独り言


2022.06.25  達郎ウィーク
先週あたりからでしょうか、FMを聴いていると達郎さんの曲がこれでもかって言うほど流れてくるんですね。
今週も完全に達郎推しのセレクションでしたもん。
雑誌も山下達郎特集なんかを組んでいて、僕も思わず購入してしまいました。
サンソン(サンデーソングブックね)リスナーとしては達郎さんの曲が沢山かかるのは嬉しいものですね。  

さて、来月は参議院選挙が予定されています。
新聞紙上では既に与党圧勝との情勢予測がなされていましたが、これって有権者に選挙への興味を削ぐための役目しかないと思います。

だって、
「与党が勝つんだったらもう投票に行く必要はないよね」
と思っちゃいますもん。

初めから勝負が判っているものに参加するほど暇じゃないし。
特に無党派層ってそんなもんじゃないのかなあ。 

投票率を上げようと思ったら、世論調査なんかせずに「ぎりぎりまで勝負の行方はわかりません」と煽るだけ煽れば多くの国民は必死に投票所に向かうんではないでしょうか?
それと同じことが開票速報という番組にも言えるわけで、出口調査を基にして番組開始と同時に当選確実の一報が入るっていうのはあまりにも興ざめと感じるんですね。 

また、選挙で勝つとか負けるということと、その政策が正しいか誤っているかということを連動させる風潮って昔からのものだったんでしょうか?わかりにくい表現でゴメン。
つまり、「正しい政策をアピールしたから選挙に勝ったんだ。間違った政策を主張したから負けたんだ」
という考え方ってとても危険な感じがするんですね。
これを、「勝った政党の政策は正しくて、負けた政党の主張は間違っている」と言う風に言い換えても良いのですが。 

圧倒的多数の与党勢力がここ何年も政権を担い、法律も全て可決して思い通りの政策を実行できているわけです。
選挙で勝ったのは自分たちが正しい政策を掲げ、相手は間違った政策を主張したから負けたんだと強弁するのであれば、
国民はとっくの昔に皆幸せになっているはずなんですが、決してそうなっていないんですね。

多くの国民は低賃金に喘ぎ、老後の不安に駆られ、少子化が進み、不満を抱えながら生活しています。
国際的にも国力は低下する一方で、存在感は薄れていきます。
過ちを認めない姿って本当に見苦しく、哀れに思えてしまいます。
「その政策、見直しませんか?」
そんなことを言うブレーンはいないのかなあ。

多分、そんなことをご注進しようものならそこには冷や飯が待っているんでしょうね。

2022.06.18  未婚の時代
生涯未婚率(50歳までに一度も結婚しない人の割合)というデータが発表されていましたが、男性で25.7%、女性で16.4%に上昇しているというものです。
少子化とか、人口減少とか、もう散々言い尽くされた感もある話題ですね。 

ある日突然、100%完璧な彼女(又は彼)と運命的な出会いがあって、恋に落ちて結婚するなんてことは村上春樹さんの小説でしかありえないわけで。
結婚なんてものは、まあそこそこの彼女と彼が出会ってただ何となく、「僕たちそろそろ結婚でもしようか」と言って一緒になるんだと思います。(違ってたらゴメン)
但し、結婚するときは「この人が100%完璧な相手」だと思ってるわけですよね、お互いが。
しかし、残念ながらそうそううまくいくわけでもなくって、徐々に90%、80%と下がっていき、いつの間にか30%になってしまうことだってあるんでしょうな、これが。 

今の若者が結婚しない理由って、勿論経済的なこともあるでしょう、そして男女ともお互いに結婚に対する価値観が変わったということもあるでしょう。
他の理由を無理やりに見つけるとしたら、「結婚に対してとても真面目になったんじゃないかな」ということです。
人生の正しさというか、人生の正解を追い求める真面目さが結婚と言うリスクを避けているように思えるんですね。
失敗しない人生、これが自分の進むただ一つの道、そのためには少しの妥協も許すまじ。
なんてことを考えているように思えてくるんです。

もっと柔軟性を持っても良いんじゃないかなあって。
正解は一つじゃないし、「あれ、これって自分が考えていた理想の生き方じゃないかも?」って思ったら、流れに身を任せて自分が変わっていくことで少し愉快に人生が送れるかもしれないですよね。

頑なに「この道しかない」っていうのは男らしいマッチョな生き方かもしれませんが、とても窮屈だし、苦しい生き方ですよね。 

他には、雇用者の労働条件がかなり劣化してきていることも結婚する若者が減った原因だと思っています。
その日その日を暮らしていくのに精一杯で、結婚、子育て、家を買う、教育をするなんて長期的なヴィジョンが持てなくなっているんですね。(一部のエリート層を除いては)
グローバルな社会(新自由主義的な資本主義)においては当然の成り行きだと思っています。
若い労働者なんて、単なる労働力にしかすぎず、生産性を上げて企業の収益を最大化するにはもってこいの人材ですから。これは株式会社っていうものの宿命でもあるわけで。 

彼らが結婚せず、子供も生まれず、消費者が少なくなることで市場は縮小してくるのですが、それは自分たち経営者が生きている間だけは稼げるだけ稼いで、あとはどうなっても知らないよ、
と割り切っているんだと思っています。

人が足りないなら外国人を入れればいいし、市場は日本だけじゃなく、海外にいくらでもあるんだから日本人が貧乏になろうと知ったこっちゃない。
というグローバルな経営陣が今や日本の企業を仕切るようになっていますもんね。
  

あと、人生の先輩たちが結婚後の生活者として良いロールモデルとなっていないことも若者たちが結婚を良きことと思わない一因になっているのではないかと反省しております。
いつも不機嫌そうに家庭の不満を口にし、「結婚しても一つも良いことがなかった」、「結婚は人生の墓場だ」なんてことを一度や二度、耳にしたこともあるのではないかと思います。
これから結婚を考えている若者に、嘘でもいいから夢や希望を抱かせるような歯の浮くような幸せな結婚生活を滾々と語ってあげると、少しは未婚率が下がっていくんじゃないかな?
知らんけど。

2022.06.11  ギャンブル国家
「投資の勧め」みたいなことを言いだしたキッシーですが、「分配」はいったいどこに行ってしまったんでしょうか。
そもそも種銭がない人は投資したくてもできませんけど。
遊ばせておくお金のある富裕層は一定額を投資に回すこともできて、「資産倍増」が可能になるかもしれませんね。 

そしたらますます経済格差が広がるやんけ。 

投資には元本保証はありません。そこは、政府の大好きな言葉、「自己責任」ですね。
増やすも減らすもあなたの自己責任ですから、こっちは全く関知しませんよって言うんですね。
銀行に預けていてもちっとも増えませんよ、インフレになったら価値も下がりますよ。
だから株式にでも証券にでも投資した方がお得ですよって…。
国家が主導する詐欺みたいなものだと僕は思っているんですけどねえ。
そこには、うまくいった人だけをクローズアップして成功体験なんかを語らせる手法が次々と出てくるんじゃないかと心配しています。
一方で破産した人や貧困化した人々は、「無能な人、情弱な人」ということで片づけられることでしょう。
この世の中、金儲けした人が偉いっていう価値観が蔓延っていますね。 

「俺くらい稼いでからものを言え」みたいな乱暴な、傲慢な主張がまかり通るというのは本当に嘆かわしいと思っているんですけどね。
今週、持続給付金詐欺の話題が大きく取り上げられていましたが、関与したのは70%以上が20代以下の若者だったそうで。
「若者は騙されやすいのか」、「若者は罪の意識が乏しいのか」、「若者は頭が悪いのか」
「若者は金がないのか」、「若者は金の亡者なのか」
まあ、どれも当たらずしも遠からずなんでしょうかねえ。 

「楽して儲かる」
という夢のようなワードって僕みたいな高齢者には、「眉に唾を付けて」聞くことになるんですけど、
若者はとても純粋なので真に受けてしまうのでしょうか。 

 

今年の夏、電力不足が予想されるため節電要請というものが出されました。
電気料金は上がり、電気を使っちゃいかんと言われ、かと言って再生可能エネルギーの促進を図るわけでもなく、
国民を兵糧攻めにしておいて、
「やっぱり原子力を利用するしかないでしょ」
というシナリオなんだろうかと勘繰ってしまいますね。 

冷房の設定温度を一律に28℃にするのは多分無理でしょうね。だって、暑いもん。
それに動き回っている人とじっと座っている人の至適温度は違うでしょう。
僕とスタッフの間で常に確執があるんですから。
普段よりも1℃か2℃上げてくださいって言う方が僕らは従いやすいと思うんですけどねえ。
いっそのこと日本でも「シエスタ」を導入すればいいかも。

2022.06.04  6
6月になりました。
とてもいい季節です。
何より日が長いっていうのがいいじゃないですか。
同意してくれる方は少ないかもしれませんが。
職員通用口を出る時に、
「まだ明るい」
というのが僕にとって非常に嬉しい、元気が沸くっていうのかな、そういう気分になるんですね。 

と言って、それからどこかに出かけるわけでもないけど。 

今週、木曜日を休診にしていました。
お知らせはかなり前からしてあったつもりでしたが、「来てみたら休みだった」
という方が結構いらっしゃいました。(申し訳なかったです) 

先日、専門医制度を更新するための講習を受けました。
各学会で厳しい所もあればぬるい所もあります。
今は直接学会会場に行くまでもなくウェブで視聴すればいいというシステムになっています。
ぬるいところだと、アクセスだけして実は他の事をやっていても全然オッケーということも可能だったわけです。
しかし、今回はやや厳しい所で、「君、ちゃんと視聴していますか?」
というチェックが入るシステムでした。

僕ですか?ちゃんとネットにアクセスして聞いてましたけど。(本当かな?)
ただ、パソコンの前でずーっと聞いていることって辛いんですよね。 

オンライン授業を受けている学生の気分をこの日初めて味わいました。



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