独り言


2021.03.21  陰謀論?
選抜高校野球が始まり、診療の合間に見ております。
最近はネットでライブ映像を視聴できるようになり非常に便利になりました。
やっぱりお客さんが入っているっていいものです。
昨春は中止、そして昨夏は1試合だけの練習試合みたいなつまらない催し物を見せられただけに、久々にトーナメントを戦っている姿って見ているこちらも興奮します。

21世紀枠という出場校、もう20年経ちました。2080年、2090年になっても21世紀枠ってあるんだろうか。
次は22世紀枠だって言うのかもしれないけれど、それより東京の準優勝校とか、東北のベスト4から1校を選んでやって欲しいな。 

そして、今年は色んなスポーツイベントやエンターテイメントをやって欲しいですね。
1年を経過して、どうすればできるかを学んできたわけですから。

僕の担当している市の会合もやっとで対面方式で開催されることになりました。(当然です)
そこには科学的根拠より雰囲気(空気)が優先されていたわけだから。
常に「こういうご時世だから」という免罪符のもと、空しい1年間でした。 

クリニックに出入りしているメーカーさんも対面で面会をされる方もいれば、資料を勝手に送ってくれるだけの方もいます。
さて、同じ薬効のお薬を処方する場合、どちらを採用するか。
当然ですよね。

もう一つ
安い治療薬よりワクチンで儲けたいから治療薬の治験が進まない、進めようとしない。
そこには何か大きな力が働いているのではないだろうか。(邪推です) 

従来からある日本の治療薬はエビデンスがないと言われて、承認が得られません。
ワクチンより薬が欲しいって言うのは間違いなんだろうか。 

日本でもワクチン接種がゆっくりと始まっていますが、一般の人に順番が回ってくるのは果たしていつになる事でしょうか。
そして、ワクチンの予防持続期間は如何ほどなんでしょう、2回打ちで1年ぐらい持ってくれればいいのですが…。

インフルエンザが流行するのは概ね冬場だけで、ワクチンも1回打ちで、45ヶ月持てばいいよっていうものでした。接種の時期は10月~12月までですね。

それも接種するのは小児から老人までで3割くらいでしょうか。
しかし、コロナって波はあるもののほぼ1年中活動していましたので、1年を通じてコロナワクチンをどこかで誰かに打つということになるんでしょうかね。
何だかとてつもなく大変な作業になるような気がしてなりません。

だって、16歳以上の国民が対象で、回数も1回から2回、そして接種率は8割以上、それに今年1回で終わりっていう訳ではないでしょ。

そして、秋にはインフルエンザワクチンの接種も始まります。(昨年は殆ど流行らなかったから接種する人は減るかもね)
今でこそ優先接種の人とそうでない人の区別がありますが、2シーズン目、3シーズン目ともなると何が何だか訳が判らなくなるんじゃないかと思います。
それにも増してコロナワクチン接種に対するシステムの煩雑さ、厳格さといったらインフルエンザワクチンの比じゃありません。
あれを1年を通じてやるとなると…、眩暈がしそうです。

国の財政面からも考えてみると、コロナが完全に終息すればいいのですが、インフルエンザのように変異をしながら流行を繰り返すとしたら、
外国製のワクチンを延々と打ち続け、その費用は国が負担するという今の制度は亡国的なものになると思います。

国産のワクチン開発を支援し、有効な治療薬を承認することの方が長い目で見れば財政的にもお得なのではないかと思うんですね。
 

2021.03.20  ナイアガラ
シティポップという音楽ジャンルが何故か今、見直されているというか、海外でもブームになっているという現象にはちょっと驚きでもあるし、少しうれしい気もしています。

アイドルの歌う歌謡曲を聴いて育ち、そのうちフォーク、そしてニューミュージックやシティポップへと趣味や趣向が変化してきました。
ニューミュージックとシティポップがどう違っているのかはようわからんのですが…。

山下達郎、杉山清隆、竹内まりや、杉真理、角松敏生、稲垣潤一、そして大瀧詠一さん。
このあたりの曲はその当時、貧乏学生だった僕らはレコードやCDを買うお金がないので、レンタル屋に行ってカセットテープにダビングして何度も何度も…、
それこそテープが擦り切れるほど聴いていたものでした。

真夏の車の中にカセットテープを置いておくとテープが伸びてしまうこともしばしば。
そして、レコードやCDからではなく、カセットテープからダビングするためにはカセット入れが2個ついているダブルラジカセも必須アイテムでしたね。
また、カセットテープを収納するための棚をホームセンターで買ってきて、100本も200本ものカセットテープを入れてたんだよなあ、今は1本もないけど。
そして、外からでも中身が判るようにインデックスカードにはタイトルと収録されている曲名を書いていました。 

先日、本屋さんでぶらぶらしていたら、とても懐かしいイラストが目に入ってきました。
プールにパラソル、そして青い空。
この組み合わせは「A LONG VACATION」のようだ。(雑誌「pen4/1号です)
速攻でレジに持っていったのは言うまでもありません。 

35年以上前に買ったレコードはまだ持っていますが、それをかけるプレーヤーはもう手元にはありません。
レコードに針を落とした時のゾクゾク感、それに続く軽快な前奏、そして、
   
く~ちびる つんと尖らせて~

今でもこのアルバムは時々聴いております。今ではカセットテープなんてものはなくなって、パソコンに取り込んだものを手軽に聴くことができるんですね。
便利になったものです。

2021.03.13  春の嵐
春の嵐みたいな荒れた天候のもと、ランチに出かけたでござるよ。
いつものお店ではなくて、少しだけ足を伸ばしたところにあるお蕎麦屋さんでした。
上品な佇まいで量も少な目、メニューも僅かですから必ずしも腹ペコさんやファミリー向きのお店ではありません。

以前は往診の帰りに立ち寄っていたのですが、ここ1年はご無沙汰しておりました。
おひとり様だと以前はテーブル席に案内されていたのですが、今回は個室のカウンター席へ。
少しぬるめのそば茶を飲み、読書をしながら料理が来るのを待つ。 

ちょっと辛めのツユに少量の蕎麦をつけて一気に啜る、土曜日の午後のささやかな贅沢でした。
ただ、天麩羅も食べたからちょっと胃もたれ気味。

コロナワクチンの接種が始まって色んな副作用の話が出ております。
アナフィラキシーや血栓症というあたりはなかなか心配ですね。
アナフィラキシーに対してはエピネフリン、挿管、酸素も準備せねばならず、なかなか大変です。

当院でも個別接種をする予定ではありますが、ワクチンがいつ、どれだけ入るのかは現状では全く不明です。
それ以前に、医療機関向けの説明会が開催されていないのでクリニックでの接種はまだまだ先かもしれません。
自治体も年度末で非常に忙しい時期でしょうから、やいのやいの騒いでも可哀そうな気がしますね。

お茶でも飲みながらのんびりと待つとしましょう。

2021.03.07  春を待つ
日曜日の午後、久しぶりに有観客で開催中の女子ゴルフを見ておりました。
やっぱり観客がいるといいですね。野球もサッカーもですが、気分が晴れ晴れとします。
昨年、沖縄に行った時、女子ゴルフの国内初戦のダイキンオーキッドレディスが中止になったというニュースが流れました。
開催されるはずだったゴルフ場の脇を通った時、まだ幟がはためいていたんですが、タクシーの運転手さんの悲しそうな表情が思い出されます。
 

また、昨日、今日と札幌ドームのオープン戦も有観客でやっていまして、今年こそチケットを取るぞって自然と気合も入ります。
果たしてオリンピックはどうなるんだろう?
仮に、開催されたとして、それも海外客を入れずに日本国内のお客さんだけを入れた場合を想定してみます。
競技によってはとても悲惨な絵になると思っています。

どうしてかって?
メジャーな競技とマイナーな競技との格差と言うより、日本人選手が絡んでない競技や組み合わせというものには殆ど観客が入らないのではないかと思っています。
日本国内にいるその国の出身者や関係者が応援に行く程度のものになりそうなんですよね。
野球やソフトの日本以外の試合ってどれくらい人が集まるんだろう?サッカーも心配です。
そこは純粋にその競技を楽しむ、観戦する、オリンピックの空気を吸いに来るというファンがどれだけいるかが分かる指標となるのかなあ。  

大学生は丁度春休みになったので、うちにも約1名戻ってきております。
しかし、自粛を要請されているためどこにも行けず可哀想ですね。
夏休み、冬休み明けには必ず試験がありましたが、進級が決まった春休みくらいゆっくりできるのに…。

春休み、春を待つっていうのはこんな気分? 
  
   ただ春を待つのは哀しくも楽しく
  見え隠れ夢の夢 あなたにも届いたなら    「ただ春を待つ」 by スピッツ 

2021.03.06  お別れ
朝日がまぶしく前方の信号が青だか赤だかわからなくなる季節となってまいりました。
3月に入り部屋の暖房もいらない日もあって、やはり春はいいものです。 

しかし、昨日はちょっと辛く悲しい日でもありました。
ずっと診てきた患者さんとの別れはいつも辛いものです。 

何かもっといい治療がやれたんじゃないか、ああしておけば、こうしておけばって。
でも、素晴らしいご家族に見守られながら旅立つことができたことは良かったのかな。 

長年元気で、いつも笑顔で迎えてくれていた人が、ある日突然体調を崩していくってこと。
誰もが去年より確実に一つ年を重ねていきます。
80歳や90歳になれば確実に臓器は衰えていきます。90歳の時より元気になる91歳の高齢者ってそうはいませんよね。
ましてや100歳を超えていれば。

いつの間にか衰えて、死に近づいて行くもの。
でも普段の毎日の中ではなかなか実感できずに昨日と同じ今日が訪れて、また同じような明日がやってくると勘違いしていました。

「また来月来るからね」って。
そんなことを思い知らされたこの7日間でした。 

   当たりまえと思ってたら 壊れてく
   風を受けて 水面が揺れた       「テクテク」 by スピッツ



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