独り言


2021.05.22  狐の気持ち
「灯台下暗し」を地で行くニュースでした。
見つかってよかったですね、蛇。
そこの住人は、「もしかしたら夜中に飲み込まれていたかも」って思ってるに違いないです。 

今週からワクチンの予約が始まりました。
患者さんに、「取れました?」って聞くと、予約が取れた人は1-2割位だったでしょうか。
多くの人は電話が繋がらない、ネットもアクセスできないようで、運よく予約できた人はやはりお子さんやお孫さんが貢献している様子でした。

こんな状態の中で今後のワクチン接種で危惧する言葉がありました。

「もう嫌になっちゃった、もうワクチンなんて打たなくていいかと思ってきた」

そうなんですよね、目的は重要なのに、その過程があまりにも困難だと諦めてしまい目的が達せられなくなってしまう。
「こんなにチャレンジしているのに一向に成功しない」
「自分の努力は無駄なんじゃないか」
「何だかバカバカしい」
と思わせてはダメなんだけど、今回のワクチンの予約狂騒は高齢者にとってはあまりにむごい仕打ちのように感じました。
 

   高ければ高い壁の方が 登ったとき気持ちいいもんな
   まだ限界だなんて認めちゃいないさ ♪♪      「終わりなき旅」 by Mr.Children

と桜井さんは歌っていましたが、
朝から100回も電話をかけ続けることなんて僕にはまっぴらごめんです。 

僕は諦めが早い方なので、
「もういいや」
「ワクチン打ったって効果はないよ」
って「すっぱい葡萄」みたいなことを言っちゃうに決まってます。 

大勢で少ないものを奪い合うっていう構図が元々好きじゃないので、
最初からその競争には参加しないという生き方をしてきました。
だって疲れちゃうんだもん。

そのうち市場に出回ってくるでしょうからその時に手に入れればいいやって思うんですね。
だから、これまでも「レアもの」とか「限定もの」を手にすることはありませんでした。
まあ価値観は人それぞれですから。

コロナのワクチンはいずれ打てるでしょう。12か月早いか遅いかの違いのようにも感じます。
しかし、何とかならんもんかなあ。

2021.05.16  余り
他人が得をすることに非常に敏感な人っていますね。とみに最近多いように見えるのは気のせいなのかなあ?
パイが大きければ自分もそのパイの分け前にありつける可能性が高いけれど、パイが小さくなればそれを奪い合うことになるって考えると、すんなり腑に落ちるんですね。
そして、「金持ち喧嘩せず」とか、「貧すれば鈍する」なんて言葉が思い浮かびますね。
モノやお金がふんだんにあれば人の心には余裕が生まれますが、今の日本は凄く余裕のない国に成り下がっているように感じています。 

ワクチンが沢山あれば、少しぐらい首長さんが早めに接種したところで目くじらを立てることもなかったでしょうに。
ワクチンが少ない所に持ってきて、その言い訳がとても見苦しかったです。
「破棄するのが勿体ないので我々が適正に判断して打ちました」って言えば済む話なのではって思いましたけどね。 

予約通りに接種希望者が全員来場して、人数ピッタリにワクチンを使い切ることなんて、なかなか難しいのではないかと思っています。

当日急用ができて来場できなくなったり、急な発熱で接種できなかったり、それこそ無断キャンセルする人だっているわけで。
そんな時にどうやって余ったワクチンを使い切るかが接種主体者の腕の見せ所でしょうね。

それこそ「つべこべ言わずに誰でもいいから打っちゃいましょう」でいいと思っています。

2021.05.15  ワクチン予約開始にあたって
牛久市でも来週から高齢者を対象としたコロナワクチン接種の予約が始まります。
これまで多くの自治体で予約の受付でのトラブルが起きていますので、当市でもすんなりとはいかないと思っています。
一日でも早く打ちたいという気持ちはわからないでもないのですが、少し時間が経てば希望者はちゃんと打てると思いますよ。

先日、市主催の予防接種委員会に出席してきまして市の方針が確認できました。
全国各地の自治体ごとに工夫がされていて(○○モデル)、個別接種(クリニックでの接種)が中心のところもあれば、集団接種(大規模会場)をメインにやるところもあります。
そして、牛久市は集団接種を主体にやる方針でした。
どちらがいいかは一概には言えないのですが、こればかりはやってみて中間評価をすべきでしょうね。
(接種人数のスピード、人件費、利便性、リスクマネジメントなどの評価)

先月あたりから通院中の患者さんから、「是非、先生のところで打ってください」という嬉しい言葉を頂戴していたのですが、
「まだ、確定的なことは知らされてないから、もうちょっと待ってね」ってお話ししていました。

個別接種は通院されている患者さんにとっても、僕にとっても非常にやりやすいシステムだと思っていました。

しかし、市から提示された条件(個別接種施設として認められるための)をうちのクリニックではクリアできませんでした。
それにも増して、一番のネックが、「自院のかかりつけの患者さんを確実に自院で打つことが確約されていないこと」でした。
いくら僕のクリニックで打ちたいと患者さんが言ってもそれが叶わないんだそうです。(市の説明では)

インフルエンザワクチンのように簡単にできればよかったのに。

結局、うちにかかりつけの患者さんは集団接種会場か、若しくは基準を満たしたクリニックで打ってもらうことになります。
今回のワクチンは接種のシステムが複雑で煩雑でガチガチに管理されていて(当然なのかもしれません)、小さなクリニックでちまちまやるのは難しいと感じました。
しかし、これからファイザー製だけでなくモデルナ製、アストラゼネカ製と出てくるんでしょうし、基礎疾患ありの人から若年者層と範囲が広がることを考えると、
ますます事務処理は煩雑になってくるように思います。


その時も自治体が全てを管理し、集団接種を続けていくのだろうか?
そして、僕らは休日を返上しながら接種に駆り出されるのだろうか?

2021.05.08  マッチポンプ
連休明けの仕事というのはいつもより疲れますね。
今週は正味2.5日しか働いていないのにやけに疲労感が強かったような。 

ボールペンを握る手、内視鏡を操作する腕がいつもと違う感じがしていました。 
来週からは通常モードに戻りますのでよろしく。 

当初511日までの東京に出されていた緊急事態宣言が今月一杯まで延長されました。
先に購入していた試合はまたもや無観客の措置で払い戻しになるのかと思ったら、何故か有観客で見られることになったようです。
期間は延長されるのに措置は緩和されるって、やることが何ともチグハグ、中途半端、まあいいんですけど。

こっちで火を消そうとしているのに向こうでは焚火を始めようとしている感じ? 

そんなことをやってる政治家たちを国民の大多数は支持しているんだから。
多分正しい政策なんでしょう。

2021.05.05  散歩
連休だから寝坊できるのに、いつもの習慣でなぜか早起きしてしまいます。
いつもより少し遅く寝てるんだけれど、朝はほぼいつも通り。
5時前に目が覚めるなんて爺になったのかもしれません。
折角の連休なのに勿体ない。 

季節は初夏です。
早く起きたことだし緑の木々の間を久々に散歩してみました。
以前は鬱蒼としていた木がかなり伐採されていて、向こうがよく見渡せるようになっていました。
木の生育上、間伐するべきなのか、防犯の上で行ったものなのかはわかりませんが、公園の景観としては随分すっきりしました。 

散歩のときにマスクを着けるのは何だか嫌なものですね。
とても息苦しいし、汗もかいちゃうし。
朝の早い時間、戸外を一人で歩いているだけなのにマスクをするって、非常にナンセンスだと思うわけで。
大声で歌いながら歩いているわけでもなく、咳き込んでいるわけでもないし。
マスク警察に怯えてマスクしているだけ?非常識な人間だと思われたくないから仕方なく着けているだけ?
科学より、世間体(周りの空気)を重んじる自分にも少し自己嫌悪。 

せめてこんな気持ちの良い朝は通気性良好なマスクをして散歩することにしましょう。

 いつか 冴えわたる初夏の日
 君と二人京都へ 鼻うたをからませて
    (中略)
 そんな夢を見てるだけさ 昨日も今日も明日も
 時が流れるのは しょうがないな
 でも君がくれた力 心にふりかけて

 ぬるま湯の外まで 泳ぎつづける  ♪♪  「初夏の日」 by スピッツ


連休中はどこも人出が多かったそうですね。(テレビのニュースより)
僕はお国の言う通り、どこにも出かけず、外食もせず、ドラッグストアとコンビニへの買い物をしたくらいですが、まあ退屈でした。
ただ、溜っていた本を読めたし、80年代シティポップを飽きるほど聴けました。

しかし、小さいお子さんでもいればやっぱり出かけることもありますよね。
だって、昨年からは楽しいイベントの時期は殆ど自粛の要請ばかりでしたから。 

「もう十分我慢したよ、よく頑張ったよね。」
「そろそろいいんじゃないの?」
「いつまで我慢させれば気が済むの?」
「それで何かいいことがありますか?」
「去年と同じ事してるけど、それで今があるわけでしょ。結局失敗したんじゃないの?」
「マスクしてれば感染対策できてるでしょ。」
「自分たちだけ我慢するのは何か不公平っていうか、みんなも出かけてるでしょ。」

そんな声が聞こえてきそうです。

それともう一つ大きなものとして、
「結局、オリンピックやりたいから自粛させてるだけじゃないの?」
という反感が世間の自粛拒否を後押ししているように感じています。

2021.05.01  GWでござるよ
今日の外来はとても暇で、連休ともなれば病院になんて行ってられない気分、どこか心はウキウキしてしまうのでしょうか。
夕方からは雨が降りましたが、明日からは部屋の掃除をしたり、布団を干したり、庭の草取りをしたり、普段やれなかったことができる4連休です。
GWが終わればあとは海の日まで祝日がありませんので貴重な連休なんですね。 

あと、読み終えた本を乱雑に重ねたままにしてある本棚も、作家ごと、出版社ごとに綺麗に並べて所謂「書斎」らしくしなくちゃ。
本に関しては基本的にずっと保管しておくというのが僕のポリシーです。
だから本棚にはどんどん溜まっていきます。
リサイクルショップに持っていくことはまずありませんし、もし必要がないと判断すれば捨ててしまいますね。
本は買うことにより出版業界が繁栄し、それにより作家は新しい本を出せるだろうって考えているんですね。 

古い本を整理していて、「どうしてこんな本を買ったんだろう」って思うこともありますが、できれば10年後、20年後も捨てずにとっておけるような、
そして、読み返せるようなものを揃えたいと思っています。

 
折角の連休なので、なまった体を動かすことも必要でしょうってことで、ウォーキングを取り入れる予定にしております。
さすがに走るのは膝が痛いのでやめておきますが、公園を徘徊して目標はマイナス1キロ。
 


東京、大阪で大規模なワクチン接種を行うそうです。
とてもいいことだと思っていますが、是非ここで国会議員の方々、特に医師免許を持っておられる方は協力していただくと、
「私は国民のために働いています」っていう凄いアピールになると思いますよ。
 

こういう時に兎角、売名行為だって言うお方がいらっしゃいますが、医師免許はこういう時にこそ活用しなきゃ。
厚生労働部門に属していながらコロナ対応では目立った功績をあげていないようですし、
悪名高き日本医師会の汚名返上とばかりここは連日ワクチン会場に馳せ参じて高齢者の皆様にワクチン接種している姿を見せれば、
政党支持率もアップするだろうし、次回の選挙にも有利に働くと思いますよ。
メディアもきちんと映してくれることでしょう。



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