すみれのイラスト

活動の報告(秋季活動:第3回)

日時平成14年10月30日(土)
参加者8名
場所横浜自然観察の森
内容 横浜市の「緑の七大拠点」の一つである「横浜自然観察の森」を館長を務めていらっしゃる「池本三郎さん」にお話を伺いました。池本さんは、樹木医としてご活躍です。当日はあいにくの雨と寒い風。金沢八景からバスに乗り込みました。「横浜霊園下車」から階段をのぼるとそこはもう山の中です。観察小屋にはいると温かい笑顔で池本さんが迎えてくださいました。まず、観察の森の沿革からはじまり、樹木についての基礎知識を教えていただきました。ルーペを使って「クスノキ」の葉に寄生する「フシダニ」の存在やドングリをつける樹種の見分け方等を教えていただきました。
次から次へと枝や葉っぱが出されての解説に思わずまつもとさんもうなずいていました。

40分ほど会議室でお話を伺っていると空に晴れ間が見えてきたため現場へととんでいきました。まずは、観察小屋の前にある「ケヤキ」の樹勢回復方法の伝授。マダケを元気のなくなったケヤキの根のまわりにさすと(写真参照)酸素がマダケを伝わり補給され、みるみる元気になっているとのこと。私たちの庭で元気がなくなっている木があれば活用できそうです。

観察の森には50種類の樹木ウオッチングコースが設定されています。ビュービュー風が吹く中で丁寧に教えていただくことができました。こんな時期でも、花をつけている植物がありました。「タマアジサイ」です。「スダジイ」や「シラカシ」のドングリは鈴なりになっていました。

あっという間に12時30分を過ぎてしまいました。最後は、観察小屋で「復習」です。雨天時を考えてあらかじめ採取をしていた50種類の樹木の葉っぱが次から次へとだされ樹木名を当てます。おもわず「・・・。」でしたが参加者全員の協力で無事全問正解となりました。

そして、昼食は「上郷森の家」でのレストラン。山が見える絶好のロケーションがおすすめです。ご飯とおみそ汁のおかわりもできます。
来期は、「自然観察の森ホタル鑑賞会」+「上郷森の家で宴会(総会?)」+「樹木ウオッチング」の1泊2日を企画してはどうかとの話も最後にとび出しました。みなさん参加されます?


当日の写真
自然観察の森の説明(池本さんの講義風景)
自然観察の森の説明(池本さんの講義風景)
ケヤキの樹勢回復法(根の周りにこの竹をさす)
ケヤキの樹勢回復法(根の周りにこの竹をさす)
枯れた枝の回復状況の説明
枯れた枝の回復状況の説明
現地から戻り樹木の名前当ての復習を
現地から戻り樹木の名前当ての復習を


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緑花会-2002.11.10作成
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