹴る。ロトンドによる鉄柵へのギロチンホイップまででてスミス大ダメージ。
 場内からは女性ファンのスミスへの声援が響く。それがかえって怒りをあおるのか。
 ウィリアムスの逆エビはロトンドが2段蹴りでカット。浪花にタッチ。浪花もスミスの足を取って膀エビで攻めるがこれはロープへ逃げられた。
 レフェリーがブレイクを指示してもなかなかやめず、注意押されると、「いいじゃねえかバカヤロウ」。場内笑い。
 ロトンドにタッチ。
 ロトンドがエルボー連発。しかし3発目をうまくかわして逆さ押さえ込み、これは2で返され、スミスはコーナーに振られたときにロトンドの突進をかわして浜田にタッチ。
 浜田はコーナートップからフライングラリアット。カウント2。
 ロトンドを押さえつけてヘッドバット2連発。さらに足を取って丸め込もうとするがカウント2。
 浜田がついに捕まってロトンドのエアプレーンスピン。
 10回転ぐらいしてカバーにはいるがスミスたちがカット。ハインズにタッチ。ウィリアムスにタッチ。ハインズは2段蹴りから、ウィリアムスにドラゴンスクリュー。ウィリアムスが器用に自分で回ることができなかったため、右膝をだいぶ痛めたらしく、立てない。ハインズはあえてその右膝をつかまえて、またドラゴンスクリュー。そしてシャイニング・ウィザード。大喜びでカバーするが、カウント2。
 場内沸く。
 ウィリアムス、復活して立ち上がる。
 ハインズをロープへ振り、ウィリアムスが突進。二人ともボディアタックをねらったものだから、胸のあたりで両者がぶつかり、二人ともダメージが大きい。
 浪花にタッチ。浪花はは元気一杯。
 ハインズを投げ、さらに足元をすくい、押さえ込むがカウント2。
 ハインズに捕まって投げられそうになると、足をバタバタさせて、スイング式DDT。カバーはスミスたちがカットに入る。浪花がコーナーから飛ぶと、ハインズがジャンプして膝で迎撃。
 ハインズのカバーはカウント2。
 ほかの4人がリング下でもめているので、ハインズが浪花をハインズドライバーでたたきつけてカウント3。

 ハインズはロープの間をあけて浜田を中へ入れ、3人でレフェリーーに手を挙げてもらう。浜田は右肩が痛そう。
 ハインズは浜田と握手。

 ウィリアムスは、動けない浪花を肩に担いで、場内係をこづきながら退場。
 浜田はハインズ、スミスと握手して退場。
第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
×渕 正信
ミスター・プロブレム
8分12秒
エルボードロップ
→体固め
アブドーラ・ザ・ブッチャー〇
ケンドー・カシン
 ブッチャーのテーマにプロブレムの声が入ったテーマで入場。
 カシン、ブッチャーの順。
 続いて「ミスター・プロブレム」の声に続いて渕のテーマの随所に「プロブレム」という声が入るのだが、これが絶妙でなかなかいい。
 しかし、カシンはおもしろくない。
 渕に続いてミスター・プロブレムが登場。渕は花道で肩を組んでカシンを挑発。渕は馬場さんTシャツを着ている。

 カシンに声援。白と赤のテープ。ブッチャーに赤いテープ。
 ミスター・プロブレムに白い、渕には白いテープがあちこちから。
 レフェリーはウォーリー山口。レフェリーコールなし。
 カシンは「ちゃんとチェックしろ」とプロブレムのシューズを指さす。カシンと同じ、ブッチャー仕様(靴の先が丸くとがっている9。
 カシンとプロブレムでスタート。
 プロブレムは、手を高く構え、キックボクシング・スタイル。
 腕の取り合いはさっと離れ、マウントポジションの取り合い、カシンが腕ひしぎへ行くが、すぐにロープ。
 カシンがリング内へ引き戻し、プロブレムの足を抱えて、シューズを脱がせようとひもをほどき始める。
 プロブレムはカシンに足を取られたまま、背後から首を絞め、脱出。
 渕にタッチ。
 カシンはいきなりビクトル投げから腕ひしぎ。
 プロブレムがカットに入る。
 すぐにブッチャーもはいり、カットしたプロブレムに地獄突き。プロブレムはリング下へ。
 渕はカシンにバックドロップ2連発。カバーするがカウント2。ブッチャーがカットに入る。
 渕はカシンをリング下へ落として持ち上げ、鉄柵に股間を打ち付ける。さらにカシンの顔を踏みつけ、両者リングに戻る。
 股間を押さえて悶絶するカシン。
 渕がグーパンチを一発入れてプロブレムにタッチ。
 プロブレムはこの間にシューズを脱いで裸足になっていた。
 キックを2発入れてから腕ひしぎ。ブッチャーがカットに入って場内拍手。
 ブッチャーにタッチ。
 ブッチャーはコーナーでタッチロープをつかんでる、なんてことはしなくて、コーナーから離れていたんだけどね。
 ブッチャーの地獄付き。プロブレムは組み付いてブッチャーをロープにおしつけ、キックを脇腹へ入れるが、全くきかず、反動で転がって渕にタッチ。淵はプロブレムが脱いだシューズを手にしてブッチャーをなぐりつける。さらにキック。
 プロブレムを呼び込み、プロブレムもシューズのとがったところでブッチャーの額を殴る。ブッチャー、額から少し流血。
 ブッチャーが地獄突きのポーズを見せると、プロブレムは慌てて身を縮める。

 ここで、サップらしい人がリングサイド東側2列目に着席。

 渕は、ブッチャーをコーナーに追いつめ、モンキーフリップで投げようとするが、これは重みでつぶれ、ブッチャーに腕ひしぎ。カシンがカットに入る。
 カシンはプロブレムの脱いだシューズを手にしてリング・イン。レフェリーが取り上げてセコンドに渡すが、カシンそれを取り上げる。
 リング内ではブッチャーと渕。ブッチャーの地獄突きから毒バリでカウント3。
 プロブレムが淵を抱き起こす。
 カシンがブッチャーにマイクを渡しす。
 「ブッチャー」「バーバ」コール。
 最後にカシンが自分を指さし、ブッチャーがマイクを差し出すと、「カシン」と一言。 ブッチャーはブッチャーコールを浴びながら花道を引き揚げていった。
 ブッチャーはは花道の終わりで、馬場さんのカーテンを手にし、それから客席の方へ礼をして消えていった。
第6試合 世界ジュニアヘビー級王座次期挑戦者決定戦
○カズ・ハヤシ 13分58秒
 片エビ固め
ジミー・ヤン
 ヤンが帽子をかぶって登場。
 「ルパン三世」のテーマでブレザー着て来いっていってるのに。
 カズはペットボトルを手にし、飲んだり、頭に水をかけたりして登場。気合いが入った表情。
 レフェリー和田京平。
 ジミーに紅白のテープ。カズに赤いテープ。
 レフェリーコールはない。
 ジミーは黒い手袋をしたまま試合開始。。
 組んでは離れ、バックの取り合い。足の取り合い。両者身軽でよどみがない。
 関取が客席に二人。ほかの客が記念撮影してもらっている。
 ジミーがカズの腕を取るがすぐに逃げられ、カズのチョップ、ジミーのチョップ。どちらも負けない。さらに打ち合って、カズの方がややきた様子。カズはキックからヘッドロック。
 体当たりはカズの勝ち。
 ロープに飛んだのを両者跳んだりはねたりでかわし、ジミーがサード・ロープにもたれると、数はロープの間を器用にくるっと回ってその顔を蹴る。
 ジミーがカズをロープ振ると、カズは倒立してロープに背を当て、反動で戻ってジミーにアタック。
 ジミーはカズをロープに振って水平に回転しながらキック、さらにコーナートップから背中にキック。カをリング下に落として、ロープに飛び、ノータッチ・プランチャ。
 場内沸く。
 リングに戻ると、カズはロープ越しにジミーを投げ、負けじとノータッチ・プランチャ。またまた場内沸く。
 リングに戻し、カズはコーナーに立ったが、ジミーがパンチ。ジミーもセカンドロープに立って、ブレーンバスターで投げようとするが、カズが持ち上げ、リングにたたきつける。さらにカズがミサイルキックで飛ぶとジミーががキックで迎撃。
 ジミーにもカズにも声が飛ぶ。
 カズをコーナーへ振ってジミーののサマーソルトキック。
 ジミーはリング下へ降りて、カズの足を引っぱり、鉄柵に股間を当てたのかな。
 リングに戻り、ジミーが足でカズののどを絞める。
 ブレーンバスターの投げ合いはカズの勝ち。垂直落下気味に落とす。
 ジミーは器用にカズを捕まえ逆さ押さえ込みに行くがカウント2
 カズが返してカウント2
 さらにダブルブリッジ。
 ジミーはどうやったのかカズを高く放り投げ、場内沸く。
 カズの低めの垂直落下式ブレーンバスターはカウント2。
 カズへの声援は男が多いようだ。
 胸板へのチョップ合戦。
 チョップのたびに場内からヒューヒュー声が飛ぶ。
 カズのフライング・ニールキックがでれば、ジミーも同じ技。ジミーのラリアットはカウント2。
 ジミーがコーナーに立ったところをカズがその足をついて、ジミーは股間をコーナーに。カズがコーナートップから雪崩式フランケンに行こうとしたのをジミーが捕まえ、そこからパワーボムでたたきつける。カウント2。場内ドドドドドドド。
 和田レフェリーは休まず攻めろと指示。
 カズを寝かせておいて、ジミーはコーナーからムーンサルトで飛んだのだが、なんとカズを飛び越してしまい、カズはよけてないのにジミー自爆。
 それでもジミーはカズを投げて、またコーナーへ。今度はヤンタイム。カウント2。
 カズが逆に上になり、ジミーの腕をねじり上げた。ジミーはやっとロープに足が届く。
 ジミーがDDT。
 さらにカズをコーナーに座らせて、自分も外側からコーナーに立ち、ジミーが技をかける前に、カズがジミーを背中に乗せて、リングにたたきつけた。カウント2
 さらに、カズのリバースDDTとラリアットの複合技でカウント2

 カズはコーナーに立って客席にアピール。しかし苦しそう。
 カズはジミーに向かって盛んに人差し指を打ち合わせて見せたが、もう一度シングルでということだろうか。

 ここで「王者の魂」が流れ、「ジャイアント馬場 天国からのメッセージ」。
 次の武道館大会に歴代チャンピオンを招聘する予定であること、参加外人選手の紹介。
 最後に紹介されたのがブッチャーとテリー・ファンク。場内沸く。
第7試合 シングルマッチ60分1本勝負
○ 天龍源一郎 14分32秒
なだれ式垂直ブレーンバスター
→片エビ固め
馳浩 ×
 馳は赤いタイツ、赤い膝当て。コーナーに立って、いつものTシャツ投げ。
 天龍の幟が花道沿いに並ぶ。
 場内天龍コール。
 レフェリーは和田京平。
 馳に赤いテープ黄色いテープ。
 天龍に黄色いテープ。
 レフェリーコールはなし。
 場内天龍コール。
 体当たりは天龍の勝ち、さらにグーパンチ構えを見せるが馳は両手でカット。
 天龍の胸へのチョップ連発。馳もチョップを返すが、天龍はグーパンチとチョップ。
 天龍は馳をコーナーに追いつめ、チョップとパンチ連発。
 馳は早くも裏投げを出すが、立ち上がった天龍はラリアット。しかしカバーはできず、天龍は後頭部を押さえて倒れ込む。
 ここで相島がセコンドについているのを発見。大丈夫だったらしい。
 馳が天龍をヘッドロックでとらえ、離さない。
 天龍が馳の顔に手を当てて逃れようとするが離さない。
 そのまま立ち上がって天龍がバックドロップ……ところが馳がそれでも離さない。場内沸く。
 やっとのことで天龍はヘッドロックから逃れる。馳のチョップ連発。さらに馳はヘッドロック。
 5分経過。
 天龍は、どうしても馳が離さないので、そのまま持ち上げ、馳の背中を左膝へ落とす。
 リング下へ降りて、天龍が馳を鉄柵に振る。馳も負けずにつっかかっていくが、天龍のチョップとパンチ。
されに馳をコーナーポストに投げつけ、リングに戻る。
 東側1列目にいるのは石井館長か。その後ろの列にサップらしい人。
 天龍は馳の頭を足で締め付けるが、馳が天龍を裏返しにして逃れ、リバースのインディアン・デスロック。さらに天龍の足を攻めつけうようとすると、天龍が馳の足をつかんでぐりぐりやり、両者立ち上がってチョップ合戦。天龍の一発に馳が倒れる。
 天龍はボディスラムで投げてコーナートップからエルボー。・しかしかわされて自爆。馳は笑顔でジャイアントスイングへ行くぞというポーズ。天龍の両足を抱えると、天龍は下から馳の顔を張るが、張り返し、ついに回す。
 30回転行くかと思ったが12回転がやっと。
 天龍はたてないが、馳もロープにつかまってしばし休息。
 馳がバックを取って投げようとするのを天龍が返し、張り手で馳が倒れる。
 天龍が馳をパワーボムで投げようとすると、馳はなんとフランケンで返し、さらに裏投げ。そしてノーザンライトスープレックス。カウント2。
 天龍のDDT
 さらに垂直落下式ブレーンバスター。
 カウント2。
 天龍も一気にたたみ込むことができない。パワーボム。これもカウント2
 馳が起きあがるのを待って、グーパンチとチョップ連続。馳が両手をつくと、顔をちょんちょんと蹴り上げる。馳は四つんばいのママ、頭で天龍の右膝へヘッドバット連発。天龍は後ずさり。
 馳は起きあがって天龍の頭へヘッドバット連発。20連発ぐらいやったか。あるいは30連発か。
 天留は倒れない。
 やっとやめて馳のチョップで天龍が倒れ、馳はコーナートップへ。しかし天龍は立ち上がり、コーナーに座っている馳にパンチとチョップ。
 さらに天龍もセカンドロープに立って、雪崩式ブレーンバスター。
 カウント3
 場内から黄色いテープが飛んだ。
 天龍はペットボトルの水を馳にかけてやり、通路を引き上げる。
 馳はリング内で客席に頭を下げてから退場。
第8試合 シングルマッチ60分1本勝負
× 小島 聡  4分02秒 
片エビ固め
ビル・ゴールドバーグ ○
 レフェリー山口。試合の合間に姉崎レフェリーがロープをタオルで拭いていた。
 場内暗転して小島のテーマ
 照明がいつもと違ってめまぐるしい。ミラーボールみたいな照明が場内をぐるぐる回る。
 小島はマスクをして登場。
 通路の奥には小島ののぼりも立つ。
 そして、場内騒然。ゴールドバーグ初登場。
 ゴールドバーグは、花道ではなく、通路に作られた特設入場口からの登場。
 なかなか入ってこない。待ちくたびれるとスモークが立ち上り、その真上の客は思わず避難。
 さらに花火まで吹き上がって場内大いに沸く。
 花火が消えるとゴールドバーグが登場。さらに、ドンドンと火薬が爆発する音。
 フロアー席の人は見えないものだからだいぶ立ち上がっていた。
 場内が明るくなってみるとゴールドバーグはきい。
 小島コールにオレンジのテープ。場内大小島コール。
 ゴールドバーグには金色のテープ。大歓声。
 すぐにゴング。
 ゴールドバーグは余裕の表情。小島の顔には緊張の色。
 場内からゴールドバーグ・コール。負けじと小島コール。
 小島コールが圧倒的になると、ゴールドバーグが動く。組んだかと思うと、簡単に小島を突き飛ばす。小島は突き飛ばされてころがる。
 小島は手を出していくが、軽くいなされる感じ。
 ゴールドバーグパンチを食らって、小島はリング下へ落ち、客席に「うるせえ、お前らバカヤロー」
 リングに戻ると、あっという間にゴールドバーグが小島の足を捕まえ裏アキレス腱。
 小島悶絶。
 ゴールドバーグは持ち方を変えて攻める。
 もうだめかと思ったが、場内の大小島コールの力で、やっとロープに手が届く。
 ゴールドバーグは、小島の股の間から小島の手をつかんで持ち上げ、赤ちゃんをだっこするようなポーズにしてたたきつける。
 小島もコーナーへ振ってエルボー。「行っちゃうぞ」コールをしたが、実は攻撃が全然きいてなくて、背後には元気なゴールドバーグが。すぐに捕まる。
 ブゴールドバーグが、ブレーンバスターのような投げに行くのかと、小島がこらえていると、くるっとまわって小島の後頭部をリングにたたきつけ、あっという間に3カウント。

 小島は後頭部を押さえながら通路をすぐに引き上げていった。
 ゴールドバーグは客席に礼をし、両手をあわせて感謝のポーズの後、花道をひきあげる。馬場さんのカーテンの前で客席に両手をあげて消えていった。
 いなくなっても場内興奮が冷めなかった。
第9試合 世界タッグ選手権試合
チャンピオン
〇ブライアン・アダムス
ブライアン・クラーク
17分25秒
ダブルチョークスラム
→片エビ固め
チャレンジャー
マイク・バートン
ジム・スティール
 ジムとバートンが登場。今日は日の丸タイツではない。星条旗をあしらったタイツ。
 バートンの背番号3は何だろう。
 クロニック登場。カーテンからでたところで立ち止まり場内にアピール。
 リング・インすると、マイクを取って、「全日本プロレス・ナンバーワン」とかなんとか。何を言っているのかわからないけれど、場内は沸く。声は明瞭でマイク慣れしている感じ。
 リング下ではジミーがさっぷに握手しいる。
 バートンもマイクを取り、アピール。「オールジャパン」と何度も言ったのだけわかった。
 認定書は、ベースボールマガジン社社長が読み上げてた。
 今日は日刊スポーツの竹内さんじゃない。
 2階席が寂しいなあ。

 ジムに赤いテープ。バートンに青と黒のテープ。
 クロニックにはテープはない。
 レフェリー・コール。ウォーリー山口。
 クロニックがとにかくでかい。
 ジムとクラークでスタート。
 ジムは力比べを誘ってはかわす。
 コーナーからバートンが盛んに声をかける。
 まずは、ジムがコーナーへ振って串刺しラリアット。
 体当たりは互角。
 さらにジムがロープに飛んで体当たり、クラークの腰が下がる。
 こんどはお前だ、とジムが指示、
 クラークが飛んで体当たりするがジムは揺るがない。
 両者譲らず、ジムのフライング・ショルダーアタックでクラークが倒れる。
 バートンにタッチ。
 二人でクラークの背中をコーナーへ繰り返し打ち当てる。
 チョップ合戦。バートンはきいてないというポーズ。バートンのチョップの方が少しきいているようだ。
 アダムスにタッチ。二人がかりでバートンをロープに振ってダブルのエルボー。
 場内から「バートンさん」と子供の声。
 アダムスは、バートンの頭の上を飛び越えたりして身軽なところを見せる。
 バートンはコーナーのクラークをリング下に落としておいて、feel the power!
 重そうだったが長時間持ち上げて見せ、さらに左手を離して親指を立てて手見せる余裕ぶり。
 マットにたたきつけてカウント2。
 ジムにタッチ。
 5分経過。
 ジムはエルボーを落とし、カバーにはいるがが、すぐに返される。バートンにタッチ。
 バートンはアダムスの左腕を攻め、ジムにタッチ。
 ジムはエルボー連発からロープに飛んでラリアット。しかしきかない。アダムスがラリアット、ジムは倒れる。
 ジムがアダムスをコーナーに振って突進するが、かわされ、自分の勢いでリング下へ落ちる。クラークがジムを捕まえ、ひとしきり痛めつけてからリングに戻す。
 中で待っていたアダムスはギロチンを落としてカバー。カウント2。
 クラークにタッチ。ジム劣勢。コーナーに追いつめられ、クラークのキックを食らう。
 さらにクラークのバックドロップ。ジムは返すが元気がない。
 アダムスにタッチ。リング下でジムとクラークがやりあう。リング内でバートンとアダムス。
 バートンが外に出て、ジムは中に戻され。
 ジム劣勢。バートンの音頭で場内手拍子。
 10分経過。
 アダムスがジムをスリーパーで締め上げる。
 ジムはやっと逃れて立ち上がるが、アダムスが軽々とリストアップ。ボディスラム。カウント2。
 クラークにタッチ。クラークが2段蹴り。カウント2。
 ジムのバックドロップ。しかし、ジムはカバーに入れない。
 バートンにタッチ。バートンはコーナートップから飛んでエルボーを当て、クラークをロープに振ってボディスラム。
 ロープに振ってハイキックからサイドバスター。カウント2
 場内からバートンに声が飛ぶ。
 クラークはバートンののどに腕をかけてたたきつけカバー。カウント2。アダムスにタッチ。
 アダムスがワンハンドバックブリーカー。あわや3カウントかというところでバートンが返す。
 ロープに振られたバートンは、ラリアットをかわしてゴールデンレフト。
 ジムにタッチ。
 ジムはコーナーに振られたが突進してくるのをハイキックで迎撃してコーナートップからアタック。椰子の実割り連発からかわ落とし。場内拍手。カウント2。
 15分経過。
 バートン、ジムとコーナーから連続して飛ぶが、クラークがカットに入る。バートンがクラークを捕まえリング下に落とす。アダムスはタッチしようと手を伸ばすがクラークはいない。
 ジムも立ち上がり、手をくるくる回して予告。
 ジムがアダムスを持ち上げようとするが、アダムスは踏ん張る。
 パワーボムへいこうとしても、アダムスにリバースで投げられる。ネルソンバスターからのアダムスのカバーはカウント2。
 バートンもクラークもリングに入り、ダブルのアタックでバートンがやられ、リング下へ。
 クロニックはジムを捕まえ、ダブルのど輪落としへいこうとするが、ジムが踏ん張る。エルボーを二人の後頭部にたたき込み、逃れるが、ロープへ走って戻ったところをまた捕まり、ダブルのチョークスラムで3カウント。
 終わってからもクロニックは倒れているジムを蹴りつけ、怒ったバートンがカット。
 クロニックは勝手にセコンドからベルトを受け取り花見道へ。
第10試合 特別試合 シングルマッチ60分1本勝負
○ 武藤敬司 19分47秒
シャイニングウィザード
→片エビ固め
太陽ケア ×
 1階まではほとんど満席だが2階席は4割か5割。北側席は見えなかったが

 ケア入場。スキンヘッド。
 武藤は白いガウンを羽織って登場。場内歓声。
 照明がめまぐるしい。
 馳もセコンドにつく。
 ケアに赤いテープ。
 武藤に飛んだテープはケアより少なかった。
 京平コールはいつも通り。
 ゴングが鳴ると、握手してさっと離れる。
 ケアが武藤の足を取りに行くが、武藤がすぐバックを取る。両者さっと離れて立ちあがり、場内拍手。
 続いて武藤がケアの足を取りに行くがすぐにはなれる。
 ケアは武藤の顔を突きながら腕を取って倒す。
 体当たりはケアの勝ち。しかしロープに飛んだのを武藤が巻き投げ、キーロック。
 ケアはいろいろ動き回るが、武藤は腕をロックしたまま。やっと離れると、たちまちフラッシング・エルボー。
 5分経過。
 ケアが武藤をボディスラムで投げてのエルボーはかわされ、自爆。
 武藤はケアの頭にパンチを入れるが手が痛そう。
 ケアのドロップキックで武藤はリング下へ逃れ、ケアが追っていって鉄柵に振ろうとすると、武藤が振り返す。それでもケアはキック3連発。
 リング下なので、カメラマンの陰でよく見えない。
 さらにケアは武藤を抱え上げて鉄柵に落とし、両手をあげて客席にアピール。
 ケアがまずもどり、和田レフェリーが武藤の様子を見る。武藤はなかなか戻れない。
 場内から武藤コールが起こり、ケアがおりて武藤をリングに戻す。
 武藤はのどを押さえていた。カバーするがカウント2。
 ケアのパイルドライバー。
 カウントは、ロープに足が届いていた。
 ケアが武藤を投げ、座り込んだ背中にドロップキック。
 さらに武藤の頭を抱え込んで背中に腕をまわし、締め上げる。フロントスリーパーに移行。武藤はやっとロープに逃れる。
 武藤は生き返ってケアの左腕にドロップキック。さらに低空ドロップキック連発。
 ケアが起きあがろうとするところへまた低空ドロップキック。
 ケアが立ち上がると、武藤はコーナートップからミサイルキック。
 武藤はケアをコーナーに追いつめ、コーナートップから雪崩式フランケン。カバーはカウント2。
 武藤はすぐ腕ひしぎ経行こうとするが、ケアが踏ん張り、くるくる転がってロープへ逃れる。
 ケアは左腕が痛そう。
 武藤はケアの足を取ってドラゴン・スクリュー。続いてケアの左腕を背後へひねりあげる。ケアはロープに逃れるが左肘が動かない様子。
 武藤はケアの右足を取ってドラゴン・スクリューへ行こうとするが、ケアがその足を軸にしてキック。武藤が起きあがると胸板へチョップ連発。後頭部へエルボーを落とし、ロープへ飛ぶと、武藤はフランケンで迎撃して右腕へ腕ひしぎ。
 これもケアはやっとロープへ逃れる。
 ケアをなげてついに武藤のシャイニングウィザードがでたが、ケアはすぐに立ち上がる。
 ケアは武藤をげて、おそらく左腕を足できめたまま、武藤の首を絞める。
 武藤は足をロープにのばして逃れる。
 ケアが先に立ち上がり、武藤の後頭部へのヘッドバットからボディスラム。
 コーナーからダイビング・ボディプレスはカウント1で武藤が返し、すぐさまシャイニング・ウィザード。
 ところがケアがすぐに立ち上がってハワイアン・スマッシャー。両者ノックダウン状態
 武藤が先に立ち上がる。
 武藤のキック。ケアのチョップ。
 武藤はケアの膝へのドロップキック。ケアは武藤の胸へキック。ロープに飛んだケアを武藤が投げようとすると、ケアは武藤の頭を打ち付ける。
 ケアのバックドロップ。高角度。連発。後頭部から垂直にマットに落ちる感じ。カウントは2。場内ドドドドド。
 場内武藤コール。
 ケアがハワイアン・スマッシャーへ行こうとすると、武藤が足をばたつかせて逃げる。
 そしてシャイニング。
 ケアがコーナーにもたれているところへ、武藤がロープ2段目を利用してシャイニング。
 武藤はLOVEポーズからさらにシャイニング。
 これでカウント3

 試合後、武藤はケアを起こして抱き合い、リング下へ降りて石井館長と握手。
 カメラマンに囲まれる。
 官庁は場内に帽子を振って挨拶。
 ケアはリング内で四方に頭を下げて退場。
 リング下ではカズとサップが抱き合っていた。
 サップは大人気で、小さな子供と記念撮影したり握手してやったりサインしてやったり。
 
総括

 第3試合まではあっけない感じだったが、中盤以降の試合は長く感じた。
 見ていて、なぜか、「困ったなあ」という気になってくる。
 例えば、安生と他の選手がかみ合わない。
 客席に石井館長がいたり、途中からサップが来たりで、気が散る。
 ゴールドバーグにはびっくりしたが、小島はやりにくそうで気の毒だった。
 選手入場時の、照明が場内をくるくる回って照らすやり方は、新鮮すぎる。眼にあたるとまぶしい。
 後でじっくり考えると、試合中の間が多すぎるのだ。みんな武藤風になってしまっている。ここは間をおかないで攻め込むところだろう、というところで、相手の様子を見たりする。
 私は、武藤の社長就任に反対ではない。話題になるだろうし、地上波でのTV放送の実現につながるのではないかと期待している。
 しかし、興行がこんな風だと困る。 

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