独り言


2022.04.30  GWがやってきた
長い人では10連休なんですって。
そんなに休んでいたら反動が怖くないですか?
仕事の仕方を忘れてしまいませんか?(余計なお世話だよって) 

まあ、そんなことには無縁の僕ですが…。
ただ、夏休みや正月明けの一発目の胃カメラはどうも調子が悪いです。(ここだけの話) 

昨日はちょっと一人旅をして参りました。
旅といってもそんな大層なものではないのですが、電車に揺られて2時間弱、本で紹介されていた店に行ってきただけでして。
美味しいコーヒーを飲んで、暫しくつろいで、店員さんと少しばかりの会話をして帰ってくるだけの何とも贅沢な旅でしょ。
(何て勿体ないことをして時間を潰してるんだって怒られること必至ですね)

知床観光船について。 
知床観光船にはその昔乗ったことがありまして、もう30年くらい前になるんでしょうか?
車を船に乗っけて苫小牧か室蘭に着いたら札幌には目もくれずそのまま道東へ、帰りは青函連絡船から東北道で戻ってくるという若い時じゃなきゃできない旅行でした。

その時に選択したのは知床半島の先っぽまでは行かず、途中で引き返すコースでした。
多分時間がなかったからだと思いますけど。

幸い、天候にも恵まれて無事に観光できましたので今があるわけですが、何とも痛ましい事故でした。

2022.04.24  休日当番
来るGW期間中に休日当番が当たっています。
当市の規定では9時から12時までの3時間だけですから心理的にも肉体的にも負担は軽めです。
当番が回ってくるのも1.5年に1回くらいですから、周りの市に比べても少なめですね。
しかし、当たった日がちょうど連休中日ということで、このGWは完全なる飛び石連休となりました。 

「別にどこにも行く予定がなかったからちっとも悲しくないやい」って強がるわけではないけれど、もう子育ても終わったし、実家に帰る必要もないし、
お仕事と趣味に時間を費やすことになりそうです。

幸いなことにコロナも収束傾向がみられていますので、休日当番も平穏に終わることを期待しております。  

最近読んだ本、「田舎はいやらしい」(花房尚作 著)はなかなか共感すべきことが多く書かれていました。
僕の生まれ育った九州の田舎の様子、田舎の人の考え方なんかは都会で生まれ都会で育った人には決して理解できないんだろうなって。
いつかは田舎に帰りたいと郷愁にも似た感情はあくまでも感傷的なものでそこで暮らしていくのはあまりにもハードルが高く非現実的だと思いました。
他者への干渉が凄いんですね。特によそ者、改革をしようとする人、重鎮に対し物申す人などに対しての、「空気を乱すな」みたいなものが。
やはり、多様性、寛容さというものを大事にしたいものだと改めて感じさせられた一冊でした。

2022.04.16  学会ウィーク
今週は内科の学会が京都で開催されています。
例年であれば、朝早く出発して昼食を奮発し、その日のうちに帰ってくるというのが僕の学会弾丸ツアーなんですが、
今年は診察室にいながら講演会を見ることができ、専門医更新に必要なポイントもゲットできました。

それもこれもコロナのお陰です。

このところどの学会もハイブリッド開催になっているので現地に行くも良し、ネットで見るも良しという便利な仕組みになりました。
これがいつまでも続いてほしいと願っていますが、コロナがインフルエンザと同じ扱いになったら終了してしまうかも。
春の京都を楽しむことはできませんが、診療を休んだり休日を潰す必要がないのが最大のメリットでした。

 ♪♪いつか 冴えわたる初夏の日
    君と二人京都へ 鼻うたをからませて♪♪  「初夏の日」 by スピッツ

今日、午後は休診でした。
久し振りに何もない午後をのんびりと過ごすことができたんですね。 

雑用を済ませた後、いつもの蕎麦屋さんで昼食を摂り、あとは休憩室でテレビを見ていました。
しばしばウトウトしていたのですが、11歳のオジュウチョウサンが中山グランドジャンプを制し、阪神が連勝していたのは夢の中だったんだろうか?  

最近ふと思ったことで円安に伴う値上げについて。 
企業努力で原材料の高騰を価格にそのまま反映させないようにしているようです。
とても涙ぐましい努力で、消費者にとってはありがたいお話ではあります。
それでもじわりじわりと物価は上昇しているのですが…。

ここで、暴論でも。
企業がやせ我慢をするのも結構ですが、いっそのこと大きく値上げしてみたらどうかと思った次第で。
価格を上げることで消費者の不満は国に向いてくるのではないでしょうか。
消費者が何とか我慢できている状況では事態は好転しないように思っています。

「もう辛抱ならん」、「どうしてこうなってるんだ、どうにかしろ」
というような声が大きくならないことには日銀も政府もなにも変わらないように感じています。
自国の通貨(円)の価値が下がることを喜ぶなんてどうかしていると思うんですけどねえ。
多分、自分では輸入せずに輸出をメインにしているような企業だけでしょう。
(例えば輸入は下請けに任せて、それを安く買い叩くような)

黒田さんの金融緩和はこれからも続くでしょうし、円安も進むでしょう。
そして、岸田さんも状況を慎重に注視するだけでしょうし。
選挙などで行動を起こすことが政策を変える動機になるんですけどね。

2022.04.09  根拠
家の近くの桜も散ってきました。先日、役場での用事を済ませた後で花見を満喫しました。
学校や研究所の周辺というのは桜が多くて、とても幸せな気持ちになりますね。 

今年も入学式にはお呼びがかかりませんでした。(来賓として)
勿論、卒業式にも呼ばれませんでしたが。
在校生や入学生、卒業生の親御さんだって出席するには人数制限があるようですので、部外者の僕らは真っ先に、
「出席はご遠慮ください」の対象となるのは当然だと思っています。

出席してペチャクチャおしゃべりをするわけでもなく、黙って見ているだけなんですけどね。 

ただね、いつになったらその制限が解除になるんだろうっていう目安(基準)が示されないのが非常にモヤモヤするんですね。
イベントに関しては人数制限が解除になりました。(但し、声出しはまだ禁止されています)
感染が落ち着いているとは言えないけれど、経済を回すためですよね。
日本もとっくにウィズコロナにシフトしてきていることが明らかです。
一方で、ゼロコロナ政策の中国が今の上海の状況をどのように収束させていくのかは凄く興味があります。 

そして、市の会議もいつの間にか対面で行われることになりました。
何の根拠も示されることもなく。 

全ての参加者が3回目のワクチンを打っているから?
マンボウが明けたから?
新年度になったから?

相手を納得させるだけの理由を言わず、「こういうご時世だから」という、
「お前、空気読めよな」的な同調圧力っていうものが本当に腹立たしく思っておりまして。
どの面下げて「今度からは対面で行うことになりました」って言ってくるんだろうって思っていたんですね。
何か一つでも文句や皮肉を言ってみたい気もするんですが、誠に大人気ないので黙っていることにします。 

こういう時、為政者たちにはとても便利な言葉があります。
「総合的に判断する」
という魔法の言葉です。 

この言葉を前にすると、ご老公の印籠を前にした下々の者のように何も言えなくなり、従わざるを得なくなるんですね。
「総合的に」って言われると根拠なんて全く不要になりますから。

2022.04.01  新年度
4月になりました。
僕にとって3月は結構長く感じられたものですから、「待ちに待った」感が否めません。 
家の前の公園の桜も綺麗に咲いていまして、沈んだ気持ちも幾分晴れやかになります。

月が替わり去って行った人、そして戻ってきた人が当院にもおります。
人生のステージを一つ登り、また一緒に働いてくれます。
彼女がいない間に当院では発熱外来やコロナワクチンといった業務が始まりましたので、暫くは戸惑いもあるでしょうが、若いのですぐに慣れてくれるでしょう。 

センバツは大阪桐蔭が圧倒的な力の差を見せつけて優勝を飾りました。
コロナ感染により大会直前で辞退せざるを得なかった京都国際や大会途中で辞退した広商は非常に気の毒でしたが、
有観客でブラスバンドも入れての応援が可能となったことはとてもよかったと思っています。
 

そして、実力校が実力通りに勝ち進むことについて僕は肯定的に捉えています。
桐蔭はズルいとか、面白くないといった否定的な意見もあろうかと思いますが、球児には何の罪もないと思っているんですね。
視聴者の立場ではもっと拮抗したスリリングなゲームを見たいのかもしれませんが、当事者(選手)はそんな外野を楽しませるために野球をやっているわけではないし。

プロであればチーム力にあまりにも差がありすぎると興行的に面白くない、という指摘を考慮する必要性が起こります。
だからドラフト制度を導入したり、FA移籍に人的、金銭的な補償をつけたりします。 

以前にも書いたことがありますが、東大、京大に入るために開成や灘に行くのと甲子園に出るために大阪桐蔭、東海大相模、智辯和歌山なんかに行くのとどう違うんだろう。
高校サッカーでも青森山田や東福岡も全国各地から有望選手が集まります。
そこでは特待生と言う名の下、有力選手は入学金や授業料や免除、減額される制度があります。
進学校でも成績優秀者は特待生としてやはり授業料が免除になる制度があります。 

スポーツの世界で、地元の子は地元の学校に行くべきだ、県外からの生徒は制限すべきだという意見がまかり通るのであれば、
学業で特筆されるような有名私立中高一貫校も県外生徒を制限すべきという意見を採用すべきだと考えられますが、そうはならないんですね。
 

スポーツバカはダメだけど、勉強バカはオッケーというダブルスタンダードは何かおかしいと思っています。 

しかし、大阪桐蔭の打撃は凄かったです。
夏は各チームが「打倒、大阪桐蔭」で切磋琢磨してくれればいいですね。 

 

最後に。
今日、帰りの車で聞いた曲は、
Mr.Childrenの「あんまり覚えてないや」 

今の心境にとてもフィットしていて…。



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