独り言
2023.09.30 名前を変える
今話題の〇ャニーズの話でもなく、日本糖尿病協会が「糖尿病」という名称を変更しようとしていることについて。
新しい名称を「ダイアベティス」にしようと。
「糖尿病」ってそんなに良くない印象なのかなあ？
病態を正しく反映していないだとか、患者さんは不快な思いをしている、患者差別に繋がるということが理由だとされていまして、
患者でも専門家でもない自分は今一つ腑に落ちないんですね。
「尿」という文字がイメージを悪くするんだそうです。
じゃあ、「尿崩症」の立場はどうなのよ？
また、「悪性貧血」という全然癌と無関係な病気も何とかしてあげて欲しいのですが。
これまでも「痴呆症」は「認知症」へ、「精神分裂病」は「統合失調症」という名称に変わりました。
認知症という名称もどうかと思っていまして、病態を正確に反映する名称であれば「認知機能低下症」でしょうに。
血圧が高い人は「高血圧症」、コレステロールや中性脂肪の高い人は「高脂血症」とか「脂質異常症」と
胸を張れる（？）名称がついていますね。
それならば、血糖の高い人は「高血糖症」とするのが妥当ではないかと思うんですが、
何故かカタカナの名称を出してくるのは如何なものかと。
糖尿病の英語表記は、Diabetes mellitus（DM）です。
僕らは普段ディーエムと呼んでいます。
「ダイアベティスの患者さん」って言われると、何だか格好いい病気の持ち主に思えるんでしょうかねえ。
僕にはわかりません。
ダイアベティス性網膜症、ダイアベティス性腎症、ダイアベティス性神経症なんてまどろっこしくて仕方ないじゃないですか。
それに名称を変えたからっていつまでも昔の名前で呼ばれるケースもあるわけで。
・アレフ（旧オウム真理教）
・世界平和統一家庭連合（旧統一教会）
・X（旧ツイッター）
・坂本一生（旧新加勢大周）
最後のはおまけ
今度名前を変えざるを得なくなったあの事務所だって、旧ジャニーズって呼ばれること間違いないって。
2023.09.24 慰安旅行ときたもんだ
今年も同期の友人達と旅行へ繰り出しました。
初回は那須、コロナを挟んで昨年は軽井沢、そして今年は鬼怒川。
友人が会員になっている宿泊施設にご招待という形で、
「いい友人を持ったものだ」と彼には感謝し通しでした。
「あそこが痛い、ここが痛い、この前病気をしちゃって…」という話題になるものです。
整形外科の先生もメンバーの一人でしたので、無料の診察と相談に乗ってくださったんですね。
初日には福島まで足を伸ばして、ネギを箸代わりにしてそばを食べるところ（大内宿）まで行ってきて、
翌日は川下りをしたり。
川下りは京都の保津川で体験して以来でした。
ライフジャケットを着せられて安全対策は万全。
もう少し水量があればもっとドキドキしたんでしょうけど、割とおとなしめ。
とても有意義な連休でした。
うちは10月中旬からはインフルエンザワクチンも始まりますので結構慌ただしい診療体制となります。
同時にコロナ感染（第9波）も多いとなると、医療崩壊？という事態もシャレにならないんですね。
咳止めがないのも困ったことだし、10月からは診療報酬も減額になる予定ですから、
「発熱外来」は「労多くして功少なし」の状態になること間違いなしです。
５類になったら多くの医療機関でコロナを診ることができるようになるといった大臣は責任取ってよね。
全然増えてないじゃん。
患者さんは熱が出てても診てくれるところがなくて、発熱外来をやってる医療機関は患者さんが押しかけて
手が回らないって疲労困憊なんですけど。
2023.09.18 敬老の日
まだまだ暑い日に連日のサヨナラゲームを見てきてこの連休は終了。
そして今シーズンの観戦も全て終了したので、あとはウインタースポーツや演劇を楽しむ季節となります。
それに大学野球やらラグビーはこれからですもんね。
今日は敬老の日だったんですが、何件もの電話での問い合わせがありました。
電車に乗っている時には出ることができなかったのですが、休日当番医制度というものをもっと利用していただきたいなあって、
個人的には感じた次第です。
敬老の日と言えば新聞では総務省の統計で高齢者の就業という話題が出ておりました。
1.
高齢就業者は過去最多（909万人）
2.
高齢者の就業率も伸びている。（65歳から69歳の就業率は半数を超えた）
3.
高齢就業者は卸売業、小売業、農業、林業、サービス業、医療、福祉が多い。
4.
雇用形態は非正規、パート、アルバイトが多い。
という結果ですが、周りをみてもその通りです。
さあ、ここから色んな問題点が浮かび上がってくるんですが。
高齢者が若者の就業を奪っているのか？
生産性が低いのは高齢者の就業率が高いせいなのか？
そして、生産性を望まなくていい仕事は高齢者に任せればいいのか？
高齢就業者が担っている業種はこれからも賃金が上昇する可能性が乏しく、そこには若者は魅力を見いだせないだろうが、
そのままでよいのか？
高齢者の就業率が高いのはなぜなのか、社会保障が脆弱（年金が少ない）なせいではないのか？
高齢者を労働市場に持ってこなければならないほどに人手は不足しているのか？
もっと若い人が労働に参加して、「お年寄りは黙って引退してください」というような社会の方が、健全だと思っています。
2023.09.16 シルバーウイークだそうで
平日の4日間を休めば最大で9連休なんだそうです。
僕は2連休が2回あるだけですごく幸せを感じる貧乏性な男でして、
9連休もあったら不安で不安でかえって具合が悪くなるんじゃないかと思っています。
最近、いろいろなニュースや話題（政治からスポーツ、エンタメにわたるまで）
新聞や週刊誌を読むのが楽しいです。
今日はその中でも、岸田さんが放った一言について。
内閣改造で女性閣僚が5人と最多となったことがジェンダーの観点から注目されていました。
しかし、ここで余計な一言。
「女性ならではの感性や、あるいは共感力…」って。
昭和の時代じゃないんだから、これは流石にまずいでしょう。
殊更男だから、女だからって強調する表現というのはポリコレの厳しい目を光らせている人々の格好の餌食となってしまいました。
ここは、「男性、女性に関係なく、職務をきちんと遂行してくれる人を選んだまでです」
なんて心にもないことを言ってお茶を濁しておけば問題なかったのになあ。
「雉も鳴かずば撃たれまい」といったところでしょうか。
もう一つ。
アレの話。
マジックが点いたと思ったらあれよあれよという間にアレしちゃったあの球団。
今年は本当に強かったですね。
文句なしの優勝でした。
シーズン前の予想は見事に的中でしたが、まさかこんなにぶっちぎるとはね。
この後、CSで広島か横浜に負けちゃう展開が阪神らしくて好きなんやけど。
2023.09.10 お勧めに従う
先日、一人飯を楽しんでいた時のこと。
「今日は〇〇が入ってます。良かったらどうですか？」
とマスターから声をかけられました。
煮魚か焼き魚の定食にしようと思っていたところに「刺身かよ」と。
僕の地元の名前の付いた有名なお魚で、結構な値段がついていました。
こういう時、あくまでも初志貫徹で煮魚定食にせずに、マスターお勧めのものも一緒に頼んでしまうんですね。
まあ、いいかって。
次に行った時、「今日はこれが美味しいですよ」って勧めてくれるかもしれないし。
マスターのお勧めに乗らなかったら、「この客に勧めてもダメだな」という印象を抱かせないためにも
一度は誘いに乗るという手はあると思っています。
ただ、一見さんとして訪れた場合はその限りではなく、やはりご近所だったり、
顔見知りだったりする間柄でなくては成り立たないのかなあって思っています。
そうそう、先週は発熱外来の時に大雨に見舞われました。
傘なんて全く役位立たず、靴下とズボンがびしょぬれになったんですね。
相棒（看護師さん）はかわいい合羽を持ってきていたので問題なし。
5類になったのにいつまでこんな診察を続けるんだろうかともやもやしていました。
それに行政からはなんだかしらないけれど、発熱外来に対する報告みたいなものを出せって言われるし…、
無視しちゃおうかな。
2023.09.03 映画
毎日暑い暑いと言いながら、コロナコロナの8月が終わり、幾分陽性者が少なくなってきたように感じています。
そして1年のうち3分の2が終わってしまったんですね。
ずーっと忙しく、余裕のない毎日でしたが、コロナワクチンも一旦終了しましたので、少しだけゆっくりできるようになっています。
それに金、土は患者さんも少なく手持ち無沙汰な時を過ごしておりました。
やはり精神的にも肉体的にも緊張状態が長く続くと良くないですね。
土曜日の午後は休診だったため果物狩りへと。
通院中の患者さんが果樹園をやっているとのことで、まずは僕が先発隊としてご訪問。
ナシは豊水に恵水、ブドウはナガノパープルを購入。
そのほかにも試食させていただきましたが、どれもおいしかったですね。
野球はセパともに優勝の行方は決しました。このまま関西ダービーで良いと思っています。
CS争いの試合なんてどうでもいいやって、たまには映画でも見ようと思い立ったわけです。（インディジョーンズを見て以来）
さて、何を見るか。何を見るべきなのか。
「君たちはどう生きるか」、「コナン君」、「ホーンテッドマンション」も候補でしたが、
ハラハラドキドキの巨大鮫とトムクルーズを見てまいりました。
鮫の方はあまりにも雑なストーリー展開と荒唐無稽さに呆れてしまいましたが、
かえってそれがばかばかしくて面白かったかも。（鮫のほかにも巨大なタコや恐竜も出てくるし）
トムクルーズの方は、トップガンもそうでしたが、「トムのトムによるトムのための映画」という感じ。
後半へ続くというお話でしたが、非常に面白かったです。
来週も頑張りましょう。