独り言


2022.03.26   突然の雪
寒の戻りにしては随分と戻りすぎじゃないですかってくらいの寒さでした。
寒いこんな日は暖房を強くして部屋を暖かくしなくてはいけないはずでしたが、
節電のお願いという、大層ご無体な要請が出ておりました。 

♪♪突然の雪は 君を無口にさせた 三回目の冬が 今終わる♪♪ 
         「KIRAKIRATRAIN 」 by いきものがかり 

ただ、患者さんとの会話のとっかかりとしては話が弾んで決して無口にはならずに済みましたけどね。 

電気料金の値上げのお願いに節電のお願いと、消費者は電力会社のお願いにはとても弱く、言うことを聞かざるを得ない辛い構図になっています。 

先日、JR九州に乗っておりましたところ、「運賃の見直し」なるものの放送が流れておりました。
こういう時、「見直し」イコール「値上げ」と相場は決まっています。
価格が下がることはまずありませんから。
「料金の改定」というのも「値上げします」とイコールですよね。 

こういった本質を隠すような表現が多くなっていて、なんだかモヤモヤ感が残るんですね。
きちんと正直に説明することを避ける風潮っていうのかな、批判されることを恐れる表現というのかな、
そういったものがこのところ日本全体に広がっているように感じています。 

さて、3月も終盤、来週は新年度となります。
新しいステージに進む若い人たちがうちのクリニックにも数多く訪れます。
健康診断を受けたり、各種診断書の作成のためなんですが、そういう若者に対しては何故か応援したくなりますね。

2022.03.19  予定変更
今週はフル稼働につき、大変疲れてしまいました。
マンボウ期間が終わろうとしているのに患者さんのニーズは依然として高いため、発熱外来を閉じるわけにもいかないんですね。
連日防護服を着て検査をしていますが、「先の見えない暗いトンネルの中を進んでいるような気持ち」
という、コロナ病棟で働いている方の心情が少しわかった気がしています。
だからといって、「もう協力できませんよ」って投げ出すわけにもいかないし。  

先日、大きな地震がありました。
お酒を飲んでいたせいもあって、「何だか揺れているなあ」くらいの感覚でそのまま夢の続きを見ていたんですが、
翌朝のニュースでは結構大変な事態が起こっていたんですね。

自宅でも飾っていた8匹のクマのうち6匹が床に転がっていました。 

多分「正常性バイアス」という心理も大きく働いていたんですね。
「このくらいなら大丈夫、大したことないよね、いつもと同じくらいの揺れでしょ」
避難より睡眠を優先する、そんな僕は逃げ遅れるタイプの人間だと思っています。 

そして、明日からは待ちに待った連休です。
当初の予定では娘と近場に遊びに行く予定でしたが、急用のため泣く泣くキャンセル。
「パパの分のチケットは別の人を誘って行ってね」と。既に相手は見つけたようです。  

明日はいつもより早く起きなくっちゃ。

2022.03.12  ファイザー人気
暖かくなってまいりました。
今日は暖房がいらないくらいの暖かさでした。
あと2週間もすれば桜も開花するんですね。 

ただ、個人的には気の重いこともあるのですが、それは脇に置いて。 

コロナワクチンについて。
かかりつけの患者さんからは、「ここでも打てるって聞いたんだけど、予約が入らない」
とのご指摘を度々受けています。 

決して僕が予約制限をかけているわけでもないのですが、誠に申し訳ないです。
接種予約は市の方で一括管理しているんですね。
僕のパソコンでは、いつ、誰の予約が入っているかの確認は可能ですが、
「この患者さんをこの日に入れてください」というリクエストはできないことになっています。 

この前も、その予約画面を見せて、
「こんなに空いているから、市の保健センターに連絡してみて」
と教えてあげましたら、早速希望日に入っていました。 

しかし、10日昼の時点で3月末まで予約が埋まってしまいました。
この日に一気に予約が入ったみたいです。 

まずファイザーを打てるところを探して、どうしてもダメならモデルナを打つ
という方が結構いて、これが3回目接種が遅れている一因なんでしょうね。
 

ロシアがウクライナに侵攻したことへの是非は言うまでもないのですが、
それに対する影響力のあるコメンテーターの言葉について。
「ウクライナ国民の幸せを考えるのであれば降伏するべきだ」
「プーチンが辞める(死ぬ)のを待って、その後祖国に戻ってくればいい」 

では、仮に日本がウクライナの立場になったとしてもこの人は同じことを言うのだろうか?
圧倒的な軍事力に勝る大国が日本に侵攻したとしましょう。(例えば中国やロシア)
日本は無条件降伏し、国民はどこかよその国に逃げて、命を守ることを優先させるべきだと。
習氏やプーチン氏が退陣したら日本に戻りますか?戻れますか?
しかし、そこには自分の家はなく、占領した国民がいます。

戻ったときには政治体制も自治もよその国のものになっているとは考えないんでしょうか。 

「プーチンさんが死んじゃったのでウクライナはお返ししますね、明日からは元のように暮らしてくださいね」って、
言うわけないやろ。 

どっかの弁護士さんには困ったものです。

2022.03.06  
女子プロゴルフが開幕しました。
例年、ダイキンオーキッドレディースでツアーがスタートします。
思い起こすと2年前、たまたま沖縄に行っていたんですが予定されていたこのツアーは中止になりました。
コロナが流行し始めた頃ですね。
行く予定だったプロ野球のキャンプも行けなくなった年でした。
タクシーの運転手さんの寂しそうな顔が思い出されます。
ゴルフ場の横の道を走りまして、幟だけが寂しそうにはためいていました。 

日曜日の午後、こんな晴れた日には映画を見に行った後は競馬を見たり、ゴルフを見たりしておりました。
家には誰もおらず、何をしていても怒られないので、自分で作ったつまみを食べながらハイボールを飲んでいたんですね。 

女子ゴルフの開幕、センバツ高校野球、そしてプロ野球開幕、ついでだけど内科学会の開催と季節は進んでいきます。
春が来たんだなって。 

そういえば、うちにもフレッシュな話題がありまして。
医療事務の卵が今週から研修に来ます。
小さい頃からうちのかかりつけのお嬢さんでしたが、医療事務職を専攻することになり、うちを研修希望先に指定してくれました。
嬉しいじゃないですか。
患者さんとして来ていた子が今度は職員として働くって。 

3月という季節、僕は好きですね。
若者が新しいステージに踏み出していくための準備に忙しくしている姿を見るにつけ、
「若いっていいなあ」
「応援したいなあ」
という気持ちが芽生えます。

2022.03.05  価格上昇
花粉症の季節です。ただ、例年に比べて患者さんは少なめですね。
幸いなことに僕は花粉症とは殆ど無縁なのですが、何年か前に凄く目がかゆくなった年があって、「とうとう花粉症デビューか?」と思いましたが、今は大丈夫です。 

ものの値段がどんどん上がってきていることについて。
原材料費、物流コストが上昇していて、それを商品に転嫁せざるを得ないというのがその理由ですが、これまでよく我慢してきたなっていうのが第一印象でした。
とにかく日本の消費者は値上げをとことん嫌いますね。 

「低価格」、それが消費者への最大のサービスだという信仰が蔓延っているせいだと思っていまして。
「隣のお店の広告を持ってきてください、うちはそれより安くしますよ」という家電量販店。
「定価で買うなんてバカじゃないの、値切って買うのが当然よ」という消費者。 

適正な価格っていうのかな、値段に応じた性能、耐久性、品質、そして、サービス。
そんなものを無視するような価格破壊が消費者のマインドを変えていったのではないかと思います。
そして、消費者が企業を育てる(持続可能な会社へと)、逆に企業が消費者の購買行動を育てるというサイクルがなくなってきたように感じています。
これまで「企業努力」といって努力して削っていたのは主に人件費や下請けへの支払いでした。
しかし、それもいよいよ削れなくなってしまい価格へ転嫁することになったと考えられます。 

今回の値上げは果たして従業員の賃金上昇に繋がるでしょうか?
多分、ノーだと思っています。
原油や小麦をはじめとする輸入原材料費の価格上昇が主な原因といわれていますから、これを賄うのに精一杯で、従業員の給料を上げる分までは回ってこないでしょう。
となると、給料はそのままで物価だけが上昇することになります。
国民はひたすら我慢を強いられるわけで。 

ガソリン代もじわりじわりと上昇しています。
元売りには補助金を出しているようですが、国民の事を考えるのであればトリガー条項を発動すればガソリン代は確実に安くなるはずです。(地方の税収は減るけど)
都会に住んでいて車を持たない人にとってはガソリン代がいくら高くなろうが関係ないと思いますが、車が生活の足である田舎者にとっては今の値段はきついですね。
ひたすら燃費向上のため、安全運転を心がけております、はい。 

このままずるずると補助金を出しておいて、選挙が近くなったらトリガー条項を発動して、
「ほら、ガソリン代が安くなったでしょ、我々のお陰ですよ」
とならないことを願っています。



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