独り言
2023.07.29 モラルハザード
私は何も知りませんでした。
悪いのは社員です。社員が勝手にやったことです。
こんな凄い会見は久々に目にしました。見事なトカゲのしっぽ切り。
切られたばかりのトカゲのしっぽって、ほんの少しの間はじたばたしてるんですよね。
でも悲しいかな、すぐに動かなくなってしまいます。
しかし、ここは一発、「窮鼠猫を噛む」とばかり、洗いざらいぶちまけてくれるとすっきりするってもんですよ。
そして、この社員を秘書に変換すれば、あーら不思議、どこぞの政治家さんの会見とそっくりになります。
ノルマを課せられると、そのノルマ達成のためにはどうしても不正や悪事に手を染めたくなるのは弱い人間の性です。
目の前にお金(補助金)が落ちていれば拾ってしまうのも仕方ないんでしょうか。
コロナワクチン、PCR検査の補助金を詐取した会社も数多く公表されました。
「どうして満額を請求しないんですか?」
と県の担当者に言われたことがありました。
コロナの補助金の時ね。
「だってコロナ関連で購入したものがそれほどなかったから」
と馬鹿正直に答えた3年前。
その昔、とある病院にいたころの話。
「先生の正しいと考える医療を行ってください」
と言われました。
しかし、なぜか数年後少し経営が厳しくなってきたんですね。
そしたら経理部長から、
「先生方も病院経営のことを考えてください」
「寝たきりの入院患者さんにも定期的にレントゲンやCT検査を行って、経営に協力してください」
と言われたことを思い出しました。
必要のない検査をやれっていうの?
それは違うでしょ。
経理部長も雇われの身ですから、本部からの指示があったものと思うんですが…。
今となっては同情しています。
日本人のモラルって外国と比べても高いと言われていました。
しかし、そうでもないのかなって。
多分(エビデンスはないけれど)、高度成長期とバブル期って意外とモラルが高かったんではないかと思っています。
経済的な貧しさは精神的な貧しさを生むでしょう。そして、それは社会的な不安定さを生むことになります。
おおらかな気持ち、他人に対する寛容性なんていうものは、
「金持ち喧嘩せず」
に集約されるんじゃないかと思っているわけで。
日本は経済的にも精神的にも余裕のない、貧乏な国になったんでしょうね。
2023.07.23 梅雨明け、そして夏休み
梅雨が明けたそうで、これから夏本番となるわけです。
しかし、もう夏を充分堪能したかのような毎日で、
「えっ、これから夏が始まるの?」
という気分ではないでしょうか。
ある日なんかは陽性率100%でしたから。
確実に9波に飲み込まれていると思っています。
僕は小中学校時代の夏の思い出ってあまりなくて、(あまりいいことがなかったから?)
夏休みはやらなくてはいけないことをひたすらこなしていたというイメージが強いです。
読書感想文、ラジオ体操(毎日ハンコをもらう)、プール(半ば強制的)、絵日記(ほぼ毎日)、
工作(不器用なもので)など、苦手とするものがたくさんあったからでしょうね。
高校に入ると宿題は主要科目の課題だけでしたからこれを最初の10日間で一気に仕上げればあとは何をしても文句は言われないという気分的にも非常に楽な夏休みとなっていました。
九州の片田舎で育ったので塾に通うこともなく、ゲームもないから日がな一日テレビとにらめっこでした。
古いドラマの再放送(森田健作や村野武範らの青春ドラマ)や東海テレビのドラマ(昼ドラ)、
教育テレビ(化学や数学のテレビ講座)も結構見ました。
高校野球が始まればほぼ全試合見ることになり、夏休みはテレビ三昧という生活でしたね。
「夏休みのある小学校時代に帰りたい」
と歌ったのはミスチルでした。
まあ、そのうちずっと夏休み、毎日が日曜日という日が来ることでしょう。
2023.07.22 マイナ保険証
大層評判がよろしくないようで。
任意で取得するマイナンバーカードに保険証を紐づけするとなると、それも従来の保険証は廃止という暴挙に出たら、
やはり国民の不満は噴出しますね。
実は70%程度でしたというニュースも出てました。
70%の国民が持っているということは、持っていない国民が30%いるという計算は小学生でもできますね。
それなのに国民皆保険制度だからほぼ100%の国民が持っている保険証を廃止しちゃったら不都合なことが起こることが予測できないんでしょうか?
次々と問題が出てきたことで、暗証番号が不要なカードを作るだの、
マイナ保険証を持たない人のために資格確認証をプッシュ型で配布するだの、迷走をしています。
「だったら従来の保険証を残せばいいだけじゃないの」という意見には絶対に耳を傾けない頑固ぶりです。
飲んでいるお薬や健康診断の結果がわかるなんて言われていますが、「お薬手帳」という便利グッズがあるからなあ。
健診結果も患者さんが診察室で見せてくれるしなあ。
医療機関側のメリットってほとんどないと思っています。
本来、こういうシステムというのは利用する国民が恩恵を受けるような制度設計をしなくては広がっていかないと思うんですね。
メリットは国民を管理したい国とシステム管理をするIT業者ばかりなりではたまったもんじゃありません。
社会保険加入者が持っている保険証って大体がプラスチック製で、
僕の持ってる国保の保険証も一見紙っぽいけれど紙じゃないように見えるんですが…。
どうでもいいけど。
2023.07.17 恒例の場所
海の日を含むこの連休に毎年行ってる場所へ今年も行ってまいりました。
そう、都市対抗野球です。
暑い神宮でお寒い試合を見るより、涼しいドームでビール片手に熱い試合を見るほうが精神衛生上も良いかと思いまして。
観客数も少ないため観戦環境はすこぶる良好でした。
売り子さんも少ないし、ヤジも聞かれませんし、お互いの応援合戦を心地よく聞いておりました。
これまで、「都市対抗野球を見に行きました」なんていう人にお目にかかったことがなかったのですが、
今年初めて意を同じくする仲間が見つかりました。すぐそばにいたんですね。
暑いんだもん、マスクは外しちゃうよね。
2023.07.15 産業遺産を訪れてみた
先日、長崎へ旅行に行ってまいりました。
通算4回目となります。
これまで長崎市内、平戸、島原と行きましたが、今回はツアーを利用してのもの。
平戸(2回目)にハウステンボス、そして端島(通称軍艦島)を巡る旅でした。
ツアー客は僕らが最も若く、殆どはリタイアした老夫婦(と言っては失礼かな)、アクティブなシニアの方々ばかりでした。
ハウステンボスは僕が子供のころは確か「オランダ村」と呼ばれていたところなんですが、
花が綺麗に咲いていて(ちょうどアジサイが真っ盛り)園内をひとしきり歩いて回りました。
九州の端っこで集客力という面ではリピーターの確保が課題でしょうが、アトラクションが少ないのがとても心配です。
どうして?
やはり小林多喜二の「蟹工船」や漫画「カイジ」の世界を彷彿とさせるものだったからでしょうか。
炭鉱夫としてこの島へやってきたのは自らの意思に基づくものだけではなく、
仕方なく、強制的に連れてこられたような人も少なからずいて、資本家による労働者の支配と搾取、
労働者同士のいさかいや暴力といった負の面が容易に想像できるからです。
船が唯一の交通手段で閉ざされた環境というものも多くの問題をはらんでいたのではないでしょうか。
救いとして写真や映像に残る住民の生活は比較的明るいものでした。
ただ、あの廃墟とのコントラストがもの悲しさを増幅させます。
当時最大で5000人を超える人がいたあの小さな島では学校や病院、商業施設や娯楽施設もありインフラも揃っていたそうです。
当時炭鉱夫として働いていた人々は既に75歳を超え、当時の子供たちは僕くらいの年になっていることでしょう。
帰る故郷を失った彼らは今何を思うんだろう、って島を離れる船の中で考えていました。
2023.07.14 復活
6月中旬から家のPCが不調になりました。
いつものサポートの方に相談して、結局は買い替えとなったわけです。
HDが完全に壊れていて、データや文章の修復は困難、住所録も消えてしまったので、最初から入力し直しとなってしまいました。
HPも更新できずにいたのですが、やっとのことでここまで復活しました。
7、8月の休診の予定は壊れる前に掲示してありましたのでそれほど影響はなかったかと思います。