独り言


2025.08.31  囲い込み
みんなが自由に共有しているもの(場所、空間)を大きな力(大きな資本)が、ある日突然、
「明日からはお金を払わないと使わせない」
っていうのは資本主義社会では当然なんだろうか? 

低額で誰でも利用できていた施設が利用料の大幅なアップで富裕層しか使えなくなることもしばしばあります。
「維持管理費が高騰したため」
「利用者が快適に過ごせるため」
というような理由を盾に。 

楽しむためにはそれ相当の負担(経済的な)を強いられることに異存はないのですが。
「これは儲かる、ビジネスチャンスだ」
という視点で大きな資本(企業)が独占的に囲い込むようなやり方って、どうも好きになれないんですね。 

「見たいなら(楽しみたいなら)金を払え」
って。
WBCが地上波で見られなくなるという話です。 

僕はネットフリックスに入ってまで見ようとは思いませんが、ライトなファンにとっては残念なことになりました。
ボクシングだって、地上波では見られません。
サッカーのWCは地上波で見られるんでしたっけ? 

そういう独占配信業者を懲らしめるためには、明日になれば結果はわかるし、ダイジェストで見られるからどうでもいいやって考える人ばかりだと良いんですけどね。 

8月最後の日、一匹のクマを求めて都内へと出かけてきました。
そう、都市対抗野球です。
これまでは7月の海の日あたりに開幕していたんですが、今年は828日からと後ろ倒しとなっています。
チケットを買ったはいいけど、開門まで暑い中かなり待たされました。 

結構な数の観客がいて、スタンドは78割方埋まっていました。
どっちを応援するでもなく、ただゲームを楽しんでおりましたが、例のマスコットを買って帰りました。
背中にシリアル番号が振ってあるんですが、200体中183ですって。
これは売れていると考えていいのかなあ?
開幕して4日目ということを考えると、そうでもないのかな? 

これでうちには12匹のクマが集まったことになります。

2025.08.23  季節は進む
相変わらず暑いんですが、朝、晩が暗くなってまいりました。
時が急速に進んでいます。
夏至から既に2か月経つんですもの。
お盆も過ぎ、高校野球も終わり、そして学生さんの夏休みも終わります。 

僕はというと、夏休み中に増えた体重も少し戻ってきまして、下肢の浮腫みも漸く取れてきました。
やっぱり、食べすぎでした。13食、おやつ付きっていうのはあんまりですね。
実家の掃除や片づけもしたんですが、活動量は普段の半分以下。 

普段から患者さんには、「食事と運動」って偉そうに指導していますが、自分は全くダメですね。 

庭でできたスイカをたらふく食べて(多分1年分くらい食べたかな?)、
藤井壮太君の勝負メシのうどん屋にも行き、役職定年を迎えた旧友との親交を深めたり。 

ただ、テレビはあまり見なかったような。(高校野球は殆ど見ませんでした)
母は耳が遠くなっているので僕がテレビを見てばかりいると何だか可哀そうな気がして、できるだけテレビは切っておりました。
その代わり、話をしたり、本を読んだり、ナンプレを一緒にやったりしておりました。 

「お母さんが死んだらこういう書類がここにあるからね」
「お墓はこうしてね」
というようなことを申し送られましたが、離れて暮らすということはとても大変です。

母の絵画を何点か持って帰って、ちょっと入れ替えてみました。
実家にはもう何点かお気に入りのものがあるのですが、
「捨てないでね」って念押ししてあります。 

コロナが流行っています。
マスコミでも指摘されているように喉の痛みが特徴的で、問診と喉の所見で大方診断できます。
僕の診断と検査キットの合致率は78割くらいでしょうか。(名医かも?)

2025.08.17  ピンチ(夏休み編)
1週間のお休み中、いかがお過ごしだったでしょうか。
今年は九州を離れ、中国地方へ。
丁度大雨が西日本や北陸に居座っていた時期に移動しておりました。 

朝は6時前に出発し、羽田から岩国空港へ。
錦帯橋を見てから広島の宮島へ。
大雨でしたが、観光地は結構な人出。
特に宮島では多くの外国からの観光客を目にしました。
傘を差しましたが全く効果はなく、ズボンはびしょぬれ。
折角広島まで来たんだからここはカキでしょ、っていうことで、昼食はカキのお店へ。
他にはアナゴや広島風お好み焼きという選択肢もあったんですけどね。

その後は周防大島っていう所へ。
晴れていれば綺麗な瀬戸内海が見られたはずでしたが、ただのドライブ。 

その後、新山口駅前のホテルへ。
この間もずっと雨。 
この日、山陽新幹線は博多-広島間が止まっていたこともあり、新山口駅前は閑散としていました。
ホテルでは濡れたズボンや靴を乾燥させることに専念。 

翌日は秋芳洞がメインだったのですが、大雨の影響で臨時閉洞のお知らせ。
仕方ないので、山陰方面へ。
10時から15時くらいまでは快晴でした。

角島



長門の元乃隅神社

宿は萩に取ってありました。
ところが、15時頃からゲリラ豪雨。
あっという間にあたりは川のようになってきたんですね。。

萩の博物館から駐車場まで走った時に、服のポケットに入れていたスマホを落としてしまいました。
すぐに気が付けばよかったのに、車に戻ることに気を取られ全く気付かず。
スマホがないことに気づいて戻った時、もう取り返しのつかない状態になっておりました。
川のようになった駐車場に水没し、他の車につぶされて。 

通信手段を失うと、どうしようもないですね。
だって、家族の携帯番号すら知らないんですよ。
暗記しているのは自宅の固定電話くらい。
大学時代は友達の電話は殆ど覚えていたのに。 

ホテルのフロントで、
「このあたりに公衆電話はありますか?」
そのホテルにはなく、駅前に一つ。
20年ぶり?30年ぶり?で公衆電話を使いました。 

ホテルでシャワーを浴びたけど、靴もズボンも濡れたまま。
家にいた娘から最低限の連絡先を教えてもらうことができました。 

僕のスマホは通話とメールとラインくらいにしか使用してないんですね。(決済機能はスマホに搭載していませんので)
しかし、スマホのない生活、スマホに依存はしてないけど、かなり不便ですね。 

翌日も秋芳洞は閉洞。
高速道路も通行止めになっていて、下道で一路下関へ。
フグを食べて関門海峡を渡って九州へ。 

地元に戻って近くの携帯ショップに駆け込み、新しいスマホを手に入れたんですが。
その時の担当してくれた男性店員さん、印象的な方でして、それについては別の機会に。 

スマホのない期間は患者さんからの連絡はシャットダウンされていたわけです。
申し訳なかったです。

2025.08.09  ピンチ脱出
今週の水曜日の帰宅時、雷鳴とそれに続く豪雨に見舞われました。
市内では停電も発生していました。 

翌日、パソコンを立ち上げて、メールや検査データのチェックをしようと思ったら、
「インターネットに接続されていません」だって。
その上、電話も繋がらなくなっていて、ファックスもダメ。
レセコンは立ち上がるんだけど、オンライン受付ができません。 

さて、困った、どうしよう。
以前にも雷の後にこういう事態になったことがありました。
その時はコンセントを抜いたり差し込んだりしたら回復したんですね。
今回、それでも奏功せず。 

オーナーの電気工事屋さんに来てもらいましたが、
「電気は通っているみたいです。」
「別の業者に見てもらいましょう。部品交換になるかもしれません。」
「そうなったら、来週以降かも…」だって。 

木曜日の診療中は1本の電話も鳴らず(当然ですよね)、非常に静かなものでした。
しかし、これは非常に危険な事態です。
だって、患者さんや薬局からの問い合わせ、行政や近隣医療機関からの連絡が完全にシャットダウンすることになるんですから。
発熱外来も電話が通じないから、患者さんは直接受付に来られていました。 

金曜日も土曜日もこれが続くかと思うと、冷や汗が出まくり。 

午後からのんびり過ごす予定が完全に吹っ飛んでしまい、もう一度ルーターを始め、器械の電源の接続を抜いたり差し込んだり。
PCを再起動したり、Wi-Fiの設定をいじったり。 

そうこうしているうちに、
「接続されました」の嬉しい表示。 

金曜日からは完全復旧。
木曜日に電話をくださった皆様には多大なるご迷惑をおかけしました。 

これで無事に夏休みに入ることになりました。 

しかし、土曜日の診療が終わってから
「お薬がなくなっちゃう」、「今まで我慢してたけど、具合が悪い」等の電話が。 

Sansanの松重さんじゃないけど、
「そういうの、早く言ってよ」

2025.08.09  どこかの極右
極右政党が外国人を排除した時、私は声をあげなかった。私は外国人ではなかったから。
彼らが共産党主義者を牢獄に入れた時、私は声をあげなかった。私は共産党主義者ではなかったから。
彼らが社会民主主義者を連れ去ったとき、私は声をあげなかった。社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員らを解雇したとき、私は声をあげなかった。労働組合員ではなかったから。
彼らが私を連れ去ったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。 

どこかで聞いたことのあるフレーズかと思います。
出典は
「マルティン・ニーメラーの言葉」です。 

ナチスが共産主義者を連れさったとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから。
彼らが社会民主主義者を牢獄に入れたとき、私は声をあげなかった。社会民主主義者ではなかったから。
彼らが労働組合員らを連れさったとき、私は声をあげなかった。労働組合員ではなかったから。
彼らが私を連れさったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。 

を改変しています。 

ドイツのための選択肢(AfD)やフランスのルペン氏率いる「国民連合」しかり、ハンガリーやチェコでも極右政党が国民の支持を伸ばしています。 

世界がグローバルになり、その負の側面が露わになって、中間層が消失し格差が広がりました。
ここに不満やうっ憤を抱えた層からの支持を集めたポピュリズム政党が跋扈しているといった状況でしょうか。 

これまでは欧州の極右政党の躍進を東アジアの小国から
「困ったものですねえ」
と冷ややかにコメントしていれば済んでいたのに、当事者となってしまいました。
ロイターからは極右政党とみなされたわけで。

石破おろしにうつつを抜かしている暇はないと思うんですけどね。

2025.08.06  セミの鳴かない夏
うちの前は公園なんですが、今年はアブラゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミ等の鳴き声が聞かれません。
以前は朝からアブラゼミが鳴いていたんですけど。
クリニックの周りは森や林があるんですが、昼に外に出てみてもとても静かです。
暑すぎる夏だからでしょうか。 

クリニックでも朝からエアコンを全開にしているのですが、午後になるとあまり涼しくなくって。
「暑いね」って言いながら診療しています。
患者さんは額に汗を浮かばせながら診察室にやってきます。
「あれっ、熱がありますね」
「家では熱はなかったんですよ、多分外に出たから上がったんですよ」
「そうですよねえ」
という会話が頻繁に繰り返されています。 

まあ、あと1か月の辛抱ですかね。
昼の時間も短くなってきていますし、お盆までは暑いでしょうが、その後は何とか凌げるのではないかと楽観的に見ています。 

また、8月になって感じることといえば、
朝、起きた時の薄暗さ、帰りの時間に車のライトが必要な事です。
いつの頃からか日が短くなることへの寂寥感っていうものを凄く強く感じるようになってきました。
年のせいかな? 

高校野球も始まりましたが、やはり横浜、健大高崎の2強でしょうか。
他には、智弁、山梨、姫路、仙台、関東第一、西短あたりが有力どころでしょう。
地方大会も診療の合間に結構見ていましたが、やはり決勝くらいはタイブレークなしでやってもらいたかったですね。
9回までの戦いとタイブレークでは全く別のスポーツをやっている感じがして、負けた方は納得できないんじゃないかと同情します。
来年からはDH制も導入されます。
これには賛同できますが、7回制になったらもう見ることはないかと思っています。
少年野球じゃないんだからね。

2025.08.02  本人確認
先の参議院選挙の時、期日前投票を行いました。
この数年(もっと前からかも)、木曜日の診療が終わってから近くのイオンに出向いております。
ここに投票所があるんですね。
投票を済ませてから下のレストランで遅めの昼食を摂るというのが習わしとなっているのですが。
自宅に届いた投票券の裏に住所と名前を書いて、当日行けない理由に〇をつけて担当の方に提出するわけです。
この時、本人を確認することもなく(保険証や運転免許証も提示せずに)、すんなりと投票用紙をもらいました。
その時は何も疑問も持たず、投票を済ませたのですが、
後日、「これだとなりすませるじゃん」って思ったわけです。 

5060代の男性であれば、僕の代わりに投票できてしまうわけです。
だって、確かめないんだもの。
これは「あなたの代わりに投票してあげますよ」という代行する組織にとってはうってつけかも。 

最近、日曜日の投票所には行ってないので、スタッフにも聞いてみました。
「本人確認ってやってるの?」
そしたら、「確認されませんでしたよ」だって。 

将来、ネット投票の導入の可能性もありますが、最大のネックが本人確認だったと思います。
しかし、対面(現地)の投票でもなりすましが可能な状況ですからねえ。 

だったら、ネット投票でなりすまし対策をどうするかってうるさく言う意味ってどうなの? 

 

もう一つ。
僕のもとに漸く「資格確認書」なるものが届きました。
これは81日から保険証の代わりになってくれます。 

従来の保険証ではどんなデメリットがあるのかが判らないし、デメリットを上回る特別な良いことがあるのであれば喜んでマイナ保険証にするんだけど…。
でもハナから作る気はなかったけどね。
更新も面倒くさいんだもの。 
僕の場合、これから死ぬまで国保と後期高齢者保険のお世話になるはずで、資格確認証で十分かなって思っています。 

従来の保険証だと、その使い回しが問題という意見がありました。
実際、それほど多くないらしいですよ。
でも、マイナ保険証だって、友人(同性で同じくらいの年齢の人)から借りておいて、顔認証じゃなく4桁の暗証番号を入力すれば他人のマイナ保険証は使えますから。
初めて受診する医療機関であれば、マイナ保険証の持ち主が果たして本物かどうかの確認は難しいでしょうね。 

何だか無理やり作らされた感のあるマイナ保険証、時代を先取りしている感のあるマイナ保険証。
多分、便利なんでしょう、当院でも活用しようと思えばできるようで、服薬履歴や健診結果が見られるらしいです。

しかし、個人的には自分で更新しなくて済む資格確認書、これは便利だと思っています。
向こうから自動的に送ってくれるんだもの。
あとはお薬手帳と最近の健診結果を持っていれば当クリニックではノープロブレムです。



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