独り言


2024.06.22  東京都知事選の事
べつに全国ネットでやらなくてもいいんじゃないかなあって思う一人でして…。
東京ローカルで粛々とやってればいいように思っています。 

日本の首都のトップを選ぶ選挙だから?
何事も東京一極集中で嫌になっちゃいませんか? 

東京の一大事は日本の一大事っていう報道の仕方ってどれだけ傲慢なメディアなんだろう。
決して田舎もんの僻みじゃないですよ。だって、ただの地方選挙の一つでしょうに。 

それこそMXテレビ、東京新聞、全国紙の東京版で詳しく報道してくれればいいだけで、地方に住んでいる我々、
投票する権利のない人々がああだこうだ言ってもしょうがないことですから。

都民には大いに悩んで、多くの人が投票所に足を運んでもらえたらいいかと思っています。  

そんなわけで、将棋の話など。
僕は子供の頃に父から将棋を教わり駒の動かし方くらいはわかります。
角交換、居飛車、振り飛車、穴熊なんて意味も知っているつもりで、父が使っていた格言もまだ覚えています。
飛車を取られるのを嫌がっていると、「王より飛車をかわいがり」と言われ、
「一歩千金」、「歩のない将棋は負け将棋」と言ってと金を作られては攻め込まれていました。
飛車角落ちでも負けていたし、いつも負けていたのでそのうちに将棋を指さなくなりました。

僕の場合、1手先2手先を読むのに汲々としていて数手先を読むことなんて当時は全くできなかったんですよね。
相手がなぜこの手を指すのかの意図がわからない。
突いてきた歩を喜んで取ったら角に成られて香車を取られるなんていうのはざらで。
桂馬で両取(リョウドリー・ヘップバーン)をもくろんでいるのにも気が付かない。
挙句の果てには王手飛車取りを簡単にやられる。
俗にいうへぼ将棋打ちだったんですけど。 

さて、数年前から藤井さんの活躍により新聞紙上やテレビなどで将棋を見るようになったんですが、新聞での解説が全く分かりません。 

日曜日のEテレではプロの棋士がアシスタントの女性棋士と一緒に大盤を使って解説してくれます。
AI予想手も出ていて、形勢判断の%も出ているので見る人にとってはとても分かりやすいです。
それに、投了後以降の解説があるので、どうやったら詰むのかをきちんと説明してくれます。 
しかし、新聞の将棋欄ではこれが不親切に感じるんですね。
投了時の譜面は出ていますが、なぜ投了したのか、どうやれば詰むのかが分からずじまいです。

これをきちんと理解するにはある程度の将棋の力量が必要で、それがわからない読者は置いてけぼりを食らうんですね。 
だから僕は専ら日曜日のEテレでやってる早指し将棋を見て楽しんでおります。 
 

そういえば藤井さんが7冠になってしまいました。
個人的には藤井さんがタイトルを独占し続けるよりもトップ棋士が群雄割拠している状態のほうが一層盛り上がるのではないかと思っています。
そして、羽生さんにはあと一つ取ってほしいのですが、無理かな?

2024.06.15  強権?硬直した考え?
「認証制度における性能試験に不正はあったが安全性には問題ない」
という自動車メーカーの言い分を好意的にとれば、国の認証制度ってなんの意味もないってことになりませんか?

しかし、メーカーの言い分を100%同意することができないのは、
「やっぱりどこかでコストを下げるためにズルしてるんじゃないの?」
「納期に間に合わせるために手抜きしてるんじゃないの?」
という疑念が拭えないからで、特にトヨタ系列は問題が多かっただけに、章男さんが釈明してもちょっと懐疑的に見てしまいます。 

ただ、不正をしたことにより安全性が損なわれたり、環境への被害が出たりすれば問題なんですけどね。 

僕は医療業界しか知らないんですが、行政(あくまでも国のレベル)って面倒くさいことを勝手に押し付けて、規制でがんじがらめにするのがお得意みたいです。
「現場が働きやすいように」とか、
「物事がスムーズに運ぶように」というような理屈はあまり重要ではないみたいです。 

「我々がルールを作ります、そのうえで皆様がそれに従って動いてくれればいいですよ」
というようなスタイルですもんね。 

「国は決して間違えません」
「何か起こるとしたらそれはあなたたちが勝手にやり方を違えたためか、想定外のことが起こったためでしょう」
ということを平気で言ってくるんですね。 

「現場が困っています、不都合なことが起きています」といくら申し立てても、
「もう決まったことです、変更はしません、聞く耳は持ち合わせておりません、悪しからず」
という態度です。  

「実情に合わせる」
「現場の意見を吸い上げる」
「一旦立ち止まる」
「時には後戻りする、白紙に戻す」
なんてことは自分たちが否定された、負けた、失敗したように感じるんでしょうか。

2024.06.08  デジタル化もたまにはいいことがあったでござるの巻
朝、パソコンを開くと20-30件のメールが届いています。
昼や帰宅前にも確認するんですが、1日でトータル50件くらい来てるかなあ。
Amazon、イオン、銀行、東京電力、カード会社などからでして、その殆どすべてが迷惑メールなんですね。
これに引っかかるのが難しいほどのバカバカしさなんですが。 

しかし、玉石混交の中から重要なメールをスルーしてしまうこともたまにあって、
先日「専門医更新のお知らせメール」を間違ってゴミ箱に入れてしまっていました。
この前、何気なく一杯になったゴミ箱を整理しようと確認していたらこれが見つかりました。
締め切りが今月いっぱいだったので、ほっと一安心。 

今回、更新の手続きがとても便利になったのを実感しました。
前回(5年前)は
・参加した学会名を書き出して、
・点数を自分で計算して、
・学会参加証をコピーして、
・台紙に糊で張り付けて(重ならないようにという注意書きがある)、
・更新手数料を郵便局まで行って振り込んで、
・これらの書類を自分宛ての返信用はがきに切手を貼って一緒に郵送する
といった、とてもアナログで面倒な作業が必要でした。 

ところが、今回はサイト上で診察室にいながら全て完結できたんですね。
 
5年間に参加した学会は勝手に登録されていて、参加点数は自動計算され、
他の学会の認定証はPDFで添付すればよく、
参加証のコピーも不要で手数料はクレジットカード決済ときたもんだ。
昼休み中にあっという間に済ますことができ、
要した時間はものの30分くらいだったでしょうか。 

今年、もう一つの学会の専門医更新がありますが、こちらはまだアナログです。
従来通りと言うか、手書きの申請書、参加証のコピー、貼り付け、郵送が必要みたい。 

サイト内に「マイページ」とか「会員専用ページ」があるんだからそれを活用してもらいたいなあ。

2024.06.01  サイン
6月に入りました。
梅雨入り間近で、当院でもエアコンが働き始めています。
まだ本格的にではなく、ドライモードで設定温度は高めです。
僕は寒がりなのと倹約家なので昼休みは診察室を暖かくしております。(エアコンをオフにしています) 

さて、6月から(つまり今日から)医療業界では大きな改定が行われたことであちこちで混乱が起きることが必至という話題です。

それは「生活習慣病管理料」なるもので、患者さんにも我々にとっても非常に面倒くさい内容の改定です。 

どんな内容かと言うと、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病の患者さんに対して、
・生活習慣病の指導、管理を行い、
・それを書面に残し、
・患者さんにサインをしてもらう、
といったものです。 

医療のDX化を推し進め、ペーパーレスを推奨する一方で、書面に残せ、原紙を患者さんに渡せというのは
どこか矛盾してませんかっていう話ですね。
 

さて、手間暇をかけさせる今回の指導の効果がどれだけあるのかを検討することもなく、
ただ煩わしさだけを我々に押し付けたような通達、改定というのはいつもの国のやり口でして、
現場の意向や実情を全く無視しています。(いじめ、いやがらせでしょう)
 

患者さんには恐らく不評でしょう、そして我々もモヤモヤしながら署名をお願いすることになるでしょうが、
我慢してお付き合いください。
 

しかし、今日いらした患者さんはみな快くサインしてくださいました。 

診察、治療、指導内容に関してはこれまでと変わらないのですが、僕がいちいち質問をして、
答えたくないことまで言わされて診察室で過ごす時間が少し増えました。

その代わりくだらない世間話をする時間が減っちゃいました。 

その中で、ある患者さんが
「これ、毎回書くんですか?」
いえいえ、毎回じゃこっちもやってられません。(概ね4か月に1度です)



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