日々のエッセイ


   ミラノでやっていた冬のオリンピックが終わると、WBCやサッカー、今年はスポーツ観戦に燃える人が多い春ですね。私の春は、毎年、お雛様を飾るところからスタートかな?

  

 頂いた桃の枝に、次々と花が咲いて、春らしいです。桃の花をじっくり見るのは、久しぶり。ちゃんと雛祭りの時期に開花して、可愛い小さな女の子のイメージがある花です。

  

 住んでいるマンションが大規模修繕に入ったのも、この3月。約三ヶ月、足場に囲まれ、窓もなかなか開けられない生活ですが、花粉の時期なので、ちょうどいいかも。ベランダに物を何も置かない状態にして、ついでに部屋の中も整理しています。
 いつか使うと思って、とってある物を分別していくと、あっという間に時間が経ってしまいます。今年は「すっきり!」を目指します。


  

 フィンランド語の勉強は、今月も続けています。上の写真の動物は、日本だと「ウサギ」さんだけれど、フィンランドでは「カニ」さんと発音します。オオカミは「スシ」さんで、ブタは「シカ」さんだそうで、共通点を見つければ見つけるほど面白くなってきます。女性を意味する「ナイネン」などは、ちょっと関西弁っぽい?
 
 


 
先日、世田谷にあるテオドラ邸へ行って来ました。明治21年に造られ、昭和8年に現在の場所へ移された、コロニアル様式の洋館。元東京市長だった尾崎行雄の妻・テオドラ英子のために建てられた家だそうです。 一時は老朽化のために取り壊される話が出たのですが、漫画家の山下和美さんが発起人となって、水色の洋館を守る計画を立て、笹生那実さんと共に活動を広め、支援を募り、現在はギャラリーとして大切にされています。

 

 私が行った時にやっていた企画展は『カワイイ界隈!』展。昭和時代の初めから少女画で大人気だった松本かつぢさんと、1970年代~80年代に『りぼん』誌でみんなを夢中にさせた乙女チック漫画の陸奥A子さん、お二人の可愛い原画を間近で見られる良い機会でした。まさに、カワイイがいっぱい♡
 上の写真は、松本かつぢさんが戦後すぐ(昭和21年)に出した双子ちゃんの絵本。展覧会に合わせて復刊されたものです。ずっと前から読みたいと思っていた作品なので、嬉しいな。松本さんの代表的なキャラクター・くるくるクルミちゃんそっくりな女の子たちや、そのお兄ちゃんが大活躍。絵も可愛いし、内容も優しさにあふれています。

  

 陸奥A子さんの漫画も大好きでした。『愛のメルヘン』という70年代っぽいタイトルがついた絵本は、りぼんの付録で、写真ではわかりにくいのですが、てのひらサイズの本です。当時、りぼんを買っていなかった私に、友だちが気前良くプレゼントしてくれた本で、今でも大切に保管しています。その友だち、今頃どうしているのかなぁ?

 



 卒業や引っ越し、新しい春を迎える準備に追われる人たちが、たくさんいることでしょう。新生活のため、家具屋さんや電機屋さんが混む時期でもあります。春休みは、みんな忙しそうだけれど、どの人の顔も希望に満ちているような。
 厚いコートをしまって、身軽に新しい道を進んでいきたいですね。

 2026年 3月

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