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小雨の中、10人の参加者による「金沢自然公園」での勉強会がはじまりました。金沢文庫駅からバスに乗り「夏山団地」バス停をおりると公園の入口がすぐ間近です。
「金沢自然公園」は、動物園と植物区の2つに大きく分かれていていて、今回の勉強会では植物区にある「ののはな館」で始まります。「ののはな館」は、植物や動物の情報発信基地で図書コーナーのほか様々な自然についての展示がされています。
2階にあるレクチャールームで、講師の山野井さん(緑花会のメンバー)から公園全体の説明や本日の行程紹介、復習用レジュメについての説明を受けました。忘れてはいけません。イボタロウムシがついたイボタノキも見せていただきました。本当に蝋燭が作れるそうです。
さて、「ののはな館」をあとに「おもしろ自然林」へと向かいます。「さくら山広場」へと続く道でオカタツナミソウが多く咲き、リョウメンシダ、ヤマムグラが私たちを迎えてくれます。広場の頂上付近では、エゴノキが満開。
「昆虫の森」では、地元の小学生が植えたクヌギやコナラの幼木が植わっています。ハコネウツギやカマツカの花を見るにはちょうどよい時期でした。そこから、横浜横須賀道路を管理している日本道路公団が管理している遊水池へと足を運びます。道路の斜面を緑化のために植えられたイタチハギが花をつけていて、エキゾチックな姿に皆はしばし歩みを止めてしまいます。
しだの谷では、オタマジャクシが元気に泳いでいました。湿地ですので特有の植物達が育ち、キツリフネソウが蕾をつけていました。
山野井さんの説明は手作りの解説カードを手に分かりやすく、途中クワノキのデザートを食べながら満足した1日を過ごしました。「金沢自然公園植物区」ではボランティアによる観察会を月1回(毎月第1木曜日午後1時)に行っているそうです。ほかの時期にも学びたいという方は是非ご参加ください。
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