独り言


2025.06.07  備蓄米
米が安くなって国民は喜ぶべきなんだろうか?
少しすっきりしない自分がいます。
そもそも備蓄米の目的は災害や不作により食料が足りなくなったときのためにとっておくことでしょう。
しかし、今回の備蓄米は、「米の価格を下げるため」
という何だか本来の目的とは違う理由によって放出されています。

米を密かに溜め込んで価格の上昇を狙っている悪い輩がいる。
ここに低価格の米を出せば彼らの思惑が外れて溜め込んだ米を放出するだろう。
というシナリオを描いているのであれば、今回の政府のやっていることは効果があるのかもしれません。
そうなの? 

どうして米の価格が上昇したのか
米の需要と供給のバランスはどうなっているのか
流通のブラックボックスはどうなっているのか
米農家の収支はどうなのか
など、色々調べる必要があると思うんですけどね。 

市場経済を無視して統制経済にすることのデメリットをどう考えているんだろう。
今は緊急事態だからと言っても、その基準はどうやって決めたんだろう。
そして、備蓄米にも限りがあるわけで、いつまでこれを続けるんでしょうか。
今年の秋には新米が出回り、そうなれば価格は下がるのでしょうか。 

恐らく、今年の夏、秋も米の価格はそれほど下がらないと思っています。
今年の田植えは既に終わっていて、収穫量もほぼめどはついていますよね。
来年以降、作付面積を増やして、就労者を増やして、収入を確保してあげない限り米不足は解消しないでしょう。
それと、農業従事者の生活を守るのであれば所得補償をすべきだと思っています。 

5kgで2000円台の備蓄米を放出すれば国民は喜ぶだろうって、連日ワイドショーに出まくっている大臣には十分気をつけたほうが良いと思っています。
そもそも農水大臣は誰の方を見て政治をやっているんだろう?
何だか消費者の方だけを見ているように感じています。 

そして、古古古米を食べての感想を、
「今までのものと変わらず美味しいです」
という街の人のコメントは、米の生産者さんに対して何だか失礼じゃないかと思ったりします。
だって、新しい米の方が美味しくなけりゃ高い新米を買う人がいなくなっちゃうでしょう。 

あと、備蓄米に何時間も前から並んで買う人の行列を見ていると、何だかモヤモヤした気分にさせられるのはどうしてでしょうか。
人気ラーメン店の行列、コミケ会場での行列、TDRの開園待ちの行列などとは違う感じがしてなりません。

2025.06.01  学校検診
今年度も近くの中学校の内科検診の役目を仰せつかっておりまして、木曜日の午後、聴診器片手に出向いております。
昔の僕らの頃は…、今更振り返るのも野暮ですが、今のお子さんたちは本当にいい子ばかりです。
僕の過ごした昭和の中学校は、坊主頭という校則こそありましたが、剃り込みを入れて、眉毛を剃った目つきの悪い奴らがクラスに何人もいたものです。
学ランの裏地には虎や龍の刺繡を入れ、襟はプラスチックのカラーを取り外しているし、制服の丈も短くて。
ズボンはもちろんボンタン。
そんな彼らのワイシャツの下は紫か赤いシャツと決まっていました。
放課後のサッカー部や野球部の部室では煙草を吸ってる、挙げればまだまだあるのですが。
典型的な、絵に描いたような不良が結構いました。
無免許でバイクに乗って停学処分を受けるような事例もあって、結構荒れている学校だったんでしょう。 

しかし、僕が検診に出向いている学校はとても感じが良いです。
診察が終わればきちんと挨拶をするし、廊下ですれ違っても、「こんにちは」と声をかけてくれます。
先生や保護者が手をかけ、目を配り、教育しているんだろうなって感心しています。 

 

昨日は夜遅くまで重要な会議が執り行われておりました。
1か月前くらいから本を読んで、資料を作成して臨むんですね。
十分読み込んだつもりだったのですが、他の方の目の付け所が僕のとは全く違う。
僕の情報は紙媒体が主だったみたいで、やはりネットも活用して最新情報をアップすることが重要だと思い知らされました。 

また、色んな医療機関の話も聞けて誠に有意義な会議となりました。



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