独り言


2020.07.26  梅雨明け間近
連休も終わり、明日からお盆休みまでノンストップです。
あと少しで梅雨も明けそうですからいよいよ夏本番を迎えようとしています。

皆さん、今年の夏のご予定は?
折角、政府もGo Toキャンペーンをやってくださっていることですし…。
しかし、そんな雰囲気にはならないんじゃないかと思っています。 

国民だって「今は自粛すべきだ」、「今は少し緩めてもいいんだ」という判断はできると思うんですね。
だから、できるところから少しずつ、そこに政府が少し後押ししますよっていう感じであればいいのですが、
政府が先頭に立って旗を振って、「さあ、皆さん、出かけましょう」とけしかけても、国民はなかなかついてこられないんじゃないかと思っています。

そして、Go Toは進めておいて、イベントの観客数の制限解除はしないというのはどこか矛盾してないかなあ。
「やっぱり危ないって思ってるんでしょ」って誰もが思います。 

スポーツ観戦もできるようになりましたが、今年はチケットの申し込みを全くしていません。
当選の確率が低いだろうとか、都内への移動が怖いわけでもなく、それ以上にこんな状況で観に行っても、「全く楽しくない」というのが最大の理由でしょうね。 

入り口で検温を受けて、マスク着用が強制され、大声を出しちゃいけないとか、間隔を開けろとか、アルコールは飲むなとか…、禁止事項のオンパレード。
得点時にはタオルを回し、チャンスの時にはチャンステーマ、選手の打席では独自の応援歌を歌い、隣の人と喋り、売り子のお姉さんからお酒を買うっていうスタイルが良いのであって、
周りの
23席が空いている中、大人しく拍手だけの応援なんて、茨城から1時間半かけて行く価値は全くないんですよ。
だったら自宅にいながらテレビでのんびりとビールを飲みながら見ている方が断然リラックスができ、ストレス発散になります。 
 

そういえば先週、可哀そうな患者さんがいました。
自分の車で都内の友人を乗せ、神奈川へ遊びに行った翌日に咳が出たという理由で、
家族からは、「家に帰ってくるな」、会社からは「PCR検査を受けて陰性が確認されるまで社員寮に入るな」と言われて、泣く泣く自分の車で車中泊せざるを得なかった方がいらっしゃいました。
感染が判ると言われなき差別を受け、社会から排除されるというコロナの時代。
そういう仕打ちを受けるのであれば、
「少々具合が悪くても我慢しよう、万が一陽性だったら大変なことになるから検査も受けないでおこう」と思う人が増えてこないとも限らないわけで。
「感染しちゃったの、大変だったね。じゃあ、入院しましょうね。」
そして治ったら、「良かったね」と言ってあげることが重要で、感染を隠蔽される方が社会にとってのデメリットは相当大きいと思っています。

2020.07.23  連休、そして Go To
巷では今日から4連休だそうですね。
3月の3連休の時には散々、「気の緩み」と叱られた覚えがあるのですが、今回の4連休では国のお墨付きがありますので、少々気が緩んでも叱られることはないでしょう。
 

残念ながらうちは×△〇×といったスケジュールで連休の恩恵にはあまり与っておりません。
ただ、平日のお休みというのはまあ嬉しいですよ。

朝、クリニックでサクッと用事を済ませて、県を跨いでの移動(栃木県まで)をして戻ってきました。
決してGo to関連ではなく、物品を受け取りに行くという仕事の一環でのものでした。

今やどこでも外を歩く人は必ずマスクをしているんですね。
僕も患者さんに頂いた格好いい手作り布マスクを着けて出かけました。
途中の道の駅では検温の洗礼も受け、「大丈夫でーす」と言われ入館できました。

本来であれば子供たちは夏休みに入っている時期ですが、今年は本当に可哀想です。
大人であれば事情を理解して我慢することができますが、自分たちには何の罪もない小学生たちは、理不尽にも短くなった夏休みや制限された日常生活(新しい生活様式)をどうやって納得させられるんだろう。
以前の生活を覚えていなければ意外と順応できるんでしょうが、コロナ前の生活に戻りたい子どもたちは非常に大きなストレスを感じているんじゃないかと。
今後の精神的な成長に悪影響が出なければいいと思っています。

2020.07.18  同世代
今年はやけに梅雨が長く、そして寒い日が続いています。
例年、海の日あたりには梅雨も明けるのですが、今年はもう少しこんな天気と付き合うことになりそうです。
また、例年は日曜日の外出が多くなるのですが、今はステイホームで読書タイムが増えています。
本当は運動でもすればいいのですが、「雨が」、「気温が」なんて言い訳をしてはうちに籠っているんですね。 

今日は半ドンだったので、一人でちょっと昼食を食べに行きました。
午前中の雨も上がって、
 雨上がりの切れ間から 差し込む陽の光たち 街を洗う~  (「仲良し」 by スピッツ)
と口ずさみながら。
しかし、太陽は厚い雲に閉ざされたままでしたね。

注文したのは藤井棋聖のような豪華な勝負メシではないけれど、少し贅沢に鴨せいろ。
濃い目のつゆには柚の皮が入っていて非常に美味でした。

同じ時代を過ごしてきた人たち。
診察していれば患者さんの年齢というのが常に意識されます。
生まれた土地は違っていても同じ時代に同じテレビを見て、同じ教育を受け、同じ空気を吸ってきた人たち。
そういう人たちにはなぜか「同志」という感情を抱いてしまいます。

彼ら彼女らとは生まれ育った環境は全然違います。まして同級生でもなんでもないのですが、どことなく親近感に近いものを感じるんですね。
不思議なものです。

2020.07.11  再流行
ブラジルのボルソナロ大統領が新型コロナウイルスに罹患しました。
果たして「ちょっとした風邪」であることを身をもって示すことができるでしょうか?世界中が注目していると思っています。
証明されたらそれはそれでちょっと困るかもしれませんが。

「検査をたくさんしたから陽性者が多いだけだ」
というロジックで感染の拡大を否定している人々は、どういうデータを示せば流行していると判断できるのでしょうか?
総検査数に占める陽性者数の割合が高くなれば流行していると言えますが、そんなデータを出すと、
「感染している可能性のある人に絞って検査をしたから陽性率が高くなったんだ」って言います。 

これは以前の37.5度以上、4日間という我々がなぜか誤解させられていた時代のことです。 

経済活動重視にシフトしてしまったものですからもう後戻りできなくなっているようです。
感染の拡大をどうしても認めたくないという下心が透けて見えてしまうんですね。

記者さんたちには、西村さんや都知事の
「緊張感をもって注視していく」
というコメントの真意を確かめて欲しいのですが、
「このまま増えても何もしないよ」という風に捉えても問題ないかと思っています。 

スポーツも観客を入れて開催できるようになりましたから、今更無観客に戻すことは難しいですね。
「ウィズコロナ」であって「ノーコロナ」は勘弁してくれっていうのが政治を扱う人々の思いなのかもしれません。

かく言う僕もコロナと共生、共存するべきという立場をとっていますので、「まあ、しょうがないかな」って思うようにしています。
罹りたくはないけれど罹ったときにはしょうがない、こういう仕事をしている限りリスクはゼロにはできないんですから。

自分の身を守るためには発熱している患者さんを「診ない」、「受け付けない」ことが最大の防御かもしれませんが、
昨日までは風邪でもインフルエンザでもどうぞおいでくださいって言ってた人が、今日からはコロナが疑われる患者さんは来ないでくださいって言うのはどうなんだろう。

そして、コロナの危険性がなくなった途端に、熱の出ている方でも何でも診ますよっていう態度は…。
まあいいんですけど。
 

香港に対する中国の仕打ちはとてもショッキングなものでした。
かつての日本での治安維持法のようなものでしょうか、言論の自由、表現の自由、思想の自由を奪うものです。
残念なのはこの明かな人権の侵害に対し、世界の中ではコロナのどさくさに紛れて大きなうねりにはなっていないように感じています。
トランプ大統領が人権にはあまり頓着しない人だからでしょうか、そして、日本も中国に何となく気を使っているように思えます。
表立って非難するような声明を出さないのは中国との経済的な結びつきを重視しているからでしょうか。
もしかしたら日本政府も中国のような国にシンパシーを感じているからかも、と邪推しちゃうんですね。
だって、トップが全て決めてトップのやりたいようにできるって素晴らしいじゃないですか。
自分に反対する者は片っ端から捕まえて処分できる、都合の悪い意見やデモは法律で規制して封じ込める。
以前、北海道でも与党候補者の選挙演説中に警察がこれに反対する民衆を排除したことがありました。
もし、これが逆のパターンだったら果たして警察は同じことをしただろうかって非常に興味があります。 

毎年恒例のようになった豪雨被害ですが、被災地の方々は本当にお気の毒です。
うちの実家は相変わらず呑気なもので、「いつもよりちょっと多めに降っちょるけど心配はいらんよ」ですって。
最近では梅雨の雨は「しとしと」という生易しいものではなくなったようです。

再建中の熊本城を見て、天草に渡ったのが昨年の夏、地震から漸く復興してきていたのに今回は県南で豪雨に見舞われてしまいました。
九州だけでなく岐阜でも被害が出ているようで、こんな時こそコロナ用に準備していた
10兆円の予備費を少しでも使えばいいのにって思った次第です。
(法律上は無理なんでしょうけど)


こういう雨の季節には「雨に唄えば」や「雨にぬれても」なんて曲を聴いています。
しかし、「雨のウエンズデー」(大瀧詠一)っていうのも捨てがたい。

2020.07.05  15→16
いつの間にか半年が終わりました。
しかし、季節の移り変わりを感じないままただ時だけが過ぎて行った感があります。
花見、入学、新学期、GW、新緑、田植え、そして梅雨入りと日本の四季を感じることもなく、ただ感染者数を気にする毎日だったこの3ヶ月です。


7月1日に突然のプレゼントが届きました。
「先生、おめでとうございます。」と言って一人の男性がお花を持ってきてくださりました。とても綺麗で心を和ませてくれます。



すっかり忘れておりました。
そうか、7月1日は開院記念日だったんだ。
あれ、これで何年目になるんだろうって頭と指で計算してみました。(16年目でした)

例年スタッフ一同で食事会をしていましたが、今年は取りやめにして、その分を少なくせざるを得ない賞与に充てましょう。
今年は賞与の明細を渡すのがとても辛い。



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